テールピースをアルミ製に交換するのはレスポールの改造の定番ですが、SGにもおすすめ。
テールピースとスタッドを交換するとどうなるの？
Gibson Les Paul ’59 Reissue に、ヴィンテージと同サイズの首下約25.4mmのロング・スティール・スタッド（材質が鉄製のスタッド）を取り付けたので、余ったヒスコレ用スティールスタッドと、新たに購入したアルミテールピースをSGに取り付けて見ました。
奥側がスティールスタッド
スタッドとは、写真のようなテールピースを引っ掛けるもので、ヴィンテージのレスポールには、テールピースはアルミニウム、テールピースを引っ掛けるスタッドは鉄製のものが使われています。
ヒスコレを除くレギュラー・モデルは亜鉛ダイキャスト製？で重さも違いますし、付け替えてみると分かるのですが、音質も全く違うのです（特にテールピース）。
レギュラー・モデルのテールピースは重い分、エッジの立った力強いロック向きなサウンド。
ヴィンテージやヒスコレに搭載されているアルミテールピース は、シャリ～ンとした柔らかなサウンドでブルースやジャズに向いたサウンドで、好みが分かれるところですが、ヴィンテージらしいサウンドにするには定番のチューンです。
さて、SGですが、Gibson SG が発売された1961年当初は、ストップテールピースではなく、スイング・アウェイ・プル・サイド・ウェイ・トレモロや、板バネ式のトレモロ（ロング・ヴァイブロー ラー）が標準であり、ストップテールピースが標準搭載されるのは1972年かららしいのですが、多くのSGプレーヤーは、何故かそれらのトレモロを外し、ストップテールピースに換えています。
彼らのSGのテールピースがアルミかどうかは不明ですが、自分のレスポールをアルミテールピースに変えた時の音色の変化が素晴らしかったので、このSGもアルミに交換してみようかと思います。
※近年のCS製SGのテールピースはアルミニウムのようですね
スティールスタッドへの交換
テールピースをアルミに交換する前に、弦交換せずに取り付けできるスタッドを、まず鉄製のものに交換しようと思ったのですが、純正のテールピースは厚みがあるようで、ここまでしかハマりませんでした(^_^;)。
ちなみに、スティールスタッドはレスポールで交換した時はあまり変わりませんでした。
ヴィンテージ用のロングスタッドへの交換は、純正より少し長くなった分、高域が少し出るようになりましたが。
アルミテールピースへの交換
アルミテールピースも購入してあったので、一緒に交換です。今回購入したのは、安心のGOTOH ( ゴトー )製。
今回は使用しませんが、ゴトーに付属のスタッドはミリサイズで、Gibson SG （インチネジ採用）には入りませんでした。
モントルーのスティール・スタッドはインチサイズですので問題なくSGに装着出来ました。
アルミテールピースへとスティールスタッドの音質は？
SGにスティールスタッドとアルミテールピースの取り付け完了！
やはり音質は、レスポールに取り付けた時同様、柔らかでシャリ～ンとした綺麗な響きになりとってもナイス！レスポールと比べると平坦だったSGの音に、アコースティックな鳴りが加わった感じとでも言いましょうか。
もちろんアルミニウムテールピースが良くて、他がダメということではなく、音楽のジャンルに応じてという感じですね。私は最近はクリーンな音が好きなので、アルミテールピースへの交換は非常に満足です。
テールピースは沢山持っているので、今後も色々と付け替えて遊んでみたいと思います。
今回スタッド単体では試していませんが、せっかく購入したのでそのまま付けておきます。
アルミテールピース
スティール製スタッド
ヒスコレ用の首下約22.2mmのものと、ヴィンテージと同サイズの首下約25.4mmのものがあります（私のレスポールにはどちらも装着出来ました）。
スティール製アンカー
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