ストラトキャスターを改造するならここをチェック!~Fernandes ST-503編

2018年4月15日レビュー,エレキギター,ギターパーツ,ストラトキャスター,Fernandes,My Guitar

フェルナンデスのストラトキャスター・モデル ST-503の特徴と使い方、改造のポイント、改造履歴を紹介。

Fernandes ST-503 とパワーアップパーツ


Fernandes ST-503

メイプル1ピースネックにボディー材はアルダー(orバスウッドorポプラ?)の3ピースで一応フェンダーストラトキャスターの57年モデル(ネックシェイプはVではなくUだけど)。

このストラトキャスター・モデルは、ネックポケットに”ST-503”というスタンプがあったので、フェルナンデスのヴィンテージラインのリバイバル・シリーズ(RST-50?)と思ったのですが、シリアルもないし、オリジナルのパーツも安っぽいものなのが付いていましたので、調べてみると、新星堂(Rock Inn)オリジナルにこういうモデルがあったらしい。

ボディーやネック材は共通で、パーツ類を安いものに変えた感じですかね?いわゆる安ギターですが、私のような改造マニアには最適なギターです😊

フェルナンデス リバイバル・シリーズ

もともと良い音のするギターでしたが、サーキット一式、PU、ブリッジ、ペグ等を交換したところ、さらに好みのサウンドに変化しました。今では一番好きなストラトキャスターかも(^^)。


ストラトをカッコよくするためのパワーアップパーツ

ピックアップ

音を変える一番の近道はPU交換。注目のピックアップを集めてみました。

このギターには現在、ノイズレスタイプのPUが付いていますので、こちらではヴィンテージタイプのノイズレスPUをいくつか紹介します。

シングルコイルPUをノイズレスPUに替えてみた

DiMarzio Area’58 ( DP415 )

DiMarzio Area'58 ( DP415 )

エリア58は、1958年製のストラトPUを再現。フロントとセンターでの使用が最適ですが、リア・ピックアップとしてもご使用いただけます。

*すべてのVirtual Vintageピックアップはフルサイズのハムバッカーよりもノイズの軽減を実現しました。中でもArea’58とArea’61は特にノイズが少ないピックアップです。

直流抵抗 6.15k
マグネット:アルニコ 2

DiMarzio Area 58 – YouTube (動画)


DiMarzio Area’61 ( DP416 )

DiMarzio Area'61 ( DP416 )

エリア61は、1961年製のストラトPUを再現。もし、ナッシュビルからテキサスまで一本のギターでプレイするなら、Area’58と組み合わせてリア・ピックアップにセットすると完璧です。

*すべてのVirtual Vintageピックアップはフルサイズのハムバッカーよりもノイズの軽減を実現しました。中でもArea’58とArea’61は特にノイズが少ないピックアップです。

直流抵抗 6.15k
マグネット:アルニコ 2

DiMarzio Area 61 – YouTube (動画)


DiMarzio Area’67 ( DP419 )

DiMarzio Area'67 ( DP419 )

エリア67は、1967年のブライトでクリーンなシングル・コイル・ピックアップを再現。

DiMarzioでは、エリア・テクノロジーを採用することで完全にノイズを取り除き、クラシックなブライト感、そしてクリーン・サウンドを実現しました。

直流抵抗 5.86k
マグネット:アルニコ 2

DiMarzio Area 67 – YouTube (動画)


FENDER / Vintage Noiseless Strat Pickups

FENDER / Vintage Noiseless Strat Pickups

現行のエリック・クラプトン・モデルに搭載されているPU。ノイズレスでありながらヴィンテージ系ストラト・サウンドを再現。

直流抵抗値:ブリッジ/ミドル/ネック 9.8K
マグネット:アルニコ 5

Vintage Noiseless Strat Pickups – YouTube (動画)


ペグ

ペグでロック出来ればチューニングが安定します。ペグには径の異なるクルーソンタイプとロトマチックタイプがあり、互換性はありませんが、コンバージョン・ブッシングを使用すれば、ロトマチック→クルーソンへは交換可能です。

 


ブリッジ/テールピース

ギターにとって非常に重要な部分である ブリッジ。特にストラトキャスターで人気の50sや60sのヴィンテージサウンドを得るには、イナーシャブロックをスチール(鉄)のものに交換するのが効果的です。

 


コンデンサ/キャパシタ

コンデンサをちょっと良いものに変えてみましょう。トーンの効きやヌケの改善はもちろん、音の細いシングルコイルPUであってもトーンを絞ると太いハムバッキングPUのような音を出すことも可能になります。

ストラト等シングルコイルには0.047uFが一般的

 


ボリュームポット

安価なポットだと、ボリュームを絞ると音が痩せてしまうのですが、CTS製トーンポットは太いままクリーンになってくれるので非常に使いやすいんです。もちろん耐久性もGood。

ストラトキャスターなどパッシブタイプのシングルコイルには通常250KΩのポットを使用します。

 


FERNANDES ST-503の調整・改造の履歴

過去に行ったフェルナンデスのストラトキャスター・モデルの調整・改造 履歴一覧です。

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