
SG 61reissueのコンデンサ交換
SG 61reissueのコンデンサ / キャパシタをVitamin Qオイルコンデンサに交換してみました。良いコンデンサはトーンを0にしてもモコモコになることなく、非常に良いウーマントーンが出せるようになります。
その他おすすめコンデンサの紹介も。
コンデンサ / キャパシタ とは
Gibson (ギブソン) / SG 61 Reissue のコンデンサ/ キャパシタをオイルコンデンサに交換してみました。
コンデンサは、キャパシタとも呼ばれ、ギターのボリュームとトーンポットの間に入れることで、高域を減衰させ甘いこもった音に変化させるものです。
コンデンサ / キャパシタ の種類
コンデンサにはフィルム、セラミック、オイルなどの種類があり、最近のギターには安価なフィルムタイプが使われていることが多いのですが、ヴィンテージなどの古いギターにはオイルやセラミックタイプのコンデンサが使われています。
「俺はトーンはいつも全開なのでコンデンサなんて関係ない」という方も多いと思いますが、替えてみると意外と重要なパーツだということがわかると思います(特にクリーン/クランチでの違いは顕著)。
トーン10ではやや耳障りな音がするな?という時でも、アンプやエフェクターではなく、ギターのトーンやボリュームを少し絞るだけでとても魅力的な音に変化するのです。
ストラトキャスターなどのフェンダー系ギターにももちろん効果がありますが、個人的にはギブソン系のギターが特に顕著で、コンデンサを良い物に替えると非常に魅力的な音になります。
エリック・クラプトンがクリーム時代にウーマントーンというのを流行らせましたが、あの時代の曲を聴くと、エリック・クラプトン以外でもジェフ・ベックやジミー・ペイジなど様々なギタリストがトーンを調整し、魅力的な音を出していますので、聴いてみてください。
SG 61reissueのコンデンサ ( キャパシタ )交換
で、SGです。 SGの純正はセラミック・タイプのものが付いていますが、音が平坦で、トーンを絞っても細くてどこか頼りない感じがします。
交換したコンデンサはオイルコンデンサ Vitamin Qタイプ。これは以前何かのギターにつけていた余り物。
Vitamin Qとは、米国スプラグ社のオイルコンデンサの俗称らしいです。
コンデンサは、例外はありますがシングル・コイルには0.047uF、ハムバッキングには0.022uFを使用するのが一般的。
*作業は既存のものを付け替えるだけなので、ハンダがあれば簡単ですが、細かな作業なので自信のない方は無理をせずショップに依頼しましょう。
オイルコンデンサに交換してみて
良質なコンデンサとボリュームポットを交換することで、深みのあるトーンになったことが嬉しい。SGというギターは良くも悪くもペラペラした音のギターなので、トーンを絞ったり、ボリュームを絞ることで、非常に使い勝手の良い、魅力的なトーンの出せるギターに仕上がりました。
以前はトーンは常に全開でしたが、これに付け替えてからはトーンはいつも4~6あたり、ボリュームも7,8,9くらいのクランチ気味のサウンドが非常にセクシー。
トーンを0にしてもモコモコになることなく、非常に良い感じのウーマントーンが出ます。
ジェフ・ベックやエリック・ジョンソンなどは、ギターのトーンを絞ってアンプのトレブルをあげるという方法で魅力的なトーンを作り上げてるらしいですが、コンデンサを交換してから意味が分かりましたね👍(^^)。
THE OVERDRIVE BOOK P.48より
サウンド的には、レスポールに付いてるBlackCatが好みなのですが、最近見かけないのでこれで我慢です。もっと良いのあれば交換したいなぁ??
こだわりのコンデンサ
SONIC OIL CAPACITOR
現在ではほとんど生産されなくなってしまったコンデンサですが、ほぼ唯一と言ってよい日本製(ヒグチ電子/HGC)のオイルコンデンサ。
入荷したコンデンサの容量を全数測定し、誤差2%以内のものだけを選んでパッケージング。
私のギターのほとんどに載せていますがトーンは極上です。おすすめ👍
価格比較(レビューあり)
SONIC OC-223(ハムバッキング用):
posted with カエレバ
※SCUDブランドからも発売されています。
posted with カエレバ
Jupiter Condenser
音が良いと評判のJupiter Condenser ( ジュピター ) コンデンサは、アメリカ・オハイオ州から。
![]() |
✅Copper Foil Paper & Wax Capacitors: 入手可能な最高級の銅箔を使用したオーディオコンデンサ。 |
![]() |
✅Red “Astron” Style Capacitors: 1950年代のツイードアンプにも採用されたレッドアストロン・コンデンサを再現したモデル。 |
![]() |
✅Yellow Vintage Tone Capacitor: 1960年代のイエローアストロン・コンデンサを再現したモデル。 |
*カラーは同じでも静電容量(uF)の異なるものがありますので注意しましょう
価格比較(レビューあり)
posted with カエレバ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません