Goldo Les Trem TLT2の弦張り完了

Goldo Les Trem レビュー

2022年8月18日改造,レビュー,ブリッジ/テールピース,レスポール,Goldo

ストップテールピース搭載のギターにポン付け出来るトレモロユニット Goldo Les Trem をレスポールに取り付けてみました。

今回は軽量なアルミテールピースからの載せ替えですが、音の変化(劣化)もなく、音にこだわるマニアックな方にもおすすめ出来るトレモロユニットです。

ストップテールピース搭載のギターにポン付け出来るトレモロユニット”Goldo Les Trem”をレスポールに取り付けてみました。


Goldo Les Tremとは

先日別のブログで紹介したGoldo Les Tremですが、ストップテールピース搭載のギターにポン付け出来るお手軽さと、言うほど高くない価格設定に魅力を感じ、ポチッと行っていました。

 

Goldo Les Tremは2種類あって、私が購入したのはBigsbyっぽい見た目のTLT2というやつ。

Goldo TLT1
Les Trem TLT1
Goldo TLT2
Les Trem TLT2

どちらも魅力的ですが、あまり大げさにしたくない方はシンプルなデザインのTLT1が良いかも(TLT1はアームバーの長さをイモネジで調整出来るところが○)。

 

Goldo Les Trem TLT2の取り付け

商品が来ましたのでレスポールに早速取り付けてみましょう。

Gibson LesPaul Reissue

このレスポールには以前、BigsbyのB7というトレモロユニットを取り付けていたことがあるのですが、Bigsby B7を取り付けるには通常、ボディートップに2点と、ボディーサイドのストラップの部分に4点でネジ止めする必要があります。

しかしVIBRAMATE ( ヴィブラメイト ) というパーツを利用することで無加工で取り付け出来るようになります。

My BIGSBY B7+LesPaul

Vibramate V7

 

Bigsby B7を取り付けたことで見た目はカッコよくなりましたが、大きなユニットのために取り付けることで音が変わってしまい。

結局は外してしまいました>現在はユニットを少し加工してSGに取り付けています。

それと少し値段が高いですよね。。。

 

で、このGoldo Les Trem TLT2ですが、Bigsby B7ほど大げさでなく、見た目から判断するにシンプルで軽量そうなので、アルミテールピースから載せ替えても音に影響はあまりなさそう、ということで購入してみました。

※ギターのブリッジ/テールピースは音質にかなり影響するので、例えばレスポーなどギブソン系のギターの場合、軽量なアルミ製のテールピースに交換するのは定番のチューンです。

 

前置きが長くなりましたが早速取り付けてみましょう。

 

まず弦を外し、テールピースとスタッドを外します。

Goldo Les Trem TLT2の取り付け その1

Les Tremにはインチとミリのスタッドが付属しているので合う方を使用し、Les Tremを固定します。

Goldo Les Trem TLT2に付属のワッシャーと2種類のスタッド

厚みの異なるワッシャーが各1枚ずつ付属していますが、これはなんの意味があるのでしょうか?テンション感の調整?もしかしたらボディートップのカーブのきついギターの場合の底上げ用?

 

今回は1枚取り付けて見ましたが、このレスポールの場合なくてもいけそうでした。

Goldo Les Trem TLT2の取り付け その2

取り付け完了!!めっちゃ簡単ですね👍

Goldo Les Trem TLT2の取り付け その3

 

早速弦を張ってみましょう。

Goldo Les Trem TLT2の取り付け後、弦を張ります

Les Tremのテールピースに相当する部分は穴が空いているのではなく、引っ掛けるようになっていますが、サウンドハウスさんのユーザーレビューには途中で弦が外れてしまって張りにくいとの書き込みがありましたが特にそれは感じませんでした。

普通に張れます(^^)。

 

Les Tremの取り付けはとても簡単ですね。

時間にすると10~15分くらいですかね。

改造初心者の方でも特に難しいことはないと思います。

Goldo Les Trem TLT2の弦張り完了

 

Goldo Les Trem TLT2レビュー

Goldo Les Trem TLT2取り付け完了1

取り付けが終わりましたので簡単に使用感などをレビューしたいと思います。

トレモロのタッチ

まずはトレモロのタッチですが、今までのBigsbyよりも柔らかく、より軽いタッチでビブラートをかけることが出来ます

アームバーでビブラートをかけても良いですし、アームバーを後ろに回し、アームバーの付け根のスプリングの部分を押すだけでも軽いビブラートならかけられますので通常のレスポールを使用するよりも表現の幅が広がって良いと思いました。

 

トレモロの効き具合

トレモロを動かすことによる音の可変幅はBigsbyと同じくらいだと思います。

ただし、アームアップはビグスビーはそれこそ弦が切れるまで出来ますが、Les Tremは3弦5Fで1音程度でお尻があたってしまいます(.009~.042弦の場合)。

Goldo Les Trem TLT2を後ろから撮影

音楽的には1音半行きたいところですがそこはまぁ我慢です(.009よりもテンションの強い.010のセット弦ならバーの位置が下がると思うのでもう少しアームアップ出来るかもしれません。

※Bigsbyは別売のスプリングに交換することで、タッチやバーの位置などの調整が出来るのですが、Les Tremは簡単には外せないっぽいのでそのあたりの調整は出来ないと思います(逆に言えば弦交換時にスプリングが外れて落ちてしまうこともないので便利ともいえます)。

Bigsbyはスプリングの交換が可能です
Bigsbyのスプリングの種類

 

チューニング

Goldo Les Tremでビブラートをかけることによるチューニングの狂いについてですが、まず通常のビブラート程度であれば全く問題ないと言ってよいでしょう(そもそもシンクロナイズドトレモロやフロイドローズのような激しい使い方は出来ない)。

 

チューニングが狂う大きな原因はユニットを動かした時に起こる弦のたわみです。

弦がたわむ場所は主に、弦が載る①ナット、②ブリッジサドル、③弦を巻くペグ部分だと思いますが、ナットやブリッジサドルには摩擦を軽減するためにグリースなどの潤滑剤を塗っておく、ペグ部分は弦の巻数をなるべく少なくすることで解消できると思います。

それ以外ではロック式のペグに交換する方法もあります。

 

Les Tremを取り付けることによる音質変化

私はレスポールに軽量なアルミテールピースを使用することが多いのですが、Les Tremを取り付けることによる音の変化(劣化)は特に感じませんでした

GOTOH製アルミテールピース
GOTOH製アルミテールピース GE101A

※Bigsby B7を取り付けた時は、(大きなユニットですので)音が変わりすぎてしまい、それがB7を外す原因になりましたが、逆にSGにはその音の変化が良い方向に出たので今はSGに付いています。

 

まとめ

Goldo Les Trem(TLT2)は、無加工で簡単に取り付け出来るトレモロユニットですが、見た目がカッコよく、トレモロの効きもそこそこ良く、チューニングも問題ないので、ギブソン系ギターにトレモロユニットを取り付けてみたいという方にとってはファーストチョイスになるギターパーツだと思います。

Goldo Les Trem TLT2取り付け完了2

Bigsby+VIBRAMATEで揃えるよりも安いですし、気に入らなければ簡単に外すことも出来ますから、ギブソン系ギターにトレモロユニットを取り付けてプレーの幅を広げたいという方にはまさに救世主となるでしょう👍

 

これは良い買い物をしたぞ😍

 

最後に、Goldo Les Tremの動画を2つ貼っておきますね。

 

Goldo Les Tremの動画

Les Tremの取り付け方法や、Les Tremのトレモロの効き具合など非常に参考になると思います。

 

Install tremolo system(Goldo Les Trem LP type) to epiphone ES-339:

Les Trem II duesenberg:

 

Goldo Les Tremはこちらで購入できます

Goldo TLT1
Les Trem TLT1
Goldo TLT2
Les Trem TLT2

 

ショップで検索

サウンドハウスで見る サウンドハウスで見る

posted with カエレバ

BIGSBYに似たTLT2、シンプルなデザインのTLT1がありますのでお好きな方をどうぞ。

カラーも豊富です。

 

おすすめ記事



✅その他、レスポールの改造に関する記事はこちらから: