1998年製Gibson SG 61 Reissue を購入しましたのでレビューします。SGは、レスポールのモデルチェンジ版としてギブソン社が1961年に発売したギターです。

Gibson SG とは
レスポールのモデルチェンジ版として発売されたSG(ソリッドギターの略)は、当時人気のフェンダー社のストラトキャスターの影響からか、今までのシングル・カッタウェイからダブル・カッタウェイに変更され、ハイポジションでの演奏性がアップしているのが特徴です。
ネック/指板材はレスポール同様ですが、ボディーにはメイプルトップ、マホガニーバック(レスポール・スタンダード)から、マホガニーに変更され、高域成分が減り中域の良く出るロックなサウンドのするギターとしておなじみです。
SGプレーヤーとして有名なのはアンガス・ヤング(AC/DC)やトニー・アイオミ(BLACK SABATH)、デレク・トラックスなどでレスポールやストラトキャスターほど多くない印象ですが、実際手にしてみると長い間探し求めていたギターはこれだったんじゃないかと思うくらい、自分に合っています。
5弦20フレットをルートとするCフォームを押さえられるギターはそうそうないのではないのでしょうか。

もちろんSGの良さはハイポジションのプレイアビリティだけでなく、フラット&ワイドなネック(SG 61 Reissue)はとても弾きやすいですし、レスポールほど太いローもサスティーンも、またストラトほどの器用さもない、(中域メインの)中途半端な音?が自分にはちょうど良いです。

そんな音だからこそ、SGはレスポール、ストラトどちらの音質にも振れるというメリットもあり、非常に使い勝手は良いです。
ストラト使いのエリック・ジョンソンも、SGでなかなか色気のある音を出しています。
Eric Johnson – Cliffs of Dover Live:
SGの素晴らしさ
SGは見た目もカッコいいですが、ボディーが小さいために体の小さな日本人にも合うというのも良い点です。
弦長(スケール)もギブソンスケールなのでナットからブリッジまでの長さが24 3/4インチ(628mm)と、フェンダースケールの25 1/2インチ(648mm)よりも短く、手が小さい人でも複雑なコードを押さえやすいという利点もあります。
また、レスポールと違い(こちらもストラトキャスターの影響だと思いますが)ベベルドコンターが入っていますので、体にフィットしやすいというのもありますし、何よりも素晴らしいのはストラップを下げて弾いてもハイポジションが楽々弾けること。
これがレスポールやストラトキャスターではハイポジションが弾きにくいので、結果、カッコ悪い位置まで上げる必要がありますが、SGの場合はギターを下げたままでも楽々弾けます>これ大事。
Gibson SG 61 Reissue詳細
それではGibson SG 61 Reissueを詳しく見てみましょう。
わたしのSGはシリアルを見ると、1998年製のようです。重さは3kgちょうどで、4.2kgのレスポールと比べるとホント軽い。
ピックアップ
61 Reissueのピックアップは、通常 Gibson 57クラシックが搭載されているはずなのですが、これにはSEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-55 Seth Lover modelが載っています。

中古で購入したので、前のオーナーが交換したのでしょうか、それとも特別仕様ですか。
SH-55 Seth Lover modelは、ギブソンのオリジナルピックアップ(PAF)の開発者であるセス・ラバー氏とダンカン氏がタッグを組んで作成したというピックアップ。
オリジナルの1955年製PAFと同じくニッケルシルバー(ジャーマンシルバー)のプレート、プレーンエナメルワイヤー、アルニコ2マグネット、木製のスペーサーなど素材にも拘っています。
ピックアップカバーは自然なハイエンドを損なわないように、ニッケルシルバー(ジャーマンシルバー)を採用しています。
また、オリジナルのトーンに拘ったため、あえて含侵処理を施していません。
とのことで、57クラシック以上にリアルなPAFレプリカのようです。
ただ、よく見ると、ピックアップの裏にはロウのようなものが付着しているので、これは含侵処理はしてあるような・・・

音色は手持ちの57クラシック同様、癖のない素直なサウンドが非常にお気に入りです。
ローコードのAを弾くと、小音量でも今にもフィードバックしそうな倍音が心地良いですよ。
SEYMOUR DUNCAN Seth Lover model ( SH-55 )

- 直流抵抗値:Neck: 7.20K、Bridge: 8.10k
- マグネット:アルニコ 2
ピックアップカバーを外してみると、まさかのダブルクリームでした!ダブルクリームはディマジオが商標登録しているはずなので本来は使えないはずですが。。。
詳しくは:

GIBSON 57 CLASSIC

- 直流抵抗値:57 Classic:7.4~8.5k、57 Classic+ 8.8~9.1k
- マグネット:アルニコ 2
ペグ
1961年のオリジナルのペグは表側を固定しないクルーソンタイプだと思いますが、このリイシューモデルは表からナットで固定する一見クルーソン風?のロトマチックペグが付いています。

クルーソンタイプのロック式ペグに交換しても面白そうですね。

ブリッジテールピース
ブリッジは、近年のSG 61 Reissueは幅広のナッシュビル・タイプが付いているようですが、これはヴィンテージ・タイプのABR-1。

テールピースは重量があるものなので、アルミではないようです。

ボリューム・トーンポット/コンデンサ
ポットはギブソン製、コンデンサはセラミックが搭載されています。

ギブソン製のポットは以前レスポールに付けていたことありますが、ボリュームを絞った時の音質がよろしくなかったので、いずれCTSに交換したいと思います。
コンデンサもオイルを試してみたいです。


今後の予定
以上が1998年製Gibson SG 61 Reissueの詳細です。1961年モデルといっても当時の仕様とは結構違うので、改造マニアな私としましては色々やってみたいと思うことが。
手始めに、ペグをロトマチックではなく、いつものコンバージョン・ブッシングを使って当時の仕様である2コブのクルーソンに交換、トラスロッドカバーはLesPaulと刻印されたものに交換、テールピースはアルミに・・・なんていうのもおいおいやってみたいと思います。
※調べてみると、SGのブリッジは元々、スイング・アウェイ・プル・サイド・ウェイ・トレモロや、板バネ式のトレモロ(ロング・ヴァイブローラー)が標準であり、ストップテールピースが標準となるのは1972年以降かららしいので、板バネ式のトレモロに交換してみるというのもありかな。


