ストラトキャスターを改造するならここをチェック!~Fernandes ST-503編
フェルナンデスのストラトキャスター・モデル ST-503の特徴と使い方、改造のポイント、改造履歴を紹介。
Fernandes ST-503
Fernandes ST-503は、メイプル1ピースネックにボディー材はアルダー(orバスウッドorポプラ?)の3ピースで、一応フェンダーストラトキャスターの57年モデル(ネックシェイプはVではなくUだけど)です。
このストラトキャスターモデルは、ネックポケットに”ST-503”というスタンプがあったので、フェルナンデスのヴィンテージラインのリバイバル・シリーズ(RST-50?)と思ったのですが、シリアルもないし、オリジナルのパーツも安っぽいものなのが付いていましたので、調べてみると、新星堂(Rock Inn)オリジナルにこういうモデルがあったらしいです。
ボディーやネック材は共通で、パーツ類を安いものに変えた感じですかね?いわゆる安ギターですが、私のような改造マニアには最適なギターです。
もともと良い音のするギターでしたが、サーキット一式、ピックアップ、ブリッジ、ペグ等を交換したところ、さらに好みのサウンドに変化しました。今では一番好きなストラトキャスターかもしれません。
以下で、ストラトキャスターを改造するためのおすすめパーツの紹介と、このストラトキャスターの改造履歴をご覧いただけますのでよろしければどうぞ!
ストラトをカッコよくするためのパワーアップパーツ
ピックアップ
音を変える一番の近道はピックアップ交換。注目のピックアップを集めてみました。このギターには現在、ノイズレスタイプのピックアップが付いていますので、こちらではヴィンテージタイプのノイズレスピックアップをいくつか紹介します。
シングルコイルピックアップをノイズレスピックアップに替えてみた
DiMarzio Area’58 ( DP415 )
Area’58 ( DP415 )は、1958年製のストラトピックアップをノイズレスで再現したモデルです。フロントとセンターでの使用が最適ですが、リア・ピックアップとしてもご使用いただけます。
*すべてのVirtual Vintageピックアップはフルサイズのハムバッカーよりもノイズの軽減を実現しています。中でもArea’58とArea’61は特にノイズが少ないピックアップです。
直流抵抗 6.15k
マグネット:アルニコ 2
DiMarzio Area 58 – YouTube (動画)
DiMarzio Area’61 ( DP416 )
Area’61 ( DP416 )は、1961年製のストラトピックアップをノイズレスで再現したモデルです。もし、ナッシュビルからテキサスまで一本のギターでプレイするなら、Area’58と組み合わせてリア・ピックアップにセットすると完璧です。
*すべてのVirtual Vintageピックアップはフルサイズのハムバッカーよりもノイズの軽減を実現しています。中でもArea’58とArea’61は特にノイズが少ないピックアップです。
直流抵抗 6.15k
マグネット:アルニコ 2
DiMarzio Area 61 – YouTube (動画)
DiMarzio Area’67 ( DP419 )
Area’67 ( DP419 )は、1967年のブライトでクリーンなシングル・コイル・ピックアップをノイズレスで再現したモデルです。DiMarzioでは、エリア・テクノロジーを採用することで完全にノイズを取り除き、クラシックなブライト感、そしてクリーン・サウンドを実現しています。
直流抵抗 5.86k
マグネット:アルニコ 2
DiMarzio Area 67 – YouTube (動画)
FENDER / Vintage Noiseless Strat Pickups
Vintage Noiseless Strat Pickupsは、現行のエリック・クラプトン・モデルに搭載されているピックアップです。ノイズレスでヴィンテージ系ストラトサウンドを再現しています。
直流抵抗値:ブリッジ/ミドル/ネック 9.8K
マグネット:アルニコ 5
Vintage Noiseless Strat Pickups – YouTube (動画)
詳しくは:
➡ストラトキャスター用ピックアップ 一覧:
ペグ
ペグでロック出来ればチューニングが安定します。ペグには径の異なるクルーソンタイプとロトマチックタイプがあり、互換性はありませんが、コンバージョン・ブッシングを使用すれば、ロトマチック→クルーソンへは交換可能です。
ブリッジ/テールピース
ギターにとって非常に重要な部分である ブリッジ。特にストラトキャスターで人気の50sや60sのヴィンテージサウンドを得るには、イナーシャブロックをスチール(鉄)のものに交換するのが効果的です。
コンデンサ/キャパシタ
コンデンサをちょっと良いものに変えてみましょう。トーンの効きやヌケの改善はもちろん、音の細いシングルコイルピックアップであってもトーンを絞ると太いハムバッキングピックアップのような音を出すことも可能になります。
ストラト等シングルコイルには0.047uFが一般的
ボリュームポット
安価なポットだと、ボリュームを絞ると音が痩せてしまうのですが、CTS製トーンポットは太いままクリーンになってくれるので非常に使いやすいんです。もちろん耐久性もあります。
ストラトキャスターなどパッシブタイプのシングルコイルには通常250KΩのポットを使用します。
FERNANDES ST-503の調整・改造の履歴
過去に行ったフェルナンデスのストラトキャスター・モデルの調整・改造 履歴一覧です。
ストラトキャスターのブレンダー配線・取り付けと比較
穴あけ不要で3弦の共振を抑える画期的なストリングガイド
ノイスがないのにシングルコイルの音がするスタックタイプのノイズレスピックアップレビュー
弾きやすさと音の良さの両立 GOTOH 510TS ストラト用ブリッジレビュー
ストラトキャスターの塗装を薄くすると音は良くなるのか?
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