SGを改造するならここをチェック!Gibson SG 61 Reissue編

2018年4月15日SGMy Guitar

Gibson ( ギブソン ) / SG 61 Reissueの特徴と使い方、改造のポイント、改造履歴を紹介。

ギブソンSGとパワーアップギターパーツ


Gibson SG 61 Reissueはトーンと弾きやすさがお気に入り

SGというギターは、ハイポジションのプレイアビリティは言うまでもなく、フラット&ワイドなネック(SG 61 Reissue)など、レスポール以上に弾きやすく素晴らしいギターです。

SGの、レスポールほど太くもなく、ストラトほどブライトでない中途半端で田舎臭い音が自分は合っているように思います。

ピックアップは、SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) 製のPAFレプリカ、SH-55 SETH LOVER MODEL を、ボリュームポットは定番のCTSの500kΩに交換、コンデンサ/キャパシタは純正のセラミックからオイルに交換してあります。

Gibson SG 61 Reissue

SGのおすすめセッティング

私の中でSGの一番良いトーンは、ボリュームとトーンを少し絞った時の音です。アンプの設定にもよるのですが、ボリュームは7~9、トーンは4~7くらいの、シングルコイルほど細くもなく、ボリュームフルのハムバッキングピックアップほどブーミーでない、いなたい音が特に素晴らしいと思います。

ボリュームとトーンのポットやコンデンサを交換すると更に良くなりますよ。

※同じ’61 SG Reissue使いのゲイリー・クラークJrもインタビューで「時に、ネック側のピックアップをセレクトしボリュームを下げると、素晴らしく美しい、歌うようなトーンが得られるのです」と語っていますがまさにその通り!


以下で、SGを改造するためのおすすめパーツの紹介と、このSGの改造履歴をご覧いただけますのでよろしければどうぞ!

SGをカッコよくするためのパワーアップ・パーツ

ピックアップ

音を変える一番の近道はピックアップ交換。注目のピックアップを集めてみました。SGにもレスポール同様、ヴィンテージ系のPAFピックアップが似合います。

SEYMOUR DUNCAN / Seth Lover model ( SH-55 )

SEYMOUR DUNCAN Seth Lover model ( SH-55 )

Seth Lover model ( SH-55 )は、ギブソンオリジナルの「PAFピックアップ」の開発者であるセス・ラバー氏とセイモア・ダンカンが協力して開発したピックアップです。

PAFと同じくニッケルシルバーのプレート、プレーンエナメルワイヤーなど、素材にもこだわり含侵処理もあえて施していません。

  • 直流抵抗値:Neck: 7.20K、Bridge: 8.10k
  • マグネット:アルニコ2

SEYMOUR DUNCAN SH-55 – YouTube (動画)


DiMarzio / PAF 59 ( DP274 / DP275 )

DiMarzio / PAF 59 ( DP274 / DP275 )

DiMarzio / PAF 59 ( DP274 / DP275 )は、2.5インチの磁力を落としたアルニコ5マグネットから始まり、当時と同じ42AWGのエナメル・ワイアー、コイルをワックス・ポッティングせず、当時のワインディング・マシン(現在に比べて性能が落ちる不均一なワインディング)で巻き上げた、1959年製のPAF(Patent Applied For)ピックアップをリアルに再現したモデルです。

ネック用、ブリッジ用をラインナップ。

※歪ませて使うことの多い方は、ハウリングを起こしやすいのでワックスポッティング(浸透処理)を施した従来のPAF系モデルの使用をおすすめします。

PAF 59(DP274)Neck:

  • 直流抵抗値:8.2k
  • マグネット:アルニコ 5

PAF 59(DP275)Bridge:

  • 直流抵抗値:8.5k
  • マグネット:アルニコ 5

Dimarzio PAF59 – YouTube (動画)


Gibson / 57 CLASSIC

Gibson / 57 CLASSIC

57 Classicピックアップは、ギブソン社の初のハムバッキング・ピックアップ「PAF」を再現したピックアップです。コイルタップ可能な4C SHIELDED仕様もラインナップされており、多彩なサウンドを得ることも可能です。

50年代後半のPAFに確認されているコイル巻き数が多めのバージョンを再現した57 Classic Plusもラインナップされています。。

  • 直流抵抗値:8k(57 Classic)、8.3k(57 Classic Plus)
  • マグネット:アルニコ 2

Gibson 57 Classic – YouTube (動画)


Gibson / BURST BUCKER

Gibson / BURST BUCKER

BURST BUCKERは、PAFのレプリカ「57 Classic」をより緻密に細かく分類したピックアップです。

Burstbucker 1
Burstbucker 1は、コイル・ターン数を押さえた低出力タイプのピックアップ。

  • 直流抵抗値:7.8k
  • マグネット:アルニコ 2

Burstbucker 2
Burstbucker 2は、コイル・ターン数は標準的なモデル。

  • 直流抵抗値:8.4k
  • マグネット:アルニコ 2

Burstbucker 3
Burstbucker 3は、コイル・ターン数を増やした最もハイゲインなピックアップ、リア向き。

  • 直流抵抗値:8.7k
  • マグネット:アルニコ 2

Burstbucker Pro
Burstbucker Proは、アルニコ 5マグネットを使用し、従来のBurstbuckerよりエッジの効いたトーンが特徴のピックアップです。

  • 直流抵抗値:8.3k(ブリッジ用)、Rhythm用7.8k(ネック用)
  • マグネット:アルニコ 5

60s Burstbucker
60s Burstbuckerは、同じくアルニコ 5マグネットを使用し、ワックスポッティングのないオリジナルPAFを再現したモデルです。

  • 直流抵抗値:8k
  • マグネット:アルニコ 5

Gibson Burst Bucker – YouTube (動画)


Gibson / Custombucker

Gibson CustombuckerGibson Custombucker裏側

Custombuckerは、カスタムショップのヒストリックリイシューに標準装備されているピックアップで、その伝説的な「PAF」トーンが世界中のプレイヤーに愛されています。

Custombucker はアルニコ 3 マグネット、42AWGワイヤーとアンバランス コイルを使用した暖かくて甘いトーンで初期のハムバッカーの音響特性を正確に再現しています。

  • 直流抵抗値:8k
  • マグネット:アルニコ3

Gibson Custombucker – YouTube (動画)


ペグ

ペグでロック出来ればチューニングが安定します。ペグには径の異なるクルーソンタイプとロトマチックタイプがあり、互換性はありませんが、コンバージョン・ブッシングを使用すれば、ロトマチック→クルーソンへは交換可能です。


ブリッジ/テールピース

弦が乗る部分なのでここを良い物に替えると音質アップに効果的。ナッシュビルタイプのブリッジからヴィンテージ風のABR-1ブリッジに交換できる、コンバージョンポストも人気です。アルミのテールピースに交換するのも定番ですね。


コンデンサ/キャパシタ

トーンの効き、ヌケの改善はコンデンサ/キャパシタの交換がおすすめ。レスポールなどハムバッキングピックアップには0.022uFが一般的。

その他コンデンサ、ポットがセットになったワイヤリングキットも好評です。

詳しくは:
おすすめコンデンサ
ハムバッキング用に最適のコンデンサー

ボリュームポット

安価なポットだと、ボリュームを絞ると音が痩せてしまうのですが、CTS製ポットは太いままクリーンになってくれるので非常に使いやすいんです。もちろん耐久性もあります。

ハムバッキングピックアップには通常500kΩ、または300kΩのポットを取り付けます。


Gibson SG の調整・改造の履歴

過去に行ったGibson SGの調整・改造 履歴一覧です。

トラスロッドカバー交換


ペグを2コブのクルーソンに交換


CALLAHAM ABR-1に交換


ボリュームポット交換


SG 61reissueのコンデンサ交換


スティールスタッドとアルミテールピース取付け


SG にBigsby B7を改造取り付け


TONE PROSのABR-1ブリッジを取り付け


ペグをロトマチックの定番GROVERに交換


[ SG改造まとめ ] SGの音が不満ならここを替えろ!


ヒグチ電子/HGCのオイルコンデンサ0.022μFを取り付けてみた


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Posted by Tsune