アッテネーター・ロードボックス~最新から定番までおすすめモデルの紹介
マスターボリュームのない真空管アンプを小音量でドライブさせるための機器アッテネーター(減衰器)とロードボックスの紹介。
近年はIR(インパルスレスポンス)対応のリアルな鳴りをデジタルで再現したキャビネットシミュレーター搭載モデルも増えてきていますので自宅レコーディングにも便利です。
おすすめのアッテネーター/ ロードボックスはこちらから。
アッテネーター・ロードボックスとは
✅アッテネーターとは:
マスターボリュームのない昔ながらの真空管アンプをドライブさせる(パワー管を歪ませる)にはアンプのボリュームを上げる🔉必要がありますが、小さなライブ会場や練習スタジオ、自宅など、十分な音量を出せない環境下ではアッテネーター(減衰器)が便利です。
アンプとスピーカーの間にアッテネーター(減衰器)を繋ぐことで、歪んだ音質はそのままに音量だけ小さくすることが出来ます。
参考動画:Why Tube Amp Lovers Need Attenuators(真空管アンプにアッテネーターが必要な理由):
※ギターアンプの音というのはパワー管の歪み以外にもアンプの箱鳴りやスピーカのコーンの振動なども含まれますので厳密には同じ音というわけではありませんが、アッテネーターがあれば自宅でも疑似体験することが出来ますのでおすすめです。
※アッテネーターを接続するにはアンプ側のスピーカー端子がジャック式である必要があります。
✅ダミーロード/ロードボックスとは:
ダミーロードとは、自宅などでサイレントレコーディングを行う際に、スピーカーを繋がない状態でも、スピーカーを接続している状態を再現し、チューブアンプの回路を保護するための機能です。
ロードボックスとはダミーロードにラインアウトを備えたもので、近年ではロードボックスにキャビネットシミュレーター(スピーカーシミュレーター)を搭載したものが主流で、キャビネットシミュレーター(スピーカーシミュレーター)搭載モデルはそのままミキシングコンソールやPCに接続するだけで、スピーカーの音をマイクで拾ったようなリアルなサウンドが得られますので即ライブやレコーディングにも使用することが出来おすすめです(サウンドはシミュレーターの性能によります)。
※リアルな鳴りをデジタルで再現したIR(インパルスレスポンス)対応のキャビネットシミュレーターも人気です。
※スピーカーケーブルとギター用のシールドケーブルは似ていますが使用することは出来ません、必ず専用のスピーカーケーブルを使用しましょう。
▼ギターアンプを介さないアンプシミュレーター/キャビネットシミュレーターはこちらから。
BUGERA
PS1
Bugera PS1アッテネーターは、シンプルながら非常に便利なギターアンプ用のアッテネーターです。
複数のインピーダンス対応:
PS1アッテネーターは、4Ω、8Ω、16Ωのスピーカーキャビネットのインピーダンスに対応しています。
これは、異なるギターアンプやスピーカーキャビネットと組み合わせて使用できる柔軟性を提供します。
最大100W出力対応:
PS1は最大100Wのアンプ出力に対応しており、高出力のアンプでも使用できます。
EMULATED MICバランスXLR出力:
PS1アッテネーターには、マイクをスピーカーキャビネットの前方に設置した状態の音をシミュレーションしたEMULATED MICバランスXLR出力が搭載されています。
これにより、ライブ演奏や録音時にリアルなアンプサウンドを再現することができます。
※ロード機能は搭載されておりませんのでご使用の際は必ずスピーカーキャビネットをご接続ください。
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YouTube – BUGERA PS1 (動画)
$100 Attenuator vs $500 Attenuator:
お手頃価格のアッテネーターならこれ!▲の動画はRIVERAのアッテネーターとの比較ですがいかがでしょう。
最後にラインでの比較もありますが私はBUGERA PS1の方が好きですね。
CREWS
GB-VI
CREWS GB-VIは、出力150W、8Ωおよび16Ωのチューブアンプに使用できるパワーアッテネーターです。
接続した瞬間から出力を50%ダウン:
GB-VIは、アンプに接続した瞬間から出力を50%減少させ、アンプの出力を制御します。
例えば、100Wのアンプを接続すると、出力は約50W前後になります。さらにフロントパネルに出力をさらに減衰するためのツマミを操作することで、出力を0まで減少させることができます。
ヘッドホンアウト:
GB-VIにはヘッドホンアウトが搭載されており、ヘッドフォンを接続しての練習も可能です。
ラインアウト:
ラインアウトも備えられており、録音やライブ演奏において、アンプのサウンドをミキサーや録音機器に送ることができます(キャビネットシミュレーター未搭載)。
ダミーロードとしての使用可能:
GB-VIはダミーロードとしても使用可能で、スピーカーキャビネットを接続せずにアンプを使用できます。
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YouTube – CREWS GB-VI(動画)
EX-PRO
DM-X
EX-PRO DM-Xは、音質変化の少ない世界唯一のトランス式アッテネーター。
高度なパワーダウン能力:
DM-Xは100Wのアンプを0.01Wまでパワーダウンすることができます。
適合インピーダンス:
DM-Xは、4Ωから16Ωのインピーダンスに対応しています。
この範囲のスピーカーキャビネットと組み合わせて使用できるため、異なる構成のアンプやキャビネットに対応します。
Phone/Lineアウト搭載:
DM-XにはPhone/Lineアウトヘッドホンアウトが搭載されており、ヘッドフォンを使用しての練習や、レコーディング等にも便利です。
ロードボックスとしての使用可能:
DM-Xはロードボックスとしても使用できます。
これは、アンプをスピーカーキャビネットなしで使用し、ラインアウトを他の機器に接続する際に役立ちます。
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YouTube – EX-PRO DM-X(動画)
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SPL
Reducer
SPL Reducerは、SPL(Sound Performance Lab)とアンプスペシャリストTonehunterの共同開発によるパッシブタイプのパワーソーク(アッテネーター)です。
インピーダンス:
SPL Reducerは、アンプの出力インピーダンス 4Ω、8Ω、16Ωに対応しています(手動)。
Reducerの使い方:
まず、左側のつまみを使用して希望する減衰レベルを設定します。
次に中央のボリュームノブで音量を無段階で調整します。
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Reducer: A/B – Test:
ロードボックス等は未搭載のシンプルなアッテネーターですが、サウンドハウスさんのユーザーレビューを見ると”音質変化がない”とかなりの高評価。
上の動画でも音質変化はほとんど感じません👍
BOSS
WAZA Tube Amp Expander
BOSS WAZA Tube Amp Expanderは、真空管アンプをフルアップした特のサウンドはそのままに音量だけを下げる事のできるアッテネーター機能、レコーディングに便利なダミーロード+22種類のキャビネット・シミュレーション、マイキングシミュレーターを搭載した機器です。
アッテネーター機能:
WAZA Tube Amp Expanderは、真空管アンプの特有のサウンドを保ちつつ、音量を制御するアッテネーター機能を搭載しています。
ダミーロード:
ダミーロード機能を備えており、アンプをスピーカーキャビネットに接続せずに使用できます。
これは、レコーディングやライブ演奏時に便利です。
キャビネットシミュレーション:
22種類のキャビネット・シミュレーションを搭載しており、異なるスピーカーキャビネットのサウンドをエミュレートできます。
これは、ライブ演奏やレコーディング時にアンプサウンドをカスタマイズするのに役立ちます。
マイキングシミュレーター:
マイキングシミュレーターも搭載されており、スピーカーキャビネットのマイク位置をシミュレートして、リアルなマイクサウンドを再現できます。
エフェクト機能:
WAZA Tube Amp Expanderにはコンプレッサー2種類、ディレイ5種類、リバーブ6種類、EQ2種類のエフェクターを内蔵しているので、WAZA Tube Amp Expanderを通すだけでアンプのサウンドをさらにカスタマイズでき、ヴィンテージのアンプもモダンな多機能アンプに生まれ変わります。
多彩な接続オプション:
さまざまな接続オプションが備わっており、お手持ちのエフェクター(コンパクト含む)も繋げるFXループ、Line Out、USB、Midi、ヘッドフォン出力にも対応しています。
内蔵パワーアンプ:
100ワットのクラスABアナログ回路設計の内蔵パワーアンプを備えており、WAZA Tube Amp Expanderをパワーアンプとして単独で使用することも可能です。
エディター・ソフト:
専用のエディター・ソフトを使用することで、より細かな設定も可能です。
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メーカーサイト
YouTube – BOSS WAZA Tube Amp Expander (動画)
【一家に一台】BOSS TUBE AMP EXPANDER:
この動画は非常に分かりやすいですね。
BOSS WAZA Tube Amp Expanderだけでも十分使いやすいですが、ライブで使うならBOSSの汎用フットスイッチ(GA-FC EX)と組み合わせればさらに便利!!
FRYETTE
PS-100 POWER STATION
50wモデルであったPS-2が100wのPS-100に進化しました。
POWER STATION PS-100 は、真空管アンプをドライブさせたサウンドはそのままに、音量だけを下げるパワーアッテネーターとしてはもちろん、逆に小型アンプをPS-100につなぐことで出力を上げ、ステージで使えるレベルまで増幅させることも可能です。
Reactive Load Mode(リアクティブロードモード):
真空管をドライブさせたチューブアンプのトーンはそのままに、POWER STATIONのリアクティブロード&パワーアンプにより、 音量だけを自在にコントロールすることが可能です。
サイレントレコーディングにも対応、XLR LINE OUTPUT搭載。インピーダンスは4、8、16Ωに対応
Power Amp Mode(フルチューブ・パワーアンプモード):
出力100w、6550真空管を使用したフルチューブ・パワーアンプモードです。
プリアンプ、アンプシミュレーター、iPhoneなどのモバイル・アンプシステムを接続することも可能です。
SPEC:
Power Output :100w RMS
Tube Compliment :12AX7 ×1、 6550 × 2
Weight :(幅)360mm x (奥行)250mm x (高さ)82mm(突起物含む)/ 7.3kg
サイレントモード(Silent Mode):
サイレントレコーディングや音量を抑えた練習に適したモードっです。
真空管アンプを鳴らすことなく、サウンドを楽しむことができます。
フロントパネルのコントロール:
VOLUME、PRESENCE、DEPTHなどのコントロールが2系統になっており、フロントパネルのセレクトスイッチまたはフットスイッチで切り替えて使用できます。
エフェクトループ:
エフェクトループ端子を搭載しており、エフェクトループ未搭載のヴィンテージアンプでも改造なしで使用できます。
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YouTube – FRYETTE PS-100 (動画)
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手持ちの真空管アンプを家で鳴らしたい!おすすめの方法は?:
UNIVERSAL AUDIO
OX | Amp Top Box
Universal Audio OX | Amp Top Boxは、アッテネーターとキャビネットシミュレーターが1つになった多機能な機器で、チューブアンプの制御や、キャビネットシミュレーション、エフェクト、ヘッドフォン出力など、さまざまな機能を提供します。
アッテネーター(ロードボックス)機能:
右側のSpeaker Volumeコントロールを使用して、アンプの出力を調整できます。
キャビネットシミュレーション:
左側のRIG、Room、およびPC(Apple Mac、iPad)を使用し、キャビネットシミュレーションをコントロールします。
インピーダンス切り替え:
4Ω、8Ω、16Ωのインピーダンスに対応し、ほぼすべてのチューブアンプで使用可能です。
内蔵エフェクト:
EQ、コンプレッサー、ディレイ、リバーブなどのエフェクトを内蔵しており、サウンドのカスタマイズが可能です。
ヘッドフォンアウト:
前面パネルにはヘッドフォン出力を備えており、自宅での練習に便利です。
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YouTube – UNIVERSAL AUDIO OX (動画)
UNIVERSAL AUDIO / OX AMP TOP BOX【デジマート・マガジン製品レビュー】:
OX | Amp Top Box からアッテネーター/アクティブロードボックス部を省略した エフェクタータイプの UAFX OX Stomp Dynamic Speaker Emulatorも発売中です。
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