DIMARZIO FastTrack 2（DP182）～ピックアップレビュー

人気のシングルサイズハムバッカー DIMARZIO Fast Track 2 （ DP182 ）レビュー。

平均的なシングルコイル・ピックアップの3倍の出力があるという Fast Track 2 / DP182は一体どんな音がするのでしょう。

DIMARZIO FastTrack 2 / DP182

大昔に購入した、DIMARZIOのシングルサイズハムバッカー、Fast Track 2 （ DP182 ）というPUが押し入れから出てきました。

DIMARZIO FastTrack 2 / DP182：

カバーの色が変色しててちょっと汚いですけど^^;

DIMARZIO Fast Track 2 （ DP182 ）はディマジオのメーカーサイトによると、

シングルコイル・ピックアップと同サイズでありながら、その音はワイドでオープンなサウンドがします。

それは平均的なシングルコイル・ピックアップの3倍の出力があり、ミッドレンジに特長があるサウンドで、低域にパンチがあり、 Super Distortionに似た音がします。

とのこと。

せっかく出てきたので、改造マニア？の私としては載せてみないと気が済まない訳で、早速チャレンジです！！

見た目は普通のシングルコイル・ピックアップが一番好きなのですが・・・・

ちなみにディマジオのハムバッキング・ピックアップのコイルタップ対応の配線は以下の通り。

ディマジオ：
赤をホット、黒と白を繋ぎ、緑をコールドにすると通常のハムバッキングPU（直列/シリーズ）として動作します。
コイル1 赤(+) 黒(-)
コイル2 白(+) 緑(-)

ハーフトーンでフェイズしちゃったので、緑（通常はコールド）と赤（通常はホット）を入れ替えて取り付け完了！

詳しくは

どんな音がするのか興味津々だったのですが、音を出してみると確かにパワフルなのですが、音はハムバッキングという感じはしないですね。

シングルコイルらしいブライトさは失われていないので、フロント、センターから切り替えても太すぎず、細すぎずで、フルサイズハムバッカーを取り付けたときほどの違和感はないです。

ミドルは若干持ち上がりますが、例えばセイモアダンカンのハムバッキングPUのJBとかだとミドル/ローが持ち上がり、家弾きなど小さな音の時にヌケの悪さを感じるときがあるのですが、このPUはそれがありません＞逆に低域は言うほど出ません。

パワーはあるけど、シングルコイルらしさを失っていない、非常に良いPUですね😊👍

ただ、（ボリューム10では気づかなかったのですが、）ボリュームを絞ってゆく時に、高域成分は元気なままで、低域成分が抜け落ちる、いわゆる鼻つまみ系サウンドになってしまうことが唯一残念な点。

ミッドレンジに特徴のあるPUだから仕方ないと思いますが、もう少しボリュームを絞った時の音にパンチがあっても良いかなと感じました＞フロント/センターに付けるとまた違った印象になるのでしょうが・・・。

ノイズが嫌で、軽快な歪みサウンドが好きな方には非常におすすめのPUですが、ボリュームを操作してクリーンやクランチも出したいという方は、同じツイン・ブレードPUだと、CRUISER （ DP186 / DP187 ）、Tone Zone ( DP189 )あたりの方が良いかもしれませんね。

リア用ピックアップとして最適なDP182。

平均的なシングルコイル・ピックアップの3倍の出力があり、ミッドレンジに特長があるサウンドで、低域にパンチがあり、 Super Distortionに似た音がします。

ストラトの線の細さにお悩みの方全てにおすすめのPUです。

500kのボリュームポットとの組み合わせもおすすめ。

直流抵抗 18.07k
マグネット：セラミック