GIBSON のエレキギターまとめ

GIBSON Custom Shop 1959 Les Paul Standard Reissue

2021年4月13日

FENDERと並ぶ巨大ギターメーカー、GIBSON(ギブソン)社のエレクトリックギターを紹介。

歴史的名器である各モデルにはオリジナル、モダン、アーティスト、カスタムショップをラインナップ。

特にエイジド処理で定評のトムマーフィー率いるMurphy Lab Collection(マーフィーラボ・コレクション)は必見!

GIBSON のエレキギター


GIBSON エレクトリックギター・ラインナップ

レスポールやSGなど歴史的名器が揃うギブソンギター一覧。

LES PAUL レスポール

GIBSON Custom Shop 1959 Les Paul Standard Reissue

1952年に当時の人気ギタリスト"レスポール氏のシグネチャーモデル"として発売されたレスポール・モデル。

P90ピックアップ搭載のレスポール

当初はP90と呼ばれるシングルコイル・ピックアップが搭載されていましたが、1957年からハムノイズを打ち消し合うダブルコイル仕様のハムバッキング・ピックアップ(通称:PAF)が搭載されました。

1957年から1960年まで製造されることになるレスポール・スタンダード(通称:バーストレスポール)はエリック・クラプトンをはじめ、ジェフ・ベックジミー・ペイジ等が愛用し、その鮮やかなカラーリングと太く艷やかなサウンドでジャズからブルース、ロックなどジャンルを問わずに人気を博しました。

レスポールモデルにはボディートップにカーブドトップのメイプル材を貼らないシンプルなレスポール"Les Paul Special"や、ジュニア~ビギナー向けのギターとして1954年にリリースされたP90ピックアップ1発のみのJr.(レスポール・ジュニア)等もラインナップされています。

GIBSON Les Paul Special

GIBSON Les Paul Junior

これらのギターは、レスポール・スタンダードでは決して出すことの出来ない歯切れのよいサウンドを得意としたギターです。

レスポール・スタンダードの高級仕様として発売されたレスポール・カスタムも忘れてはなりません。

ゴージャスなインレイと、エボニー指板が特徴です。

GIBSON Custom Shop 1968 Les Paul Custom Reissue

 

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SG エスジー

GIBSON SG Standard ’61 Maestro Vibrola

レスポールのモデルチェンジ版として1961年にリリースされたSG。

発売当初はレスポールという名称でしたが、レスポール氏の許可が降りずにSG(ソリッドギターの略)に名称変更。

レスポールにはない、ダブルカッタウェイ仕様でハイポジションでの演奏性がアップ。

また、ボディーにはコンター加工が施され体にフィットしやすくなったのもポイントです。

レスポールにはない軽さもポイントでライブ向きなギターと言えるでしょう。

アンガス・ヤングトニー・アイオミの使用が有名です。

発売時の1961年はスモールピックガード、1967年以降はラージピックガードが標準仕様となっています。

GIBSON SG Standard

レスポール同様、P90ピックアップを2基搭載した"Special"、P90ピックアップ1発のJr.(SGジュニア)、高級仕様のSG Custom等もラインナップされています。

GIBSON SG Special

GIBSON SG Junior

GIBSON Custom Shop 1963 Les Paul SG Custom

 

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 Gibson SG – YouTube (動画)

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Flying V フライングV

GIBSON Custom Shop 1958 Mahogany Flying V

奇抜なデザインで、発売された1958~1959年当時は全く人気が出ずにわずか98本の生産で終わったフライングV。

発売当初はボディーにコリーナ材(アフリカン・リンパウッド)を使用したギターで歯切れのよいサウンドが特徴でしたが、1966年に再生産されたフライングVはボディー材にマホガニーを採用。

GIBSON Custom Shop 1967 Flying V W/ Vibrola

再生産のフライングVは、ジミ・ヘンドリックスが使用したこともあって、徐々に人気が出始めます。

1971年には再々生産されたフライングVはマイケル・シェンカーの使用が有名ですが、ヘッドの形状が異なります。

1966年から1970年まで生産されることになる再生産フライングVは、後に発売されるフライングVと比べると、ヘッドが鋭角で長いのが特徴。

1966 Flying Vのヘッド形状
再々生産されるフライングVは、1966年のフライングVと基本設計は同じですが、ヘッドが丸く仕上げられ、鋭角的なヘッドのフライングVとは好みが分かれる所です。

1971 Flying Vのヘッド形状

近年新しくなったフライングVは、ピックガードの形状を一新し、初期のフライングVにも似たデザインを採用しています。

GIBSON Flying V

 

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Gibson Flying V – YouTube (動画)

Tsuneくん

奇抜なデザインからフライングVは弾きにくいと敬遠する方もいるでしょうが、フライングVは実は立っても座ってもとても弾きやすいギターです。

ハイボジションの弾きやすさはもちろんのこと、椅子に浅めに腰掛けて股に挟めば(ストラップ無しでも)ギターをホールドできるので安定性は抜群ですし、挟み方によっては、ギターを立てて弾いたり、横にして弾いたり、また高さも、低め、普通、高めなど、普通ならストラップを調整しないと無理なような弾き方も簡単に出来ます。

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Explorer エクスプローラー

GIBSON Explorer

フライングVと同じ1958年に発売されたExplorer エクスプローラー。

発売当初はフライングV同様コリーナ材を使用していましたが、1975年の再生産以降はマホガニー材を採用。

フライングV同様、やや奇抜なデザインから敬遠する方もいるでしょうが、Explorer エクスプローラーは立っても座ってもハイポジションからローポジションまでとても弾きやすいギターで、ボディーバランスが非常に良いのが特徴。

エクスプローラーはエリック・クラプトンも一時期愛用していましたし、スコーピオンズのマティアス・ヤプスが最も有名でしょうか。

 

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Firebird ファイヤーバード

GIBSON Firebird V

エリック・クラプトンやジョニー・ウィンターの使用で有名なファイヤーバードは1963年に発売されたギター。

カーデザイナーであるレイ・ディートリッヒがデザインを担当したギターで、ネックがボディーエンドまで伸びたスルーネック構造が特徴のギターです。

小さなミニハムバッカーが搭載されているのも特徴で、パワフルさには欠けるものの、ブルースに最適なトーンを奏でてくれます。

1963年になるとモデルチェンジされ、スルーネックからセットネックに変更され、通称:ノンリバースと呼ばれる形状になりますが、こちらも独特なカッコ良さがあります。

GIBSON Firebird V ノンリバース

 

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ESシリーズ

GIBSON ES-335

ボディの両脇にf型のサウンドホール(空洞)を持つセミアコースティックギター。

代表的なモデルはES-335ですが、ソリッドギターとは異なる空気感のある柔らかなサウンドが特徴のギターで、ジャズギタリストにも愛用されるます。

ES-335の上位機種としてデビューしたES-345は、バリトーン・スイッチと呼ばれるローカットフィルターが搭載されていることで有名ですが、近年ではバリトーン・スイッチの搭載されていないモデルが主流になってきているようです。

GIBSON / ES-345

ES-345のバリトーン・スイッチ

ES-339は名機ES-335のボディーを小ぶりにしたモデルで、ソリッドから持ち替えても違和感のないボディーサイズが特徴です。

GIBSON ES-339

 

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