トレモロスプリング比較レビュー~音が良いのはRaw Vintage RVTS-1かESP TREMOLO TONE SPRINGSか

Raw Vintage?ESP?トレモロスプリングのおすすめはこれ!

2018年4月15日ブリッジ/テールピース,ストラトキャスター

人気のトレモロスプリング Raw Vintage RVTS-1とESP TREMOLO TONE SPRINGSを同じギターに装着し音の比較をしてみました。

音が良いのはどっち、おすすめは。

トレモロスプリング比較


トレモロスプリング サウンド比較

トレモロスプリングで音が変わるなんで信じれれないかもしれませんが、結構変わるんですよ。

トレモロスプリングというと、この2つが有名です。

Raw Vintage ( ロウヴィンテージ ) / RVTS-1

Raw Vintage ( ロウヴィンテージ ) / RVTS-1

ESP (イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS タイプ1

ESP (イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS

経年変化でやや伸びたヴィンテージ・ストラトキャスターのスプリングを再現しているのでしょうか?張力はどちらも弱めで、スプリング3本のギターなら4~5本、2本のギターなら3~4本程度でバランスが取れるようになっています。

そして今回、ESP (イーエスピー ) の TREMOLO TONE SPRINGS Type-2を購入しましたので、Raw Vintage RVTS-1、ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1、汎用スプリングの4つの音の比較をしてみました。


左からRaw Vintage RVTS-1、ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2、ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1、一般的なスプリング(張力硬め)

ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2

ESP (イーエスピー ) の TREMOLO TONE SPRINGS Type-2ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1とType-2
ESP (イーエスピー ) の TREMOLO TONE SPRINGS Type-2(写真上)は、Type-1より径が大きく、張力もやや強めで、音の特徴はハイミッドの音域が強化されたというトレモロスプリング。

どんな音なのでしょうか。


比較で使うギターはこれ。

Crews Bottom’s UP (LPB) 
Crews Bottom's UP (LPB)
トレモロは、GOTOH ( ゴトー )/ 510TSでノンフローティング

GOTOH ( ゴトー )/ 510TSはスチールブロック仕様のトレモロユニット

生音と、アンプを通した時の音で比較してみました。


トレモロスプリング 生音比較

汎用スプリング:

汎用 トレモロスプリング比較
レビュー:
音は悪くないが、硬く平坦。元気な音。音が硬いので生音で弾いても面白くない

高域10 中域4 低域4


ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1:

ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1 トレモロスプリング比較
レビュー:
柔らかい音、ふくよかでいなたい音。クリアな低域 キラキラした高域。生音では一番良い音で、弾いて楽しい。

高域8 中域8  低域8 バランスよし


ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2

ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2 トレモロスプリング比較
レビュー:
柔らかい音、高域に対して低域成分が若干少なめに感じます。

高域9 中域8  低域6


Raw Vintage RVTS-1:

Raw Vintage RVTS-1 トレモロスプリング比較
レビュー:
柔らかい音だが、ESPと比較するとややおとなしめ。汎用スプリングよりは良いが、生音での比較ではあまり良くない印象。低域少なめ。

高域8 中域5 低域4


トレモロスプリング アンプ比較

クリーンなアンプに繋いで比べてみました。アンプを通した音と、生音の印象がかなり違うのに驚きました。

汎用スプリング:

レビュー:
元気な新品のギターの音。これはこれで悪くない。


ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1:

レビュー:
柔らかくいなたい音。高域抑えめ。バランスよし。


ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2:

レビュー:
柔らかい音、綺麗な高域、生音では感じなかった、太くアコースティックな低域が出てきます。


Raw Vintage RVTS-1:

レビュー:
柔らかで艶やかな音。生音での印象とは変わり、少なめだった中低域も出てきてバランスが良くなった。いなたいヴィンテージ風サウンドが心地よい。


まとめ

生音ではESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1が最も良くて、Raw Vintageってこんなもんだっけ。とちょっと幻滅しかけたのですが、アンプを通してビックリ。生音だけで判断してはいけませんね。

ESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2も同様で、生音では高域がややキツく、バランスはあまり良くなっかたのですが、アンプを通すと、太くて丸い低域が出てきました

張力強めの汎用スプリングは、とても元気な音だけど弾いてて疲れる感じ。ただ、おなじストラトキャスターでも生音が元気な音のギターもあれば、大人しめのギターもあります。

私のギターでいえば、これ↓(Crews Bottom’s UP)は、やや大人しい音なので、活を入れるために張りが強めの汎用品のトレモロスプリングを取り付けてみたところ、非常に良くなりましたね。

メイプル指板HSHのCrews Maniac Sound Bottom's UP

こんな感じで混ぜてみても面白いですよ。
高音弦側にESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1、低音弦側にESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2
高音弦側にESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-1、低音弦側にESP TREMOLO TONE SPRINGS Type-2を装着した例


今回はノンフローティングのトレモロに5本のスプリングで比較しましたが、トレモロはフローティング、ノンフローティングはもちろん、バネの本数や張り方でも音は変わります。

たかがトレモロスプリング、されどトレモロスプリング。いろいろ試してみると面白いです。

ヴィンテージ風サウンドにするなら、Raw Vintage RVTS-1やESP TREMOLO TONE SPRINGS 、元気な音にしたいなら、張りが強めのトレモロスプリング(パワースプリング)がおすすめです。


ESP (イーエスピー ) / TREMOLO TONE SPRINGS

ESP / TREMOLO TONE SPRINGS 1

 

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Raw Vintage ( ロウヴィンテージ ) / RVTS-1

Raw Vintage / RVTS-1

 

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*シンクロナイズドトレモロはもちろん、フロイドローズ等にも装着可能です。


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