テレキャスターブリッジ交換~6連のGOTOH GTC201レビュー
GOTOH GTC201レビュー
6連サドルでもテレキャスターらしい音は出せる?
先日別のブログに投稿した記事の続き。
➡ダン・ベアードのテレキャスターの音が素敵なので6wayサドルもありかも
テレキャスターの歯切れのよい音は大好きなのですが、やや耳障りな高域は何とかしたい、、、
そんな時に、私の大好きなテレキャスター・プレーヤーである元ジョージア・サテライツのダン・ベアードの動画をユーチューブで見ていると、なんと6連サドルのテレキャスターを使っているではないですか、、、、
この動画ではテレキャスターを2本使用していますが、共に6連サドル。
他の動画も見てみましたが、3連のいわゆる通常のテレキャスターを使用している動画は見つけられませんでした。
彼のテレキャスターはほぼ6連のサドルに替えてるっぽいです。
bobby keys band performing what is life and brown sugar:
それとも6連サドルはテレキャスターの音しない?
私が以前使っていたFenderのAmerican Standardというテレキャスターには6連サドルが付いていて、テレキャスターらしい音はほぼしませんでした。
音が悪いというわけではないのですが、どちらかと言えばストラトキャスターに近いサウンド(トレモロレスのハードテイルなストラトキャスターはこんな音なのかも?)で、ちょっと不満で、無理やり3連のブリッジへ交換して使っていたんですね。
▶ アメリカンスタンダード6wayから3wayブリッジに無理やり交換したときの記事
で、ダン・ベアードですが、彼のテレキャスターは6連サドルをマウントしているにもかかわらず、めっちゃ好みのテレキャスターサウンドを出しています。
こんな曲とか。
Georgia Satellites – Mon Cheri:
右chでイントロリフを弾いているのが彼で、左chのリック・リチャーズはおそらくレスポールJr.
6連サドルのメリットとデメリット
従来の3連サドルと6連サドルを比較すると、
6連サドルのメリットは
- オクターブが合う
- ブリッジプレートが平なのでピッキングの邪魔ならない
- 3連サドルに比べ音が太い
6連サドルのデメリットは
- 全長が長くなるので見た目がイマイチ
- アメスタを使用していたときのイメージではテレキャスターの音がしない
という感じでしょうか。でも、ダン・ベアードはしっかりテレキャスターらしいサウンドを出していますね。
6連サドルの定番のブリッジ GOTOH GTC201を購入してみた
FenderのAmerican Standardの6連ブリッジプレートは、弦を通す穴の位置も、ボディーに固定するビスも3点止めなので通常のテレキャスター用ブリッジには交換できないのですが、このテレキャスターは普通の4点止めなので、簡単に交換可能です。
逆に言えば、気に入らなければすぐに戻すことも可能。
ということで、早速購入!
通常の3連タイプと比べるとゴツくて長いですね🙄
テレキャスターブリッジ比較
今回購入したGOTOH GTC201と、昔使用していたAmerican Standardのブリッジ、3連タイプの通常のテレキャスター用ブリッジと比較してみましょう。
左から汎用のテレキャスターブリッジ、今回購入した6連タイプのブリッジ GOTOH GTC201、アメリカン・スタンダード用ブリッジ。
3連タイプとGOTOH GTC201は弦を通す穴もボディーに固定するビスの数も同じなのでそのまま交換可能なのが分かります。
ブリッジプレートの厚みは、
- 3連WilkinsonWTB:1.4mm
- 3連Joe Barden Tele Bridge:1.4mm
- 6連American Standard:2.4mm
- 6連GOTOH GTC201:3mm
とかなり違います。どんな音に変わるのでしょうか🤔
GOTOH GTC201の取り付け
早速取り付けてみましょう。
サドル、ピックアップを外し、4つのビスで止まっているブリッジを外します。
もとに戻す要領で取り付けます。
取り付け完了!
歪みサウンドとの相性も抜群だった!GOTOH GTC201レビュー
FenderのAmerican Standardの時はテレキャスターらしい音はしなかったのでちょっと不安でしたが、全く問題ないですね。
しっかりとテレキャスターの音がします😊
私の嫌いだったキンキンした耳障りな音が少し減る分、こちらのほうが好みです😘
アメスタとの音の違いは、3点止めと4点止めとの違いだったり、プレートの厚さ、サドルの材質だったりするのでしょうかね。
ちなみにGOTOH GTC201のブリッジプレートの材質は磁石がつかないのでおそらくブラスかなにか、サドルの材質はブラスと表記がありました。
手持ちのテレキャスター用3連サドルのブリッジプレートの材質は鉄です。
3wayのブリッジは過去にもいくつか試してみましたが共通しているのは、クリーンではものすごく音が太くて良いのだけど、歪ませるとシャリシャリ感が強くなってしまいあまり良くないイメージだったのですが、このGOTOH GTC201は歪ませても特に音の傾向が変わることなく、よりマルチなジャンルに使えるテレキャスターになった気がします。
もちろん、GOTOH GTC201に替えることでテレキャスターらしい音が無くなってしまうのではないか?という心配も無用です。
テレキャスターらしさはしっかり残っています。
私はそのまま使うと思いますが、簡単に元に戻せるので気分に応じて交換できるというのも良いですね👍
見た目の違和感がなければこの、GOTOH GTC201ブリッジはおすすめですよ。
今後はさらなる音質アップ?のために、raw vintageなどのサドル交換にもチャレンジしてみたいなぁ。
テレキャスターブリッジ交換前:
テレキャスターブリッジ交換後:
今回交換したブリッジサドル:
GOTOH ( ゴトー ) / GTC201はこちらで購入できます
キース・リチャーズのテレキャスターのように、ヴィンテージ系の3wayサドル、角ありプレートを、6way、フラットプレートに。
オクターブもバッチリです。
弦間ピッチ10.8mmです。
詳細を見る
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テレキャスターのブリッジ交換時の注意点
交換前の弦高、リアピックアップの高さはメモっておきましょう。オクターブ調整が必要になりますので、事前に大まかなサドルの位置にテープなどで印をつけておくと調整が楽になります。
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