Bacchus の小さなフライングV BFV-Mini レビュー

日本のメーカー ディバイザーのブランドBacchus/バッカスから発売の 小さなフライングV(ミニギター)の紹介。スケールは22.5インチ(571.5mm)で小さなお子様にもおすすめのギターです。
Bacchus ( バッカス ) BFV-Mini 詳細
ミニギターだけど、GibsonのFlying Vそっくりのミニギター Bacchus ( バッカス ) BFV-Mini。ミニギターですが、フライングVは、ウイング部が長いのでさほど小さくは見えません。
しかしスケールは22.5インチ(571.5mm)で、ミディアムスケール24 3/4インチ(628mm)のレスポールと比較するとこんな感じ。
ちなみに22.5インチ(571.5mm)というスケールは1950年代~1960年代の半ばまでのデュオソニックや一部ムスタングと同じサイズです(1964年以降は24インチ/609.6mmに変わります)。
ネック材はメイプルにローズウッド指板、ボディ材はポプラを採用。
裏はこんな感じ。本家ギブソンはセットネックですけど、デタッチャブルネック(ボルトオンネック)です。
ピース数はいくつでしょうね?光にかざしても継ぎ目は見えません。トップとバックに薄い板でも貼ってるのでしょうか?
ヘッドもいい感じです(^^)。
とんがりヘッドなので60s Vのコピーです。
ナット幅は40.5mmです。
571mmスケールのミニギター を弾いてみて
通常のギブソンのスケールは24 3/4インチ(628mm)で、比較すると57mm短く、2Fにカポ(ストラトなどのロングスケールのギターなら3Fにカポ)して弾いた感じのギターですが、意外と普通のギターです。
ブリッジ部の弦間ピッチは約10mmです。
さすがに009-042の弦で弾くと、テンションが弱すぎて、ピッチも安定しませんでしたが、010や011以上の弦を張れば普通のギターと変わりません。
ライブ等でも普通に使えるギターだと思います。
フライングVは意外と弾きやすい
その独特な形から、フライングVは弾きにくいのではと思うかもしれませんが、実はとても弾きやすいギターです。
ハイボジションの弾きやすさはもちろんのこと、椅子に浅めに腰掛けて股に挟めば(ストラップ無しでも)ギターをホールドできるので安定性は抜群。
はさみ方によっては、ギターを立てて弾いたり、横にして弾いたり、また高さも、低め、普通、高めなど、普通ならストラップを調整しないと無理なような弾き方も簡単に出来ます。
また、立って弾いたときも、座って弾くのとさほど変わらない姿勢で弾けるというのも良い点です。
BFV-Miniの調整
簡単なエレキギターの調整 を参考にネック調整、弦高調整すると、弦高は1弦が1.1mm、6弦が2.0mmで調整できました。
現在は011の弦を張っていますが、安物にありがちなネックが弱く反りやすいというのは今のところありません。中国製ですが、さすがのBacchus ( バッカス )クオリティー。
BFV-Miniのサーキット
Bacchus BFV-Miniの内部、ピックガードを外してみました。
Bacchus ( バッカス )とはいえ、安定の中国製で、ピックガード内は木屑だらけでした、掃除機で吸い取りましたけどね。
ピックアップは安物だと思いますが、意外と癖がなくて良い音です。
ピックアップ交換を前提にこのギターを購入したのですが、このままで特に問題なさそう。高いギターではないので、機会があれば個人的に注目の、GOTOH( ゴトー ) ピックアップでも付けてみようかしら。
ボリュームポットは、、、ちっちゃ、エフェクターとかに使うやつですね。
通常のものと比較するとこんな感じ。
コンデンサは470(0.047uF)が付いてます。普通ハムバッキングピックアップの場合220(0.022uF)あたりなのですけど、トーンを絞るとモコモコなのはこれのせいでしょうか。
ちっちゃいボリュームポットは、ボリュームを絞っても特に音痩せせず悪い感じはしないのですが、ちょっとブーミーな感じ。コンデンサ交換のついでに一緒に定番のCTSのポット500kΩに変えます。
交換しました:
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