ロック式ペグ徹底ガイド!仕組みからおすすめモデルまで一挙紹介

おすすめのロック式ペグ マシーンヘッド

2018年4月14日ギターパーツ

チューニングの安定性を飛躍的に向上させる「ロックペグ」。その便利さから、多くのギタリストに愛用されています。本記事では、ロックペグの仕組みをわかりやすく解説し、フェンダー系の6連ペグからギブソン系の3対3ペグまで、おすすめモデルを厳選して紹介しています。

さらに、音質アップに役立つ関連アイテムもピックアップ!あなたのギターをワンランク上に仕上げるヒントが満載です。

GROVER / Vintage Locking 533


ペグの種類

クルーソンペグとロトマチックペグ

ギターペグは大きく分けてクルーソンタイプのペグと、ロトマチックタイプのペグがあります。

クルーソンとロトマチックペグの違い(Gibson)

左はクルーソンタイプのペグで、50年代のギターによく使われていたもので、ペグ穴の径が小さく、ペグ自体も軽量で、倍音を多く含んだ軽快なサウンドが特徴です。

右はロトマチックタイプのペグで、ペグ穴が大きく、ヘッドの表面からナットでがっちりと固定するので、重く、倍音の少ないカチッとした音が特徴です。

クルーソンとロトマチックペグの違い(Gibson)ヘッド裏

それぞれ互換性はありませんので、交換はクルーソンペグとロトマチックペグ同じ種類のものに交換しましょう

▼しかし、下記で紹介しているコンバージョンブッシングを使えば、径の大きなロトマチックから径の小さなクルーソンへの交換は可能です。

通常のブッシングとコンバージョンブッシングの比較

ロトマチックペグからクルーソンペグへの交換は可能です。
デュオソニックのペグをロトマチックからクルーソンに交換 

クルーソンとロトマチックでは重さも構造も違うので、ロトマチックからクルーソンへ交換すると、軽快な音に変わります。


ロックペグとは

ロックペグ(正確にはロッキングチューナー)は、エレキギターなどで弦をペグポストに巻き付ける代わりに、弦をポスト内部で固定する機能を持つペグのことです。

ロックする仕組み

弦を固定する仕組みは非常にシンプルです。弦をポストに通した後、ペグの裏側にあるつまみを回すと、ポスト内部のパーツが弦をしっかりと押さえつけて固定します。

GOTHOのロックペグMG-T(マグナムロック・トラッド)も人気です

特に弦を引っ張った状態で弦をロックしチューニングすると、以下のように弦をポストに巻く必要がないので、激しいアーミングを行ってもポスト部で弦がたわまずチューニングが安定するのです。

※ナットにグリスを塗っておくと完璧です。

ゴトーマグナムロック詳細1

以下では、おすすめのロック式ペグをいくつか紹介していますので、よろしければご覧になってください。


おすすめロック式ペグはこちらから。

おすすめロック式ペグ

GOTOH マグナムロック

ロック式ペグ イチオシ! GOTOH マグナムロック

当サイトのイチオシは、日本が誇るGOTOHガットのマグナムロックです。マグナムロックは、弦を通してペグを回すだけで弦を自動でロックできる優れもので(裏につまみがありません)、また見た目も純正のクルーソンやロトマチックタイプと変わりませんので、ヴィンテージなどの高価なギターにも安心してお使いいただけます。

GOTOH マグナムロック比較
通常のペグとマグナムロック(右)

またH.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様のマグナムロックは、ペグポストの高さを調整できるので、チューニングの狂いの原因にもなるストリングガイドを外すことも可能になります。

H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様のマグナムロック

ポスト高は中央にある穴にレンチを入れて調整可能です。

マグナムロックは種類が豊富
マグナムロックは、クルーソンタイプ、ロトマチックタイプ、グローバータイプなど種類が豊富なので、ご自分のギターにあったものを選択することが出来ます。

また、自動ロックではなく、SPARZELやSCHALLER製のロックペグ同様、ペグ本体裏のダイヤルを回すことで弦をロックする"MG-T" マグナムロック・トラッドも人気です。

GOTHOのロックペグMG-T(マグナムロック・トラッド)も人気です

 

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ストラトなどの6連用ペグ

マグナムロック以外のロック式ペグはこちらから。

クルーソンタイプ

GROVER Vintage Locking 533

GROVER / Vintage Locking 533GROVER / Vintage Locking 533

GROVERから発売のクルーソンタイプのロックペグVintage Locking 533。

GOTOHの"MG-T" マグナムロック・トラッド同様、ペグ本体裏のダイヤルを回すことで弦をロックするタイプです。

ストラトキャスターやテレキャスターなど片側6連用と、ギブソンタイプ用の3:3用がラインナップされています。

 

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ロトマチックタイプ

SCHALLER M6LB

SCHALLER / M6LB

SCHALLER M6LBは、SCHALLER ( シャーラー ) の定番 M6にロック機構を装備したモデルです。

ストラトなどの6連用です。

 

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SPERZEL GTR TRIM LOCK

SPERZEL / GTR TRIM LOCK

SPERZEL(スパーゼル) GTR TRIM LOCKは、昔からあるロック式ペグの定番品です。裏側のツマミを締め込むことで弦をポストでロックします。

ストラトキャスター/テレキャスターは6連用を選んでください。

※取り付けにはヘッド裏に1箇所突起用の穴をあける必要があります

SPERZEL 突起

※SPERZELはツマミをドライバー分解することで左右の組み換えが可能になります。

これにより6連用を5:1や4:2など変則的なギターにも取付けできるようになります。

詳しくは

 

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レスポールなどの3対3用ペグ

マグナムロック以外のロック式ペグはこちらから

クルーソンタイプ

GROVER Vintage Locking 533

GROVER / Vintage Locking 533GROVER / Vintage Locking 533

GROVER Vintage Locking 533は、GROVERから発売のクルーソンタイプのロックペグです。

GOTOHの"MG-T" マグナムロック・トラッド同様、ペグ本体裏のダイヤルを回すことで弦をロックするタイプです。

ストラトキャスターやテレキャスターなど片側6連用と、ギブソンタイプ用の3:3用がラインナップされています。

 

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ロトマチックタイプ

Grover ROTO-GRIPS

Grover / ROTO-GRIPS

Grover ROTO-GRIPSは、リプレイスメントペグの定番グローバーから発売のロック式ペグです。裏側のサムホイールを回転させることでストリングポスト内で弦をロックします。

グローバーの見た目のカッコよさと機能性を考えるとこれになりまする。

レスポールなど3対3のギターに

 

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SPERZEL GTR TRIM LOCK

SPERZEL / GTR TRIM LOCK

SPERZEL(スパーゼル) GTR TRIM LOCKは、昔からあるロック式ペグの定番品です。裏側のツマミを締め込むことで弦をポストでロックします。

レスポールなどギブソン系は3対3を選んで下さい。

※取り付けにはヘッド裏に1箇所突起用の穴をあける必要があります。

SPERZEL 突起

 

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音質アップに効果のあるアイテムの紹介

MONTREUX Convertion Bushing

MONTREUX / Convertion Bushing

MONTREUX Convertion Bushingは、径の大きなグローバーなどのロトマチック・タイプのペグから径の小さいクルーソンタイプのペグに戻す際のブッシングです。見た目もそうですが、音質を変えるにも効果的な方法です。

内径6.35ミリ(通常はこちら)、6ミリ(アジア製クルーソン、ゴトー製MG/HAP/HAPMシャフトに)と種類があります。

交換前のロトマチックペグと交換後のクルーソンペグ
SG 61reissue のペグを2コブのクルーソンに交換 

交換前のロトマチックペグと交換後のクルーソンペグ②
ストラトキャスターのペグ交換 コンバージョンブッシング取り付け

 

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FENDER Fat Finger

FENDER / Fat Finger

Groove Tubesから発売されていたファット・フィンガーがフェンダーブランドで復活!ギターのヘッドに取り付けることで、質量が増しサステインアップ&高域特性の改善が可能です(重いペグを付けるのと同じ効果です)。

付ける場所によっても変わりますので色々試してみると面白いですよ。

少し大きなベース用を取り付けても良いでしょう。

ジョー・サトリアーニも愛用しています

FATFINGERを付けるとSGの音が更に良くなります

 

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ギターパーツ

Posted by Tsune