オジー・オズボーン・バンド の初代ギタリスト Randy Rhoads(ランディー・ローズ)が実際に使用していた機材を元に、彼の音を忠実に再現できるおすすめのギター、アンプ、エフェクター、アクセサリー等を詳しく紹介しています。

音作り
ランディ・ローズといえば、マーシャルアンプにMXRのDistortion+(ディストーション)を使用していたことで有名ですが、オジー加入前のクワイエット・ライオット期の『Quiet Riot I』『Quiet Riot II』、オジー・オズボーンの1stアルバム『Blizzard of Ozz』のサウンドを聴くと、かなり中域が持ち上がったサウンドになっています。
I Don’t Know:
ランディはこれらの機材に加えて、MXRの10バンドイコライザーも使用していたため、おそらく500Hzや1kHzあたりの周波数を中心に持ち上げていたと考えられます。

使用ギターやアンプの設定にもよりますが、BOSSのイコライザー(GE-7)でも800hzあたりを中心に持ち上げてあげるとそれらしいサウンドが得られると思います。

このページでは、ランディ・ローズサウンドを再現するためのギター、アンプ、エフェクターなどの機材を紹介しています。
ギター
GIBSON Les Paul Custom

ランディー・ローズの愛機といえばホワイト(経年劣化でクリーム色になった)の74年製ギブソン・レスポール・カスタムです。

カスタムはスタンダードに比べ中域が太く柔らかな音が特徴といわれているので、ファンならばスタンダードではなくカスタムを狙いたいところ。
噂によると1stアルバムのバッキングのほとんどはカスタムらしいですよ。
GIBSON 1974 Les Paul Custom

ランディー・ローズが愛用していたレスポール・カスタムは1974年製です。この頃のレスポール・カスタムは、従来のモデルとは異なり、ネックは3ピースのマホガニー、ボディはトップにメイプル、バックはマホガニー/メイプル/マホガニーの貼り合わせ構造(通称パンケーキ構造)という少し変わった仕様です。
この時期のレスポールはヴィンテージ的な価値は高くないものの、ランディー・ローズ仕様ということで一部のファンから人気があります。
近年でも、スポット的に1974年製レスポール・カスタムは復刻されたりしているので、こだわりのある方は探してみると良いでしょう。
もちろん、ヴィンテージの1974年製レスポール・カスタムもおすすめです。70年代のレスポールは比較的手頃な価格で入手できることも多いです。

JACKSON Randy Rhoads



通称「ランディーV」と呼ばれるこのギターは、ランディー・ローズがジャクソンギターにオーダーしたモデルです。特徴的なのは、左右非対称のV型ボディとコンコルドヘッドです。
オリジナルモデルはトレモロなしですが、現在では様々なカラーバリエーションや仕様が展開されています。

また、オジー・オズボーン加入前のクワイエット・ライオット時代には、カール・サンドバルがデザインした水玉模様のフライングV “Polka Dot V”を愛用していました。
オジー・オズボーン加入初期には、ジャクソン製でネックジョイントがやや深いデザインのV “RR1/コンコルド”も使用していました。

なお、トレモロはフロイドローズではなく、シンクロナイズドトレモロが採用されています。
MADE FOR RANDY RHOADS! Jackson RR3 GUITARS IN THE ZONE #1:
コメント:
こちらのギターはRR3と呼ばれるもので、グローバー・ジャクソンがランディー・ローズのために製作した3番目のギターです。しかし残念なことに、ランディーはこのギターを受け取る前の1982年3月19日、飛行機事故で亡くなりました。
RR3のボディはメイプルトップと5ピースのマホガニーバックで、ランディーが愛用していたレスポールカスタムに似た構造だと言われています。メイプルネックにはエボニー指板が貼られ、ネックはボディのエンドまで伸びたスルーネック構造が採用されています。

ちなみに白のV(コンコルド)のボディーはメイプル、黒のV(RR2)のボディーはポプラとのこと。
JACKSON JS1X RR Minion

JACKSON JS1X RR Minionは、JACKSONから発売されている非対称V(ランディー・ローズV)のミニギターです。
おなじみのシャークフィン・インレイが入った指板に、グラファイトで補強されたメイプルネックをボルトオンで装着しています。
弦長(スケール)は22.5インチ(572mm)。
ファンならぜひコレクションに加えたい1本です。
Jackson JS Series RR Minion JS1X | Jackson Guitars:

ピックアップ


ランディー・ローズの1974年製レスポール・カスタムのピックアップは、ストックのままで特に変更はされていないようです。
しかし、カール・サンドバルがデザインしたポルカドットV(水玉V)のピックアップは、リアにDIMARZIOのSuper Distortion、フロントには同じくDIMARZIOのPAFが搭載されていたようです。
Super Distortion(DP100)は、70~80年代を代表するハイパワーなピックアップで、PAF(DP103)はその名の通り、ギブソン社のPAF(Patent Applied For)を再現したピックアップです。
- 直流抵抗値:
DP100 Super Distortion:13.68k
DP103 PAF 36th Anniversary:7.31k
Super Distortion:
PAF:

アンプ
MARSHALL 1959SLP ( 100W )

カスタマイズされてゲインアップしたマーシャル1959と、MXRのDistortion+の組み合わせが、ランディー・ローズの基本的となるセットです。
少し前に発売されたホワイトトーレックス仕様のランディー・ローズ・モデルも話題になりましたが、このモデルは、インプットIが通常のJMP1959に相当するサウンド、インプットIIは2203のようなマスターボリューム仕様になるという特別にデザインされたモデルでした(この場合、MasterがVol.I、GainがVol.IIとなります)。
マーシャルユーザーにおなじみのカスケード接続は不可とのことです。

Spec;
- 真空管:
3×ECC83 (12AX7)、4×EL34 - サイズ・重量:
750×310×215mm、20.5kg
最近はマーシャル・サウンドの出るエフェクターも多数発売されているので、それを利用しても良いでしょう。
Signature Amps | Randy Rhoads | 1959RR | Marshall:
MARSHALL 1959 Modified(100W)

1959 Modifiedは、Marshallの伝説のアンプ 1959モデルを1980年代以降の仕様にモデファイしたモデルです。
ランディーのマーシャル1959は、モデファイされており、1959 Modifiedならばっちりです。
主な特徴
1959 Modifiedは、ジミ・ヘンドリックスやジミー・ペイジらが愛したPlexiサウンドを忠実に再現しつつ、マスターボリュームやブライトキャップスイッチ、2種類のクリップモードなどの新機能が新たに搭載されています。


コントロール
- MASTER VOLUME:
インププット「I」の下にマスターボリュームが増設されており、Volumeコントロールと連動し、時計回り一杯に上げた状態がオリジナル1959と同じサウンドで、下げていくにつれ小さな音量で歪みを得やすくなります。 - BRIGHT SWITCH:
BRIGHT SWITCHは、ブライトキャップコンデンサーのON/OFFスイッチです。ONにするとメリハリの効いた音、OFFでウォームなトーンが得られます。 - CLIP SWITCH:
ONにすることで、プリアンプの歪みをブーストします。 - CLIP TYPE:
CLIP SWITCHがON時の、クリッピングの種類を選択します。
I: ダイオードクリップ:
ダイオードクリップによる「自然で抜けのいい歪み」が得られます。
II: トランジスタによる歪み:
トランジスタを使った歪みで、より「コンプレッションの効いた歪み」が得られます。 - カスケード接続にも対応:
1959 Modifiedは、チャンネル「I」のインプットが1つありませんが、「II」から「I」へのカスケード接続(チャンネルリンク/たすき掛け/ジャンパー接続とも呼ばれます)はできるようです。 - バックパネル:
エフェクトループは未搭載です

Spec;
- 真空管:
2 x ECC83、1 x ECC83(フェーズスプリッター)、4 x EL34 - サイズ・重量:
741×294×210mm、21kg
1959 Modified Official Demonstration | Modified Series | Marshall:
コメント:
1959 Modifiedは、クラシックなマーシャルアンプをより歪みやすく改造したモデルで、ヴァン・ヘイレンをはじめとする80年代以降のハードロックやヘヴィメタルサウンドが好きな方に特におすすめです。
1959 Modifiedには、マスターボリュームが搭載されていますので、小音量でも歪みが得やすいのは嬉しいですね。
内部基盤を見ると、ハンドワイヤードで組まれているようです。

MARSHALL SV20 ( 20W / 5W )


お手頃サイズの1959をお探しならこのSV20(Studio Vintage)がおすすめです。
SV20は、MARSHALL 1959SLPを元に開発された出力20W(5W切り替え可能)のモデルで、オリジナル1959同様の4インプット仕様で、マスターボリュームは未搭載ですが、5Wモードもあるので100Wの1959よりは歪みが得やすくおすすめです。

リアパネルにはエフェクトループ、DIアウト、スピーカーアウトが搭載され、さまざまな環境で柔軟に使用できます。

コンボとヘッドがラインナップされています。
Spec;
- スピーカー:
1×10″ Celestion V-Type(コンボのみ) - インピーダンス:
5 (1×16Ω、2×8Ω、2×4Ω) - 真空管:
3×ECC83(12AX7) / 2×EL34
重量:
500×460×245mm、15.85kg(コンボ)
500×240×230mm、9.25kg(ヘッド)
Studio Vintage | Official Demo | Marshall:
コメント:
歪むアンプではないですが、クランチサウンドの美しさ、音の粘りなどが1959同様に素晴らしいですね。
IbanezのチューブスクリーマーやBOSSのSD-1など使ってドライブさせれば70年代から80年代ロックなら何でもこなせそうなサウンドです。ランディーサウンドならMXRのDistortion+ですね!

MARSHALL Origin シリーズ


Marshall ORIGINシリーズは、ヴィンテージマーシャルのデザインを踏襲しつつ、モダンな機能を搭載したモデルです。
特に、ゲインブースト機能とサウンドキャラクターを変化させられるTILTコントロールが特徴で、これによりモダンなオーバードライブサウンドを得ることも可能です。
TILTコントロールは、THE AMP SHOP西田製作所さんの動画によると、ヴィンテージの4インプット仕様のマーシャルアンプのチャンネルリンクのサウンドを再現したものだそうです。

ラインナップには、5WのORIGIN 5、20WのORIGIN 20、50WのORIGIN 50があり、いずれも出力を落とすことができるパワーリダクションスイッチが搭載されていますので、小音量での使用にも対応できます。
ORIGIN 5を除き、アンプヘッドとコンボの両方がラインナップされており、さらに、付属の2Wayフットスイッチを使用することで、ゲインブースト機能とエフェクトループ機能のON/OFFが可能です。
Marshall: ORIGIN 20C Combo:
動画を見ると、決してハイゲインサウンドが得られるアンプではないですが、AC/DC風のクランチサウンドが非常に美しいアンプです。


エフェクター
ランディーのペダルボード:
ランディ・ローズのペダルボードは、MXRのDistortion+や、10Band EQなどなどのコンパクトエフェクターをそのまま大型ボードに組み込み、リレースイッチを加えたシンプルなものでした。


参考:ランディ・ローズ MXR スペシャル・エディション ディストーション+
MXR DISTORTION+(ディストーション)

MXR DISTORTION+は、明るく荒い歪みが特徴のディストーションです。低域の出るマーシャルとの相性はピッタリで、ランディー・ローズ・サウンドを再現する上で欠かせないペダルです。
▼ランディー・ローズ・シグネチャー・ディストーション+が登場です。

RANDY RHOADS DISTORTION + RR104

RANDY RHOADS MXR SPECIAL EDITION DISTORTION+
コメント:
RANDY RHOADS MXR SPECIAL EDITION DISTORTION+は、ランディ・ローズが愛用した伝説のMXR Distortion+を復刻したシグネチャーモデルです。
42年ぶりに家族が公開したランディのペダルボードをもとに、姉のキャシー・ローズも監修に加わり、忠実に再現したものです。ハイゲインアンプと組み合わせることで、ランディ特有のクラシカルで流れるようなリードや強烈なリフの音色を再現できます。白いフライングVギターをイメージしたデザインで、限定のブックレットと認定証付きです。
ランディ・ローズ MXR® スペシャル・エディション ディストーション+:

MARSHALL Overdrive Pedal(オーバードライブ)

MARSHALL Overdrive Pedalとは、マーシャルアンプの歴代の名機 1959、JCM800、JCM900、DSL、JVM を再現したアンプインアボックス(AIAB)ペダルです。

ランディーのアンプサウンドを再現するならこの1959がおすすめです。
- 1959(Super Lead):
ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、エディ・ヴァン・ヘイレンなど、ロック界のレジェンドたちが愛用した100Wのフルチューブアンプを再現したペダルです。迫力あるクリーン〜クランチトーンは、まさに“クラシック・マーシャル”の代表格。HI Treble、Normalという2つのコントロールがあり、オリジナルの1959同様、2つのチャンネルをミックスしたサウンドも再現できます。
まずはそのリアルなサウンドを聴いてみましょう!
マーシャルOverdrive:名機をペダルで再現! feat.大渡 亮:
どのモデルも歪ませてもカリッとしたエッジの効いたマーシャルライクなサウンドがしっかり再現されています。


MARSHALL THE GUV‘NOR(ディストーション)

長らく廃盤であったマーシャルのドライブペダルが復刻されました!!
THE GUV‘NORとは、1988年に発売されたオーバードライブ/ディストーションペダルで、このペダルは、マーシャルのアンプ特有のエッジの効いたブリティッシュ・ロックサウンドを再現したペダルです。
コンパクトタイプペダルには珍しい、3バンドEQが搭載されているのでアンプライクな音作りが可能となっています。

※THE GUV’NORにはY字ケーブルを使用することでEQ後段にエフェクターを接続できるエフェクトループ(LOOP端子)が搭載されています。
Marshall The Guv’nor Pedal Demo:
THE GUV‘NORは、マーシャル伝統の1959(100w)、1987(50w)あたりのスタックサウンドを再現したディストーションで、そのエッジの効いたサウンドはランディー・ローズ・サウンドにもピッタリ合うと思います。

MXR M117R Flanger(フランジャー)

MXR M117R Flangerは、ランディー・ローズや、エドワード・ヴァン・ヘイレンも愛用した伝統の名機。強力なジェットサウンドからコーラス/フェイザー系の軽やかなサウンドまで幅広いサウンドメイクが可能です。
電源:
乾電池006Px2または18VACアダプター仕様。

MXR M-117R Flanger:
コメント:
分かりやすいところでは Quiet RiotのPicking Up The Piecesのイントロや、You Can’t Kill Rock And Rollのエンディングではフランジャーともフェイザーともワウとも思える激しいモジュレーションサウンドが聴けます(なんですかね)。
このフランジャーは18V動作で、9Vのフランジャーと比べるとより広いヘッドルームが特徴なのでそのあたりに秘密があるのかも。。。。

MXR STEREO CHORUS(コーラス)

70年代の名器をバージョンアップしたMXR STEREO CHORUSは、Rate、Width、Intensityのコーラスコントロールに加え、コーラスエフェクト専用のベースおよびトレブルのEQを搭載しています。
さらに、ギターの低音にかぶるエフェクトを除去するBass Filterスイッチも備えています。
電源:
乾電池006Px2または18VACアダプター仕様。

MXR Stereo Chorus:

MXR 10 BAND GRAPHIC EQ(イコライザー)

MXR 10 BAND GRAPHIC EQは、定番の10バンド・グラフィックイコライザーM-108のコントロールを継承しつつ、ノイズリダクション回路を追加し、トゥルーバイパス化されています。さらに、出力を2系統にして多彩に使用できるように設計されています。
バンド周波数は、31.25Hz、62.5Hz、125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHzとなっており、各周波数帯域ごとに12dB幅でブーストおよびカットが可能です。また、Input GainとOutput Volumeのコントロールも搭載されているため、EQ使用時の音量変化にもきめ細かく対応できます。
Iconic Rigs: Randy Rhoads:
1stアルバム『Blizzard of Ozz』のサウンドを再現するには、500Hzや1kHzあたりを中心に持ち上げると、それらしいサウンドが得られると思います。

VOX V847-A(ワウ)

VOX V847-Aは、1960年代のオリジナルVOXワウのスペックをベースに設計されたワウです。9V電池の他にACアダプターでも使用でき、インプットジャックはエフェクトオフ時のギターサウンドに色付けをしないバッファが内蔵されています(旧モデルのVOX V847はバッファー未搭載です)。
また、ペダルのインダクタを新たに設計し、これまで以上にオリジナルVOXワウのスペックに肉薄し、トーンはもちろんのこと、ダイナミクスも向上。あらゆる音楽スタイルで使えるワウペダルに仕上がっています。
VOX Wahペダル[V846-HW / V847A / V845]紹介映像:

BOSS RE-202 Space Echo(ディレイ)

ランディー・ローズの写真を見ていたら左足元に置いてある大きな箱を発見。


RolandのテープエコーRE-201かと思ったら、つまみの配列が違うので調べてみると、Roland RE-301 Chorus Echoのようです。

RolandのテープエコーRE-201はテープエコーとリバーブですが、Roland RE-301 Chorus Echoはテープエコー、リバーブ、コーラスがかけられるもののようです。
アウトプットを見ると、ステレオ対応のようですので、以下の動画のような音を左右に振るダブリングも可能です。
Randy Rhoads Solo/Instrumental Jam 1982 with pics from last show:
現行モデルのBOSS / RE-202 Space Echoなら同じくステレオ対応なので、上記のランディーと同じことも可能(通常ダブリングのディレイタイムは10~50ms程度ですが、少し長めに設定しましょう(コーラスは別途用意しましょう)。

BOSSのRE-202 Space Echoは、(RE-301ではなく)Roland RE-201 Space Echoのサウンドを、かつてないレベルで再現したテープエコー系ペダル。
オリジナルの2倍のREPEAT RATEに拡張可能で、4つの再生ヘッドを組み合わせることで、12種類のサウンド・バリエーションを実現しています。
コンパクトサイズのSpace Echo RE-2でも良いでしょう。

BOSS RE-202 Space Echo:

弦・ピックなど
GHS

ランディー愛用の弦はGHS。GHSはスティーヴィー・レイ・ヴォーンも愛用のNICKEL ROCKERS(写真)が有名ですが、ランディーはGHSのメタリックな音が気に入ってるとインタビューで語っています。

太さは.010または.011のセットを愛用。
ベーシストのルディー・サーゾのインタビューでは「ランディーは太い弦を張って軽く弾いていた」と語っています。
ピックはミディアムだそうです。
その他ギタリストの機材はこちらから



