キース・リチャーズの音を再現するならこの機材!

キース・リチャーズの音を再現するならこの機材!

2023年5月5日ギタリストの機材

ローリングストーンズのギタリスト Keith Richards(キース・リチャーズ)の象徴的なサウンドを手に入れるためには、使用していたギター、アンプ、エフェクターなど、細部にわたる機材選びが重要です。本記事では、キース・リチャーズが実際に使用していた機材を元に、彼の音を忠実に再現できるおすすめのギター、アンプ、エフェクター、アクセサリー等を詳しく紹介しています。

Electro-Harmonix Satisfaction Plus


オープンG

キース・リチャーズの代名詞オープンGチューニングとは?6弦からD-G-D-G-B-Dに合わせるチューニング。 簡単にいうと、レギュラーチューニングから、6、5、1弦を1音落とせば完了します。

キース・リチャーズの場合、6弦は張らないので(5弦オープンG)G-D-G-B-Dのとなり、開放をジャラーンと弾くとGがルートのコードになります。

例えば5FをバレーするとCのコード、さらにキースは以下のような形のコード(F/C)もよく使いますので、

キース・リチャーズの5弦オープンG

5Fをバレーして2弦6F、4弦7Fを押さえると、オープンGチューニングの代表曲「start me up」のイントロ・リフになります。

あとは適当にスライドさせるだけで1曲弾けちゃいます。

オープンGの曲というと、他には「Honky Tonk Women」「Brown Sugar」や、「Tumbling Dice(4capo)」なんかもそうですね。Metamorphosis収録の「Jiving Sister Fanny」や「I’m Going Down」なども響きから言ってオープンGかと思います。

といっても、もう一人のギタリスト ミック・テイラーやロン・ウッドはレギュラーチューニングだと思いますので、必須というわけでは ないですが、響きがレギュラーチューニングとは違うので一度弾いてみてください。


▼Keith Richards’s Gear

ギター

キース・リチャーズが愛用したギター、もしくはキース・リチャーズになりきるためのギターの紹介。60年代のキースはレスポールなども愛用していましたが、70年代初期以降はテレキャスターがメインになります。

テレキャスターのブリッジは従来の3wayサドルではなく6wayに交換するのがキース流です。

ビグスビー搭載のレスポール・スタンダードを弾くキース・リチャーズ

FENDER Telecaster

キース・リチャーズの音を再現するならこの機材!

キース・リチャーズのメインギターであるテレキャスター"Micawber ミカウバー"と"Malcolm マルコム"は、アッシュボディー、メイプル1ピースネックの50年代前半のテレキャスターです。

上記写真は"Micawber”ですが、ネック側のピックアップをハムバッキングに交換し、ブリッジを3wayから6wayに、またピックアップセレクターをストラト用の白いものに交換されているのが確認できます。

キースになりきるにはこの50s仕様のテレキャスターは是非とも手に入れたいところです。

FENDER American Original Telecaster

フロントピックアップをハムバッキング・ピックアップに載せ替えるかどうかはお任せします、、、

 

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50s Telecaster

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 Fender 50s Telecaster – YouTube (動画)


FENDER American Performer Telecaster

FENDER American Performer Telecaster

このモデルは、70sロゴ、モダンCシェイプネック、9.5インチラジアス指板、ジャンボフレット22フレットの採用と、同じテレキャスターでもモダンな仕様のテレキャスターです。

ピックアップには、このシリーズ用に新たに開発されたYosemite(ヨセミテ)シングルコイル・ピックアップが搭載されています。

トーン回路には音を濁らせることなくハイカットが行えるGREASEBUCKET TONE SYSTEMを採用。ブリッジサドルは残念ながら3wayですのでこだわる方は交換してみても良いでしょう。

キース・リチャーズの愛機”Micawber”テレキャスター

こちらの写真をよく見るとブリッジはまだ3wayですね。

 

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 Fender American Performer Telecaster – YouTube (動画)


FENDER Telecaster Custom

FENDER / Telecaster Custom

75年のツアーから登場した、ブラックボディー(アッシュ)、メイプルネックのテレキャスター・カスタム。こちらもキースらしいテレキャスターです。

ブラックのテレキャスターカスタムを弾くキース・リチャーズ

 

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FENDER Telacaster Custom – YouTube (動画)


GOTOH GTC201

GOTOH / GTC201

キース・リチャーズ所有のテレキャスター”ミカウバー、マルコムなど”のブリッジは3wayから6wayサドルに交換され、ブリッジ・プレートは角のない平らなものに変更されています。GotohのGTC201ならバッチリです。

※4点止めブリッジのテレキャスター用です

テレキャスターブリッジ交換 3連サドルから6連サドルのGOTOH GTC201に

 

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GIBSON Les Paul Junior

GIBSON Les Paul Junior

キースのレスポール・ジュニアというと、1959年製のダブルカッタウェイが有名(TVイエロー)。1990年以降のツアーでは、シングルカッタウェイのJr.も登場します。

レスポールJr.を弾くキース・リチャーズ

マホガニーボディーと、P90搭載の組み合わせは、ロックンロールには最適です。

 

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Gibson Lespaul Jr. – YouTube (動画)


アンプ

キース・リチャーズが愛用したギターアンプ、もしくはキース・リチャーズになりきるためのギターアンプの紹介。

キース・リチャーズはデビュー当時は VOX AC30やFENDERのブラックフェイス。60年代後半から70年代初頭にはHIWATTやはAmpeg(アンペグ)など、様々なアンプを使用していましたが、近年は一貫してフェンダー社のツイードツインを愛用しています。

キース・リチャーズ愛用のFENDER ブラックフェイス

キース・リチャーズ愛用のVOXアンプ

キース・リチャーズ愛用のアンペグアンプ
Marquee Club 1971
キース・リチャーズ愛用のHIWATTアンプ
Rolling Stones Live in London – 1969

FENDER 57 Custom Twin-Amp ( 40w )

ツイードツインは、荒々しくジャリッとしたサウンドが特徴のアンプで、他のアンプでは得られない独特なサウンドを持っています。

リイシューされたFENDER 57 Custom Twin-Ampは、12インチのエミネンススピーカーを2発、ヴィンテージモデル同様に、単板のパイン材をフィンガー・ジョイントで組み込んだキャビネットに、ポイント・トゥ・ポイントによるハンド・ワイアリング回路、FENDERが自社で開発した“Pure Vintage Yellow Amp Capacitor”を使用するなど、こだわり抜いて生産されたモデルです。

ツイードツインはキースの他、エリック・クラプトンも愛用していることからも、非常に人気のあるアンプです。

Spec;
スピーカー:2×12インチEminence社製Alnicoスピーカー
真空管:1×12AY7+3×12AX7、2×6L6、5E8A
重量:62.2W×52.1H×27.6Dcm、25.5kg

キース・リチャーズ愛用のツイードツイン
Sweet Summer Sun – Hyde Park 2013

キースのツイードツインは、現在販売されているものとは違い、12インチスピーカーが水平に2つ並んでいますが、1950年代当時もスピーカーが対角に配置されたものとバリエーションがあったようです。

以下は、キース愛用のツイードツインの音が聴ける大変貴重な動画です。これは2007年のヨーロッパ ツアー中にプラハで撮影されたもので、ピエール・ド・ボーポール氏が 1960 年の Les Paul Standard で鳴らした音だそうです。

Keith Richards Fender High Powered Tweed Twin Amp:

フェンダーから発売されたツインアンプのジョー・ボナマッサ・エディションはまさにスピーカーが横並びのツインです。

Fender ’59 Twin-Amp Joe Bonamassa Edition Official Demo:

 

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YouTube – FENDER 57 Custom Twin Amp (動画)


FENDER 68 Custom Deluxe Reverb ( 22w )

FENDER 68 Custom Deluxe Reverb

68 Custom Deluxe Reverbは、1968年に登場し、ビートルズも最後の2枚のアルバムで使用した、コントロール・パネルがシルバーの通称シルバーフェイス(銀パネ)アンプを再現したモデルです。

68 Custom Deluxe Reverbは、Customの名が示す通り若干のモデファイがなされており、「Vintage」と「Custom」という2つの入力(チャンネル)を持っており、「Vintage」は従来のシルバーフェイス・サウンド、「Custom」はツイード期の 59 Bassmanの荒々しいトーンを再現されています。

キース愛用のツイード期のサウンドなら「Custom」チャンネルですね。

68 Customシリーズは、他にも出力の大きな68 Custom Twin Reverb(85W)や68 Custom Vibrolux Reverb(35W)にも「Vintage」と「Custom」という2つのチャンネル(入力)搭載されていますので、用途にあったものを選びましょう。

※同じ68 Customシリーズでも、Vibro Champ(5W)やPrinceton Reverb(12W)、Pro Reverb(40W)には「Custom」の入力はありませんので注意!!

Spec;
スピーカー:12インチ×1(Celestion G12V-70)
真空管:4 x 12AX7, 2 X 12AT7、2 x 6V6
重量:44.5 cmx62.2 cmx24.13 cm、19.05 kg

 

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 YouTube – Fender 68 Custom Deluxe Reverb (動画)


エフェクター

キース・リチャーズが愛用したギターエフェクター、もしくはキース・リチャーズになりきるためのギターエフェクターの紹介。

MAD PROFESSOR Big Tweedy Drive

MAD PROFESSOR / Big Tweedy Drive

Mad Professor Big Tweedy Driveは、キース・リチャーズ愛用のツイードツインのサウンドを再現したペダルです。

ファットでパンチのあるミッドレンジと、ジリっとしたリアルで剥き出しの甘いトーンは、まさにツイードツイン・サウンドを彷彿とさせます。

 

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YouTube – Big Tweedy Drive (動画)

Mad Professor Big Tweedy Drive demo by Marko Karhu:

Tsuneくん
本物のツイードアンプとBig Tweedy Drive+Hot Rod Devilleとの比較ですヮ(゚д゚)ォ!。

CATALINBREAD SFT

CATALINBREAD SFT

CATALINBREAD SFTは、キース・リチャーズが70年代に愛用したアンペグアンプのトーンを再現したオーバードライブです。

STONES/STONERモード
STONESモードでは洗練されたクラシックなロックンロールトーンが、STONERモードでは解き放たれた獣の唸り声のような生々しいトーンが得られます。

 

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 YouTube – Catalinbread SFT (動画)

How To Sound Like: The Rolling Stones with Catalinbread:

Tsuneくん
CATALINBREADのペダルでキースのリフを弾いていますが、どれも見事としか言えませんね💕荒々しいサウンドはフェンダーのツイードアンプにも似ています。


Catalinbread Formula 5F6

CATALINBREAD / Formula 5F6

Catalinbread Formula 5F6は、ヴィンテージのFender Tweed Bassmanならではのキャラクターを、どんなクリーンアンプからでも味わうことのできるオーバードライブです。

CATALINBREAD Formula 5F6
※デザインが変わりました(こちらは旧デザイン)

 

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 YouTube – Catalinbread Formula 5F6 (動画)

Catalinbread Formula 5F6:

Tsuneくん
ツイードアンプの愛用者であるキース・リチャーズのトーンもこれなら再現できそう。

Catalinbread Formula 55

CATALINBREAD / Formula 55

Catalinbread Formula No.55は、ヴィンテージの Fender Tweed Deluxeのサウンドを再現したオーバードライブです。クラシックな5E3アンプのプリアンプセクションを緻密に再現しています。

Formula No.55に真空管は入っていませんが、最も真空管に近いダイナミックレスポンスと倍音成分を持つJFETを使用し、本物のツイードアンプがもつレスポンスを実現するため、ボリュームとトーンコントロールはオリジナル回路を元に制作されています。

CATALINBREAD Formula No.55
※デザインが変わりました(こちらは旧デザイン)

 

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 YouTube – Catalinbread Formula 55 (動画)

Catalinbread Formula No. 55 (Fender Tweed Deluxe Sounds):

Tsuneくん

ツイードアンプ特有のジャリッとした質感が再現されています。キース・リチャーズ・ファンも注目のオーバードライブです。


Electro-Harmonix Satisfaction

Electro-Harmonix Satisfaction PlusElectro-Harmonix Satisfaction

初期のストーンズを代表する曲『(I Can’t Get No) Satisfaction』のファズサウンドは1962年に世界で初めて作られたと言われるファズ Maestro Fuzz Toneによるもの。

Electro-Harmonix / Satisfactionはその Maestro Fuzz Toneを再現したファズペダルです。

Satisfaction Plusは、Satisfaction Fuzzにモードスイッチと、バイアス、トーンの2つのコントロールを追加した幅広いサウンドメイクが可能となったモデルです。

 

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 YouTube – ELECTRO-HARMONIX Satisfaction (動画)

Electro-Harmonix Satisfaction Plus Fuzz:


アクセサリー

弦・ERNIEBALL Regular Slinky

ERNIEBALL / Regular Slinky

キース・リチャーズの使用弦は、.010~.046の、ERNIEBALL ( アーニーボール ) レギュラー・スリンキーが有名です。

5弦オープンGのギターには1弦から.11、.15、.18、.30、.42という太めのアーニーボールのキース専用弦を張っているようです。

ワウンド弦にピュア・ニッケル・メッキの巻線を採用し、豊かで深みのあるヴィンテージ・トーンが特徴のClassic Regular Slinky も

 

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