ストラトのノイズ対策 導電塗料とピックガードのシールド

2018年4月13日エレキギターSEC, ストラトキャスター, ノイズ, フェルナンデス, 導電塗料, 改造

ストラトキャスターやテレキャスターなどシングルコイルピックアップを使用したギターにノイズは付きものと思っていませんか?

シングルコイルのストラトのキャビティーに導電塗料を塗って、ピックガードをシールドしてみると、見事にノイズが消えました。

ストラトキャスターのシールド処理、ノイズ対策の手順を解説します。

ストラトのノイズ対策 導電塗料とピックガードのシールド


✅ストラトキャスターのノイズ処理

ストラトキャスターというギターはシングルコイルピックアップを使用しているため、ノイズに弱いギターです。

蛍光灯に、ブラウン管モニターなんて使っていた時代はジ~~~~という酷いノイズを拾っていましたっけ。

私は元々”ノイズもギターの一部です”という人ですが、先日ピックガードを1ボリューム、1トーンにするためにピックガードを交換したところ、ノイズというか、静電気のようなものを拾うようになってしまいました。

1ボリューム1トーンにしてセレクターも後方に移動したストラト

1ボリューム1トーンに変更したFernandes ST-503
Fernandes ST-503

1ボリューム1トーンに変更したCrews SEC
Crews SEC

1ボリューム1トーンに変更したFender Japan ST62
Fender Japan ST62


症状としては、弦をピックでタッチするタイミングでパチパチとノイズが入る感じ。

弦を触った時のタッチノイズも増えたような気がします。私は単音を弾く時にピックガードに指を置くのですが、よく観察してみると、指や爪をピックガードで擦ることで静電気が発生しているようです(ピックガードに紙テープを貼ると症状が出ない)。

以前はそんなことなかったし、新たに作ったピックガードのうち、1プライ8点止めの57年モデルのピックガードが特に酷いです。

静電気が発生しやすい素材なのでしょうかね??。

そのうち消えるのか、それともそれなりの対策しないといけないのか??電気関係には弱いので全く分かりません。


導電塗料(ドータイト)とアルミシートを購入

調べてみると、ピックガード裏をシールディングし、導電塗料(ドータイト)をキャビティーに塗ると良いとのことで、購入してみました。

購入した導電塗料(ドータイト)と、シールドアルミシート
購入した導電塗料(ドータイト)と、シールドアルミシート

導電塗料(ドータイト)はキャビティーに塗り、シールドアルミシートはピックガード裏面に貼ってノイズを防止するもの。

まずはクルーズのストラト SECから作業開始!

クルーズのエリック・クラプトン・モデルであるSECのキャビティーには元々導電塗料が塗ってあって、オリジナルのピックガードはフルシールドの処理がしてありましたので、ピックガードにシールドアルミシートを張るだけの作業。

シールド処理済みのCrews SEC
シールド処理済みのCrews SEC

ここを参照しながらの作業です。

➡ アルミシールド加工例


作業前

シールドアルミシート貼り付け前

作業後

シールドアルミシート貼り付け後1
シールドアルミシート貼り付け後2
できた!

PUなどのパーツを取り付け組み込んでみると、
シールドアルミシート貼り付け後の組み込み
静電気とともに、弦を触った時のタッチノイズや、ジーというノイズが見事に消えました。

ピックガードのコントール部には元々アルミシートが貼ってありますが、フルに貼るだけでここまで消えるんですね素晴らしい!!

アルミシールドの効果なのか?導電塗料+アルミシールドのダブル効果なのか??


次はフェルナンデスのストラトキャスター57年モデル。

本来の目的である静電気によると思われるギターノイズはアルミシールドのみで消えるのでしょうか?

導電塗料はノイズとともに、ギターの高音成分も減る(ハイ落ちする)ことがあるとのことで、できれば避けたいところ。

今回の目的は静電気のようなノイズを消すだけなので、まずはシールドアルミシートのみで検証してみます。
シールドアルミシートのみでノイズは消えるのか検証

タッチノイズはほとんど変わりませんでした。アルミシートのみでは効果なしと言ってよいでしょう。導電塗料でどれくらいハイ落ちするのかも試してみたいので塗ってみることにします。

参考:
ぶっちゃけトーク ~導電塗料編~


ノイズは減るがハイ落ちも覚悟?

2度塗りし乾燥後、アース線を繋いでどうなるか??

導電塗料+アルミシールドのダブル効果で見事ノイズが消えました
すごい!!!見事にノイズが消えました。やはり導電塗料+アルミシールドのダブル効果なのですね。

ストラト用のキャビティーに収まるシングルコイルサイズのハムバッキング・ピックアップもたくさん売っていますが、そんなもの使うよりもシングルコイルピックアップ+シールド処理を施したギターの方がノイズは消えますね。

ただし、導電塗料によるハイ落ちは正直かなりあります🤔。

でもギター本来の響きが変わったわけではないので、そのへんはアンプ側の設定で何とでもなるかな??と思ったのですが、これで良いのか?というとちょっと微妙・・・・。

試しに、アルミシールドと導電塗料処理はそのままで、ボディーアースを外してみたところ・・・シールドアルミシートだけの時よりタッチノイズの音は小さくなり、音質(ハイ落ち)の影響もなしといった感じです。

アースを外したところハイ落ちが解消
ビニールテープでアース線を絶縁

試しに、クルーズのSECのアースラグも外してみたところ、やはり高域がグッと出て良い感じに(^^)。

アースを外したところハイ落ちが解消
元々私はノイズではなく、変な静電気のようなものだったので、これがベストかも。

しばらく様子を見て問題なければ、もう一本のストラトにもやってみようかと思います。


✅検証結果

導電塗料(+ボディーアース)とアルミシールドは効果があるが、ハイ落ちも覚悟しなければならない。

ボディーアースをしなければ音質変化は最小限、ノイズ防止効果は薄いが多少改善される?という感じでしょうか。

静電気によると思われるノイズはもちろん治まりました。

ストラトキャスターやテレキャスターなどシングルコイルピックアップの音は気に入っているがノイズがなぁという方は、PU交換の前に導電塗料とアルミシールドを検討してみてはいかがでしょう。おすすめです。

PU/ピックアップ交換でのノイズ対策なら、コイルを縦に積んだ積層型/スタックタイプのPUが良いと思います。

関連リンク

 


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