ストラトキャスターのフレットすり合わせ

ストラトキャスター フレット摺り合わせ

2018年4月12日ストラトキャスター

前回、17フレットの音詰まりで簡単なすり合わせを行ったのですが、6フレットをチョーキングしたときも音詰まりがあることが分かりました。今回は本格的なフレットのすり合わせ作業に挑戦です(自己流)。

ストラトキャスター フレットすり合わせ


フレットすり合わせで用意するもの

  • マジック
  • ヤスリ(鉄、紙1000~1500番あたり)
  • フレットファイル
  • スチールウール
  • 金属磨き
  • マスキングテープ(ピックアップ周りは磁石なのでしっかり養生しましょう)
  • レモンオイル

メンテナンスグッズ
工具


元々2、3弦のフレットが全体的に減っていることもあったので、自己流ですり合わせを行うことにしました。

FENDER JAPAN ST62フレットの状態

すり合わせといっても1、2、3弦あたりを中心に調整するだけなので、弦を張ったまま(ある程度テンションをかけたまま)行います>その方がシビアに調整出来るし、弦も節約出来ます。

フレットのすり合わせで使う工具

 

まず、ピックアップに鉄粉が付かないようにマスキングし、1、2、3弦を緩め、マスキング・テープで弦を脇に寄せます(1,2,3弦が終わったら低音弦側も行います)。

鉄粉が付かないようにマスキング
ヘッド側も行います

平らな棒ヤスリをスライドさせ、すり合わせて行きます。
平らな棒ヤスリをスライドさせ、すり合わせて行きます。

低音弦側も行います
低音弦側も行います

一通り削り終わったら、チューニングをし、フレットの高さ、音詰まりがないかをチェックします。
大まかにですが削り終わりました

小さめのフレットファイルでフレットの頭ではなく、角を削ります
フレットファイルでフレットの角を落とします
フレットファイルでフレットの角を落とします
やや大きめのフレットファイルを使い、フレットの頭を整えます。

フレットの頭にマジックで色を付けておくと不要に削ってしまうこともなく便利です
フレットファイルでフレットの角を落とします

丸みを出せたら、再度弦を張り、音詰まりがないかをチェックします。

問題無ければ、弦を外し、指盤をマスキングし、紙ヤスリ、スチールウールで綺麗に磨き上げます(フレット側面も忘れずに)
指盤をマスキングをしてフレットを磨きます

仕上げにレモンオイルで指盤を磨いて終了!!
フレットを磨き完了

フレットのすり合わせはこれで3度目。少しずつ上手くなってるかな。
フレットを磨き完了
とりあえず、ビビリ&音詰まりは無くなったので満足です。
フレットを磨き完了

フレットファイル

フレットファイル / TL-FF

フレットファイルは、すり合わせで平らになったフレットの角を落とすためのヤスリです。

太さに合わせ3種類あります。

※フレットのすり合わせはとてもシビアです。良く分からない方はショップに頼みましょう。

 

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サンディングブロック

サンディングブロック / TWSB

サンディングブロックは、フレットのすり合わせや、交換、指盤の修正時に必要なブロックです。サンディングブロックを使うことで平らで均一な研磨が可能になります。

指盤のアールに合わせて種類があります。

追記
この記事では棒ヤスリでフレット修正していますが、全体のすり合わせなら指板のアールに合わせたサンディングブロックに1500番程度の水ヤスリで十分に作業可能です

目の細かな水ヤスリならフレットを削りすぎることもありませんし、フレットに大きな擦り傷も付かないので仕上げの工程も楽にできます。

サンディングブロックによるフレット修正

 

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スチールウール

スチールウール

しつこい金属汚れにはスチールウールで。フレット磨きにも有効です。

 

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