
ジェイク・E・リー の音を再現するならこの機材!
ジェイクフェイクと呼ばれるテクニックでギターヒーローに登りつめた、元オジー・オズボーン・バンドのギタリスト Jake E. Lee ジェイク・E・リーのギターサウンドを出すために必要な機材(ギター、エフェクター、ギターアンプ)を紹介。
バンドスコア、おすすめアルバムの紹介も。
音作りのコツ
BOSSエフェクターフリークで有名なジェイク。歪みの基本は、マーシャル・アンプにBOSSのオーバードライブOD-1(SD-1)をON。SD-1などのオーバードライブは、中域が膨らみドンシャリと言われるマーシャル・アンプのサウンドをマイルドにする効果もあります。
同じくBOSSのコーラスやフランジャーで味付けしたサウンドに、ソロ時にはBOSSのグラフィックイコライザーGE-7でブースト。
BOSS製品は価格もお手頃で、手に入れやすいのも良いですね。
ギターはSSHのストラトキャスターモデルを用意できれば完璧です。
▼Jake E. Lee’s Gear
ギター
ジェイク・E・リーが愛用したギター、もしくはジェイク・E・リーになりきるためのギターの紹介。
Charvel / Jake E. Lee Signature
Charvel (シャーベル)から発売されたジェイクEリー・シグネチャー・ストラトキャスター。
PUは、リアにSeymour Duncan JB、フロント、ミドルにはDiMarzio SDS-1を搭載。
このギター、元はラージヘッドでおなじみの70年代のフェンダーストラトキャスターでしたが、Charvel (シャーベル)の工房にて、カラーをサンバーストから白に塗り替え、ヘッドをスモールに、PUキャビティーを大きくザグリ、逆にスラントしたシングルコイルPU2機とリアにハムバッキングPUを搭載するという大改造を施しています>ちょっともったいないな(^_^;)。
ストラトキャスターを買うきっかけは、アイドルトミー・ボーリンの影響で、本当はトレモロ付きのギターが欲しかったのだが、お金が足りなくて、安いハードテイルのものを購入したとのこと。しかしトレモロがなくてもネックベンドなどトレモロ付きのストラト以上の効果を出してしまうジェイクのテクニックは凄いです。
ジェイクが愛用していたストラトキャスターはフェンダーの70年代のものなので、ネックジョイントは3点ですが、シャーベルのシグネイチャーモデルでは4点止めになっています。
また、Bark At The Moonツアーのスペアで使用していた1ハム仕様のストラトキャスターなど、ハードテイルではなく、普通のシンクロナイズド・トレモロ搭載モデルも使用していますので、コアなファン以外はハードテイルにこだわらなくても大丈でしょう(設定はノンフローティングでアームバーは外しています)。
激しいネックベンドでネックを折ってしまわないように気をつけましょう。
Blue Burstカラーも発売されました。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – Jake E. Lee charvel (動画)
ピックアップ/PU
✅DP111:
✅JB model:
ジェイクEリーの愛器(オリジナルモデル)に付いているPUは、オールド・ソープバー・ピックアップのようなウォームなサウンドとゲインを得られるというディマジオのSDS-1 ( DP111 )をフロントとミドルに、リアにはセイモアダンカン製のアラン・ホールズワース・モデルSH-AH1(廃盤)が搭載されていました。
現行のシグネイチャーモデルには甘くウォームなトーンで定評の、ジェフ・ベックモデルJB(SH-4)が替わって搭載されています。
直流抵抗:
SDS-1 ( DP111 ):8.68k
JB ( SH-4 ):16.40k
新しいシグネイチャーモデルを弾きまくる、ジェイクEリーの新バンド RED DRAGON CARTEL は注目です。
お手持ちのSSHのギターに。
🖥購入はこちらから📲
☑DP111:
posted with カエレバ
☑JB model:
posted with カエレバ
SEYMOUR DUNCAN SH-4 – YouTube (動画)
GIBSON / SG Junior
2ndアルバム、ULTIMATE SINあたりから、Charvel製ストラトキャスターとともにP90(シングル・コイルPU)1機搭載のGibson SG Jr.を使い始めます。
P90ピックアップの歯切れのよいサウンドが素晴らしいです。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – Gibson SG Jr. (動画)
アンプ
ジェイク・E・リーが愛用したギターアンプ、もしくはジェイク・E・リーになりきるためのギターアンプの紹介。
MARSHALL / 1959 ( 100w )
ジェイク愛用のアンプはマーシャル1959。本人のものはハイゲイン仕様にモディファイされていたようです。
Spec;
真空管:ECC83x3、EL34x4
重量:20.5kg
最近はマーシャル・サウンドの出るエフェクターも多数発売されているので、それを利用しても良いでしょう。
⇒マーシャル系ペダル特集
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – marshall 1959SLP (動画)
MARSHALL / SV20 ( 20w / 5w )
お手頃サイズの1959をお探しならこのSV20(Studio Vintage)がオススメ。MARSHALL 1959SLPを元に開発された出力20w(5w切り替え可能)のモデルです。
オリジナル1959同様の4Input入力をもち、マスターボリュームは未搭載ですが5wモードもあるので100wの1959よりも歪みは得やすいでしょう。
リアパネルにはエフェクトループ、DIアウト、スピーカーアウト搭載。
コンボとヘッドをラインナップ。
Spec;
スピーカー:1×10″ Celestion V-Type(コンボのみ)
スピーカー出力: × 5 (16Ω×1、8Ω×2、4Ω×2)
真空管:3xECC83 / 2xEL34
重量:
H460xW500xD245、15.85kg(コンボ)
H240xW500xD230、9.25kg(ヘッド)
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
MARSHALL / Origin シリーズ
Marshall ORIGIN シリーズはヴィンテージマーシャルを踏襲しながらも、ゲイン・ブースト機能、サウンドキャラクターを変化させられるTILTコントロールを搭載し、モダンなオーバードライブ・サウンドも出力可能なモデルです。
*TILTコントロールはTHE AMP SHOP西田製作所さんの動画によりますと、ヴィンテージの4インプット仕様のマーシャルアンプのチャンネルリンクのサウンドを再現したものだそうです。
*写真はORIGIN 20
ラインナップは5wのORIGIN 5、20wのORIGIN 20、50wのORIGIN 50をラインナップ。
それぞれ出力を落とすことの出来るパワーリダクションスイッチを搭載しているので音量を出せない自宅練習にも。
エフェクトループ搭載。アンプヘッドとコンボをラインナップ。
*ORIGIN 5はコンボのみ
*付属の2Wayフットスイッチでゲインブースト機能とエフェクトループ機能のON/OFFが可能です。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
EVH / 5150
5150III (100w):
ジェイクが近年使用しているのは、エディーヴァン・ヘイレンのシグネチャーモデルである5150 III。
100wヘッドはもちろん、50wや15wのヘッド、コンボなどもラインナップ。
マーシャルと同じパワー管にEL34を搭載した5150III EL34も。
詳しくはこちらから:
▶EVHギターアンプ詳細
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – 5150 III (動画)
エフェクター
オジー・オズボーン時代のジェイクのエフェクターはBOSS製品がメイン。現行モデルだと以下のものになります。
BOSS / SD-1
コンパクト・エフェクター愛好家のジェイクEリーのメインの歪はOD-1。
マーシャル・アンプとBossのオーバードライブはザック・ワイルド同様、定番の組み合わせ。
現行モデルではトーンの付いたBOSS SD-1( スーパー・オーバー・ドライブ )。
モードスイッチ搭載の、SD-1W(WAZA CRAFTシリーズ)が発売されました
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – BOSS SD-1 (動画)
BOSS / GE-7
ギター・ソロ時のブースターとして定番のBOSS GE-7グラフィックイコライザー。
ジェイクの場合、800Hzを頂点に中域を少し持ち上げ、レベルを上げて使用していたようです。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – BOSS GE-7 (動画)
BOSS / BF-3
オジー時代のジェイクEリーのプレイに欠かせないフランジャー(BOSSのBF-2)。
現行モデルはこのBF-3。スタンダード、ウルトラなど4つの多彩なモードを持ち、ギター/ベースそれぞれのインプットを装備。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – BOSS BF-3 (動画)
BOSS / CE-5
よく聴くと意外と使っているコーラス。BARK AT THE MOONツアー時にボードに鎮座しているのはBOSS CE-3。名器CE-1の後継機種です。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – BOSS CE-5 (動画)
BOSS / CE-2w
BOSSの技 WAZA CRAFTから発売のCE-2wでももちろんOK!
CE-2wはオリジナルCE-2をベースにしながらも、ステレオ対応、モード切替により1976年にBOSSが世界で初めて発表したコーラスCE-1のコーラス/ビブラート・サウンドへの切り替えも可能なモデルです。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube | BOSS CE-2W (動画)
BOSS / DD-8
BARK AT THE MOONツアー時にボードに鎮座しているのはBOSS DM-2というアナログ・ディレイ。
BOSSのコンパクトエフェクター・シリーズの最高峰DD-8は11種のディレイタイプが搭載されており、BBDを使用したヴィンテージ・アナログ・ディレイ・サウンドを再現したモードも搭載。
DD-8にはクリアなサウンドのデジタルも搭載されているので、ラックタイプのデジタルディレイも併用していたジェイクのサウンドを再現するには最適なモデルです。
DD-8はコンパクトながらディレイ・タイムも最大10秒と長く、音質もラックタイプに匹敵。さらにディレイタイムを足元でコントロール可能なタップテンポ機能、最大40秒の録音/オーバーダブが可能なルーパー(ステレオ使用時は最大20秒)も搭載しています。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – dd-8 boss (動画)
BOSS / DM-2W
80年代のアナログディレイの名機、DM-2が技Waza Craftで蘇りました。BBD(遅延素子)を使用したフルアナログ回路設計。
スタンダードとカスタムの2種類のサウンド・モードを搭載し、スタンダード・モードはオリジナルDM-2のディレイ・サウンドを完全再現(ディレイタイムは20-300ms)。
カスタム・モードはアナログ独特の暖かみのある音ながらクリアーなディレイ・サウンドを創出し、オリジナルより2倍以上長い最大800msのディレイ・タイムを実現。
ディレイ・タイムを足元で操作できるエクスプレッション・ペダルに対応。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
YouTube – DM-2 boss (動画)
ちなみにバッドランズ期のジェイクは、BOSSのグラフィックイコライザー(GE-7)の代わりに、ピートコニッシュ製ブースター、そしてつなぎ方もセオリーとはかけ離れた以下のような独自のものになります。
ギター⇒コーラス(BOSS CE-3)⇒ディレイ(BOSS DD-2)⇒オーバードライブ(BOSS OD-1)⇒ピートコニッシュ製ブースター⇒ワウ
*レジェンダリーギタリストジェイクEリーp.31より~
アクセサリー
弦 / HYBRID SLINKY
ジェイクEリー愛用のギター弦は、009、011、016、026、036、046のセット。ERNIEBALL ( アーニーボール ) HYBRID SLINKY/ハイブリッド・スリンキー(バッドランズでの来日時)。
010、013、017、026、036、046のREGULAR SLINKY/レギュラースリンキーを使うこともあったようです。
🖥購入はこちらから📲
posted with カエレバ
楽譜・バンドスコア
posted with カエレバ
ジェイク・E・リー/オジー・オズボーンのコピーはスコアで。
おすすめアルバム
Bark at the Moon
1983年発売
Bark at the Moon – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
Bark At The Moon / You’re No Different / Now You See It (Now You Don’t) / <Rock 'n’ Roll Rebel / Centre Of Eternity / So Tired / Slow Down / Waiting For Darkness /
ランディーローズの死後、ブラッド・ギルスの後任に指名されたのが、ジェイクであった。左手の親指までも使ってしまうというストレッチ・フィンガリングや、ジェイク・フェイクと呼ばれる疑似ディレイ奏法など、派手さならどのギタリストにも負けません。SLOW DOWN の中間部のソロの展開は絶品!!必ず聴くべし。
キーボードのドン・エイリーが良い仕事しています
Ultimate Sin
1986年発売
Ultimate Sin – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
The Ultimate Sin / Secret Loser / Never Know Why / Thank God For The Bomb / Never / Lightning Strikes / Killer Of Giants / Fool Like You / Shot In The Dark /
ヘヴィー・メタルの帝王オジー・オズボーンが当時全盛期のLAメタル風作品に仕上げたアルバム。ポップで聴きやすい。
Badlands
1989年発売
Badlands – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
High Wire / Dremas In The Dark / Jade’s Song / Winter’s Call / Dancing On The Edge / Streets Cry Freedom / Hard Driver / Rumblin’ Train / Devil’s Stomp / Seasons / Ball & Chain /
オジー・オズボーン・バンドを脱退後結成したバッドランズ。ヘヴィー・メタルから、ロック/ブルースへの原点回帰
Voodoo Highway
1991年発売
Voodoo Highway – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
The Last Time / Show Me the Way / Shine On / Whiskey Dust / Joe’s Blues / Soul Stealer / 3 Day Funk / Silver Horses / Love Don’t Mean a Thing / Voodoo Highway / Fire and Rain / Heaven’s Train / In a Dream /
バッドランズの2ndアルバム。
Dusk
1998年発売
Dusk – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
Healer / Sun Red Sun / Tribal Moon / The River / Walking Attitude / The Fire Lasts Forever / Dog / Fat Cat / Lord Knows / Ride the Jack /
バッドランズ3rdアルバムになるはずだった解散後にリリースされた未発表音源集。
Fine Pink Mist
1996年発売
Fine Pink Mist – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
Exithouse / Demon A-Go-Go / Soulfinger / The Rapture / I Magnify / The Velvet Fire / Atomic Holiday / Galaxy Of Tears / Luna Ginata / Bludfuk /
バッドランズ解散後にリリースしたソロアルバム。手持ちのエフェクターを駆使した実験的なアルバムですが、ツボを抑えたジェイクのフレーズは素晴らしい。噛めば噛むほど味が出ます。
Retraced
2005年発売
Retraced – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
Whiskey Train / Evil / Way Back to the Bone / I’ll Be Creepin’ / Guess I’ll Go Away / Love Is Worth the Blues / I Come Tumblin’ / Woman / A Hard Way to Go / I Can’t Stand It / Rock Candy /
ジェイク・E・リーがフリーやジョニー・ウィンター、モントローズ、グランドファンクレイルロードなどの曲をカヴァー。
Red Dragon Cartel
2014年発売
Red Dragon Cartel – YouTube (動画)
posted with カエレバ
収録曲:
Deseived / Shout It Out / Feeder / Fall From The Sky (Seagull) / Wasted / Slave / Big Mouth / War Machine / Redeem Me / Exquisite Tenderness / Feedsedr (Acoustic Version) /
我らのジェイクが帰ってきた。Bark at the moonを彷彿とさせるDeceivedは必聴。Feederにはチープ・トリックのロビン・ザンダーが参加。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません