ギターの調整

チューニングの狂わない弦の張り方【シーゲル巻き】

執筆・監修:
ギター改造歴25年・DIYギタリスト

チューニングの狂いでお悩みの方は、ロックペグを買う前に「シーゲル巻き」を試してみましょう。

シーゲル巻き~ストラトキャスター

※シーゲル巻きとは、Dr.シーゲルこと成毛滋氏考案の弦の張り方で『Dr.シーゲルのよい子のロックギター』というビデオで紹介されていたものです。これを巷ではシーゲル巻きと呼んでいます。


弦を弦でロックすればチューニングは狂わない

ギターのチューニングが狂う原因は、弦そのものである場合も多いですが、ペグやナット部分での弦のたわみや引っかかりによる影響も大きいポイントです。

特にペグに弦を多く巻き付けてしまうと、わずかなズレやたわみが発生しやすくなり、ピッチが不安定になる原因になります。

一般的にギターの弦はペグポストに2〜3周ほど巻き付けますが、巻き方によってはそれ自体がチューニングの不安定さにつながることもあります。

以下で紹介する方法は、ロックペグを使わずに「弦を弦でロックする方法」です。詳しく見てみましょう。

ロトマチックペグ編

まずはじめに弦をポストに通します。
チューニングの狂わないギターの弦の張り方

弦をたわませず(引っ張った状態)で弦を内側に折り返します。
弦をたわませず、引っ張った状態で折り返します

弦の下を通し、クルッと上へ
弦の下を通し、クルッと上へ

そのままペグを回し、数回巻き上げるだけ。
そのままペグを回し、巻き上げるだけ

弦張り完了!

チューニングが合った状態でもポストに1周も巻きつけていません。
ペグマストに1周も巻きつけていません

上に跳ね上げた弦を下側の弦で挟み込んでいるのが分かるでしょうか?
上に跳ね上げた弦を下側の弦で挟み込んでいるのが分かるでしょうか?
たったこれだけなのですが、チューニングが安定し狂わなくなります。

仕組みはロックペグと同じです!

プレーン弦も同様です。
プレーン弦も同様です
こんな方法で(特にプレーン弦が)抜けてしまわないのだろうかと思うでしょうが心配無用です。

※コツを覚えるまでは、弦を短くカットせず、余裕を持った長さにしておくと安心です。

楽に弦の張替えができて、チューニングも狂わない・・・これは ビグスビーユーザーにもおすすめです。


クルーソンペグ編

ヴィンテージタイプのストラトキャスターやテレキャスターなどに採用されているクルーソンペグは、弦をポスト内に収納してから弦を巻き上げる方法ですが、ロトマチックと同じ方法で弦を張ることも可能です。

クルーソンペグは弦をポスト内に収納してから弦を巻き上げる方法ですが

ロトマチックと同じ方法で弦を張ることも可能です

もちろんチューニングは問題ありません。

もちろんチューニングは問題ありません

ロック式のペグを買う前に是非一度お試しください

この方法ですと、弦をポストに巻く回数が少ないため、ストラトキャスターやテレキャスターなど、ネックに角度のないギターの場合、まれに3弦あたりが共振してしまう場合もあります。

その場合は1~2周多く巻くか(少ないほうがチューニングに有利なのは言うまでもありません)、もしくは弦をロックできるH.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)タイプのGOTOH/ゴトーのマグナムロックの使用をおすすめします。

↓H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様は、ペグポストの高さを調整できるのでナットからペグまでの角度不足が解消されるのでチューニングの狂いの原因にもなるストリングガイドを外すことが可能になります

マグナムロック/H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様
マグナムロックH.A.P.M ( ハイトアジャスタブルポスト )仕様

GOTOH マグナムロック

ロック式ペグ イチオシ! GOTOH マグナムロック

ゴトーのマグナムロックは、弦をポストに差し込んでペグを回すだけで自動で弦をロックします。見た目を変えず、チューニングも安定するので非常に人気があります。ご自分のギターにあったものを選んで下さい。

 

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