
レスポールを改造するならここをチェック!~Gibson LesPaul Reissue編
Gibson LesPaul の特徴と使い方、改造のポイント、改造履歴を紹介。
初めてのレスポール Gibson LesPaul Reissue
Gibson LesPaul Reissue 購入当初はネックの太さとその重量(約4.2kgあります)に唖然としましたが、もう慣れてしまいました。 無骨なサウンドと、クランチ気味にセットアップしたときの色気のあるトーンはレスポールならでは!
特にPUセレクターをセンターにしたときのコンプレッション感はたまりません。 コンデンサ(キャパシタ)はブラック・キャット(0.022uF 600V)に、テールピースはヴィンテージ同様、アルミに交換してあります。
レスポールのオススメセッティング
私の中でレスポールの一番良いトーンは、ボリュームとトーンを少し絞った時の音。アンプの設定にもよるのですが、ボリュームは7~9、トーンは4~7くらいの、シングルコイルほど細くもなく、ボリュームフルのハムバッキングPUほどブーミーでない、いなたい音が好きです。
ボリュームとトーンのポットやコンデンサを交換すると更に良くなりますよ。
レスポールをカッコよくするためのパワーアップ・パーツ
ピックアップ
音を変える一番の近道はPU交換。注目のピックアップを集めてみました。レスポールには余計な色をつけないヴィンテージ系のPAFピックアップが似合います。おすすめはこちら。
SEYMOUR DUNCAN / Seth Lover model ( SH-55 )
バーストレスポールに載っていたギブソン・オリジナルPAFを、開発者であるセス・ラバー氏とセイモアダンカンが協力して開発したピックアップ。
PAFと同じくニッケルシルバーのプレート、プレーンエナメルワイヤーなど、素材にもこだわり含侵処理もあえて施していません。
直流抵抗値:ネック7.20K、ブリッジ8.10k
マグネット:アルニコ 2
SEYMOUR DUNCAN SH-55 – YouTube (動画)
DiMarzio / PAF 59 ( DP274 / DP275 )
2.5インチの磁力を落としたアルニコ5マグネットから始まり、当時と同じ42AWGのエナメル・ワイアー、コイルをワックス・ポッティングせず、当時のワインディング・マシン(現在に比べて性能が落ちる不均一なワインディング)で巻き上げた、1959年製のPAF(Patent Applied For)PUをリアルに再現。
ネック用、ブリッジ用をラインナップ。
*歪ませて使うことの多い方は、ハウリングを起こしやすいのでワックスポッティング(浸透処理)を施した従来のPAF系モデルの使用をオススメします。
PAF 59(DP274)ネック/フロント用:
直流抵抗値:8.2k
マグネット:アルニコ 5
PAF 59(DP275)ブリッジ/リア用:
直流抵抗値:8.5k
マグネット:アルニコ 5
Gibson / 57 CLASSIC
ギブソンのフラッグシップ・モデル 57クラシック。ギブソン初のハムバッキングPU”PAF”をレプリカ。素直で癖のない音。迷ったらコレ。
57 CLASSIC PLUSは、やや高めの出力で、リア向きのPUです
直流抵抗値:57 Classic:7.4~8.5k、57 Classic+ 8.8~9.1k
マグネット:アルニコ 2
Gibson 57 Classic – YouTube (動画)
Gibson / BURST BUCKER
PAFのレプリカ 57クラシックPUをより細かく調整した、バーストバッカー。
TYPE1はコイル・ターン数を押さえた低出力タイプのPU。
TYPE2はコイル・ターン数は標準的なモデル。
TYPE3はコイル・ターン数を増やした最もハイゲインなPU、リア向き
Alnico 5 マグネットを使用しBurstbuckerよりエッジの効いたトーンが特徴のBurstbucker Pro も発売
直流抵抗値:
Burstbucker 1:7.5k マグネット:アルニコ 2
BurstBucker 2:8.0~8.4k マグネット:アルニコ 2
Burstbucker 3:8.2~8.8k マグネット:アルニコ 2
Burstbucker Pro:7.4k~8.0k マグネット:アルニコ 5
同じものを付けても問題ありませんが、タイプ1をフロントにつけたらタイプ2をリアに、タイプ2をフロントにつけたらタイプ3をリアにするとバランスが取りやすいようです。
Gibson Burst Bucker – YouTube (動画)
Gibson / Custombucker
Custombuckerは、カスタムショップのヒストリックリイシューに標準装備されているピックアップで、その伝説的な特許申請済みのトーンで世界中のプレイヤーに愛されています。
Custombucker はアルニコ 3 マグネット、42AWGワイヤーとアンバランス コイルを使用した暖かくて甘いトーンで初期のハムバッカーの音響特性を正確に再現しています。
直流抵抗値:8k
マグネット:アルニコ 3
Gibson Custombucker – YouTube (動画)
ペグ
ペグでロック出来ればチューニングが安定します。ペグには径の異なるクルーソンタイプとロトマチックタイプがあり、互換性はありませんが、コンバージョン・ブッシングを使用すれば、ロトマチック→クルーソンへは交換可能です。
ブリッジ/テールピース
弦が乗る部分なのでここを良い物に替えると音質アップに効果的。ナッシュビルタイプのブリッジからヴィンテージ風のABR-1ブリッジに交換できる、コンバージョンポストも人気です。アルミのテールピースに交換するのも定番ですね。
コンデンサ/キャパシタ
トーンの効き、ヌケの改善はコンデンサ/キャパシタの交換がオススメ。レスポールなどハムバッキングPUには0.022uFが一般的。その他コンデンサ、ポットがセットになったワイヤリングキットも好評です。
ボリュームポット
安価なポットだと、ボリュームを絞ると音が痩せてしまうのですが、CTS製ポットは太いままクリーンになってくれるので非常に使いやすいんです。もちろん耐久性もGood。
ハムバッキングPUには通常500kΩ、または300kΩのポットを取り付けます。
Gibson LesPaul の調整・改造の履歴
レスポールの改造の定番であるテールピース交換など、過去に行ったGibson レスポールの調整・改造 履歴一覧。
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