エレキギターをオーダーするならこの仕様~ストラトキャスター編

ボディー材からネック材、ギターパーツを組み合わせてこんな感じのストラトキャスターを組んでみたい。
私が今現在最も理想的だと思うストラトキャスターはこれ!
オーダーするならこんなストラトキャスター
私はギターを弾くのも好きですが、弾く以上に好きなのがギターをいじること。
ストラトキャスターに関して言えば、ヴィンテージ仕様のストラトキャスターが好きで、手持ちのストラトキャスターもヴィンテージライクなサウンドにすべく色々改造してきましたが、最近はモダンな仕様のストラトキャスター・タイプがお気に入り(^^)。
ストラトキャスターをオーダーするならこんな仕様にしたいなということで、備忘録的にここに記します。
ボディー材
アルダー2P
ボディ材は枯れたサウンドのアルダーが好きです。
パキパキしたサウンドのアッシュ材も良いですが、シングルコイルとアルダー材の組み合わせは最強です。
ボディーピース数は2P。
1Pボディーのギターも所有していますが、音の響きは(個体差かもしれませんが)1Pより2Pのほうが良い気がします。ただしサステインと音の太さは1Pのほうが良いかな。
フロイドローズ載せて、歪んだサウンドがメインなら、ボディー材にバスウッドという選択もありかもしれません。
ネック / 指板材
メイプル / メイプル
ネックはメイプルのワンピースが好きです。
時には無骨で香ばしいサウンドのローズ指板のサウンドも恋しくなりますが、結局はメイプルのペチペチしたサウンドに戻ってしまいます。
フレットは24は必要ないけど22は欲しいです。
ネックのシェイプは角のあるコの字型、Uシェイプが好みです。
ペグ / マシーンヘッド
GOTOH(ゴトー)マグナムロック
ペグも弦の張り方を工夫することで、チューニングはほぼ狂わなくなりますが、GOTOH(ゴトー)のマグナムロックは非常に便利です。
ペグポストの高さを変えられるH.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様はストラトキャスターやテレキャスターなど、ヘッドの角度のないギターには有効です。
ストリングガイドが不要になる H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様のマグナムロック
GOTOH マグナムロック 一覧
ショップで検索
posted with カエレバ
サーキット
ピックアップ
Kinman ピックアップ
SSHやHSHなど便利なギターは沢山ありますが、私は3シングルが好き。
特にストラトキャスターはフロントピックアップの音が最高です。
ピックアップは、ヴィンテージ系のピックアップが好きですが、最近はノイズレスピックアップにも興味があって、キンマンのノイズレスピックアップがものすごく良くて、ノイズレスなのに普通のシングルコイルの音がします。
最近はキンマンは国内で手にはいらないのかなであれば、ディマジオあたりのノイズレスも機会があれば試してみたいと思います。
ノイズ処理
普通のシングルコイルでもノイズ処理を行えば、ほぼノイズを消すことが出来ます。
私も自分でボディーに導電塗料(ドータイト)を塗り、ピックガードにアルミテープを貼って検証してみましたが、こんなに効果があるものなのかとびっくりしました。
しかしノイズは消えるのですが、高域特性がやや悪くなるので、私はアース線は外してあります(ノイズはやや増えますが一定のノイズ防止の効果はあります)。
ボリュームポットとコンデンサ
ボリュームポットはCTS
ボリュームポットはCTSの250kオーム。
通常のシングルコイルには250KΩ、ハムバッキングには500kΩや300kΩを使用するのが定石です。
SSHなどピックアップが混在するギターの場合は、どちらを優先するかによりますが、私はシングルコイルの音が好きなので250kΩを選択します。
SSHやHSHのギターに良いのみっけた:
CTSの音の良さ
安いギターに付いているポットは、ボリュームを絞ると音痩せしてしまうのですが、CTSのポットは、ボリュームを絞っても音が太いまま音量のみが下がってくれるので、音楽的にも使いやすくおすすめです。
ボリュームの位置
以前はストラトキャスターのボリューム位置が邪魔で、移動したりしましたが、久しぶりに弾いてみると避けて弾くようになってました(^^)。
ノブは一般的はストラトキャスター用が使いやすいです。
CTS / 250KΩ
定番の CTS 社製ポット、抵抗値は250KΩ。
ストラトなどシングル・コイルのギターに。
テレキャスなどシャフトに溝のない(ソリッド・シャフト)タイプ用も。
ショップで検索
posted with カエレバ
ストラトキャスター用ノブ 一覧
ショップで検索
posted with カエレバ
コンデンサ / キャパシタ
トーンはいじらないのでコンデンサはなんでも良いという方もいると思いますが、意外と重要なコンデンサ/キャパシタ。
特にストラトキャスターのようなシングルコイルのギターは、音が細く頼りなく感じることが有ります。
そんな時に良質なコンデンサを搭載していると、トーンを絞ってハムバッキングピックアップのような太い音にすることも可能です。
※ストラトキャスターの通常の回路ではリアピックアップにトーン回路は接続されていません。
Jupiter Condenser:
これは付けたことないけど、非常に気になっているのがアメリカ・オハイオ州のメーカー Jupiter Condenser ( ジュピター ) コンデンサ。
音が良いと評判で、機会があれば試してみたいですね。
ショップで検索
posted with カエレバ
SONIC ターボブレンダー
ストラトキャスターは音が細いと、お悩みの方におすすめのターボブレンダー。
ターボブレンダーはストラトキャスターの見た目を変えること無く、ストラトキャスターをさらに使えるギターにしてくれる魔法のサーキット。
コントロールは、マスターボリューム、マスタートーン、ブレンダーで、ブレンダーを操作することで、リアまたはセンターピックアップにフロントピックアップの音をハムバッキング・ピックアップようなシリーズ(直列)でブレンドすることが出来ます。
フルにブレンドすると、レスポールのセンターのような音になります。
ターボブレンダーをつけることで、リアピックアップにもトーンが効くようになるので、ブレンダーを使用しなくてもトーンを絞ることで音を太くすることもできるので便利です。
使用されているパーツもCTS製ポットやオイルコンデンサなど良質なもので組んであるので音質アップも期待できます。
電池の要らないパッシブ回路というのも良いですね。
ショップで検索
posted with カエレバ
ピックガード / ピックアップセレクター
ピックガードは3ピース
50年代のストラトキャスターのピックガードは1枚板の1ピース(写真上)、60年代のストラトキャスターのピックガードは3枚合わせの3ピース(写真下)になるのですが、1ピースは変形しやすいので、オーダーするなら3ピースが良いですね。
選択するピックガードの素材やピース数によって、出音も変わってきて、1ピースは柔らかいアコースティックな鳴りなのに対し、3ピースはカチッとしたサウンドになります。
ピックアップセレクター
市販のピックガードを使用するならピックアップセレクターの位置は変更できませんが、出来ることなら、ピックアップセレクターの角度を少し変えたいです。
写真はCrewsのBottom’sUP。
従来の仕様だと、手の振りによっては簡単に切り替わってしまうので、少し向きを変えて弦と平行に近い形にするのが理想。
これなら多少触れても動くことがないのでとても良いです。
こちらは一般的なストラトキャスターのピックアップセレクター。
もしかしたらボディーをザグらないと無理かもしれません。
ブリッジ
GOTOH 510TS
今まではヴィンテージサウンドにこだわり、ブリッジも鉄ブロック採用のヴィンテージ仕様のシンクロナイズドトレモロを取り付けていましたが、GOTOH(ゴトー)の510TSが非常に良かったです。
GOTOH(ゴトー)の510シリーズは、Suhr(サー)やJames Tyler(ジェームスタイラー)などハイエンドなギターメーカーも採用するブリッジで、510=ゴトーが誇る自信作。
TSのSはスチールブロック仕様。
無骨なヴィンテージ仕様のトレモロと比較すると、ガツンとした低域はやや減るものの、音に艶とハリが出ますし、トレモロの稼働もスムーズでおすすめ。
弦間ピッチはヴィンテージ仕様の11.2mmよりやや狭く、10.8mmを採用しているので、ギブソン系(10.0mm~10.5mm)から持ち替えたときの違和感も少なく良いと思います。
6点支持タイプと、2点支持タイプが有ります。
ショップで検索
posted with カエレバ
トレモロスプリング
トレモロスプリングで音が変わる?確実に変わります。
いろいろ試してみた結果、ESPのTREMOLO TONE SPRINGS Type-1が好みでした(右から2番め)。
ショップで検索
posted with カエレバ
オフィシャル・サイト
今、最も理想に近いギターはこれ
Crews Maniac Sound Bottom’s UP
もし私がストラトキャスター・タイプでオーダーするならこんな感じかなということで、ここまで書いてきましたが、手持ちのギターでは一番これが近いでしょうか。
クルーズのボトムズアップと言っても、年代により仕様が異なりますし、このギターに関して言えば、1ボリューム1トーンだったものを、1ボリューム、1トーン、1ブレンダーに替えたり、ピックアップもSSHだったものを3シングルに替えたり、ネックを別のボトムズアップから載せ替えたりと、結構手を加えているのでオリジナルとは程遠い仕様ですが、長い年月をかけてようやくたどり着いた、今、最もお気に入りのギター。
Crews Maniac Sound Bottom’s UP Spec
- ボディー材:アルダー2P(ディンキー・シェイプ)
- ネック/指板材:メイプル/メイプル(貼りメイプル)
- ペグ:GOTOH ( ゴトー )/マグナムロックH.A.P.M
- ピックアップ:LINDY FRALIN ( リンディーフレーリン ) / BLUES SPECIAL
- ポット:CTS 250kΩ
- キャパシタ:オイル
- サーキット:SONIC / TURBO BLENDER
- ブリッジ:GOTOH ( ゴトー )/ 510TS(2点支持タイプ)
- トレモロスプリング:ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1
機会があれば、上記のような仕様でもう一本組んでみたいですね、いつになるかな。
Crews Bottom’s UPはこちらで購入できます
ショップで検索
posted with カエレバ
Suhr(サー)の Classicも良いですよね。
Suhr Classicはこちらで購入できます
ショップで検索
posted with カエレバ
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません