シンクロナイズドトレモロの調整方法

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シンクロナイズド・トレモロの調整

ストラトキャスターでおなじみのシンクロナイズドトレモロ / Synchronized Tremoloですが、調整を行うとチューニングはほとんど狂わなくなります。

オススメの調整方法を紹介します。


シンクロナイズドトレモロの調整

私はシンクロナイズド・トレモロ が好きです。シンクロナイズドトレモロ独自のガツンとしたサウンドは、他のトレモロユニットではなかなか得られません。たとえば、ナイフエッジ、2点支持のトレモロは、スムーズな稼働でチューニングの狂いには強いですが、弦振動がボディーに伝わりにくく、無表情、無個性な音になりがちです。また、フローティングさせると、強くピッキングするとクリケットしやすい(音が震えてしまう)のも好きじゃないです。

フロイドローズ/ Floyd Roseトレモロは、弦をユニットとナット部でロックでき、ファインチューナーもあって便利ですが、ユニットが大きく、音がブライトになりすぎてしまいます。

シンクロナイズド・トレモロの調整方法

そこで、シンクロナイズドトレモロの調整です。シンクロナイズドトレモロはチューニングが狂うから嫌いという方もいると思いますが、ほんの少し調整するだけで、チューニングは安定し狂いにくくなります。


シンクロナイズドトレモロ・マウントビスの調整

まず注目してほしいのは、シンクロナイズドトレモロを固定している6本のマウントビスです。

ここを適当に処理してしまうと、ユニットがスムーズに稼働しません。

こんなところ買ってから一度もイジってないし・・・という方もいると思いますが、ギターは振動するものですから意外と緩んだりしているものです。 ここの6本のビスは、トレモロの固定と同時に、トレモロの支点の役割もありますので非常に重要です。

弦交換のついでにでも見直してみましょう。

あたりまえですが、ここは、トレモロが浮き上がってしまうほど閉めてしまうのはNGです。目安として、写真のようにレシートがユニットとビスの間に入るくらい隙間をあけるのがベストです(ギターマガジンより)。

FENDER JAPAN ST62-70?のトレモロ調整

できればトレモロのスプリングを外して、ユニットがストレスなくスムーズに動くかどうかのチェックをすると良いでしょう。
FENDER JAPAN ST62-70?のイナーシャブロック交換作業1
ネックの調整と、フローティング調整に関しては以下を参考にしてください。

簡単なエレキギターの調整
わからない方はお店に持っていきましょう。

ギターによってはビス穴の加工精度が悪く、スムーズに動かない場合があります。その場合、マウントビスの数を減らしてみると良いかもしれません。

6本のうち、内側の2本を外して4本にしてみるとかしてみてはどうでしょう?

トレモロユニットがスムーズに動くようになれば調整完了です。


チューニングとは直接関係ありませんが、アームのガタツキが気になる方は、このアームテンション・スプリングが便利。

 

ARM TENSION SPRING

このスプリングをアームホールに入れる事で、アームのガタつきを押さえ、程よい良い箇所でアームを固定出来るので、非常に使いやすくなります。

ARM TENSION SPRING (アームテンション・スプリング)の取り付け
アームを外してホールにスプリングを入れるだけ。

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■ ARM TENSION SPRING 【サウンドハウス】

 


グリスの塗布

調整が終わったら、弦を張る前にグリースを塗布しましょう。一番効果があるのはナット部分。それ以外は特に必要ないと思いますが、気になる方は弦の乗る部分、例えばペグマスト/ペグポストや、ストリングガイド、ブリッジ等にも薄く塗っておくと良いでしょう。

グリスを塗るべき部分
ブリッジにもグリスを薄く塗布

オススメのグリス・潤滑剤。

BIGBENDS / Nut Sauce (ナットソース)

Nut Sauce

粘性のある素材(主原料:グラファイト&テフロン)を使用し、高いチューニング安定性をキープ。昔からの定番品です。

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■ Nut Sauce 【サウンドハウス】


FREEDOM / SP-P-08

SP-P-08

こちらも便利なギター・グリース(潤滑剤)。ナットやブリッジ等の可動部に塗ることでチューニングが安定。ハンド・クリームのような質感。

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■ SP-P-08 【サウンドハウス】
◆ SP-P-08 【イシバシ楽器】

ナット潤滑剤 その他:
◆ ナット潤滑剤 【サウンドハウス】
◆ ナット潤滑剤 【イシバシ楽器】

弦とナットの溝が合っていない場合は、グリースだけでは残念ながら無理です。ご使用の弦に合わせた適切な溝切りを行いましょう。


ナット用ヤスリ / TL-NF10

TL-NF10

ナット用ヤスリ10本セット。010、013、016、024、028、032、036、042、046、056に対応。ナット交換時や、チューニングに問題があるときなどのナットの調整に。

ブリッジの溝切りにも使えます。

ナット高の目安は、エレクトリック・ギター・メカニズムによると、2フレットを押さえた状態で、1フレットと弦とのすき間が僅かに開いているくらいとのこと。

削りすぎないように注意しましょう。

11本セットのTL-NF11もラインナップ(010、013、016、024、028、032、036、042、046、050、056)

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■ TL-NF10 【サウンドハウス】

■ TL-NF11【サウンドハウス】


弦の張り方を見直してみる

ユニットの調整と、ナットの調整で、チューニングの狂いはほぼ解消されると思いますが、弦の張り方に問題はありませんか?チューニングの狂いの原因は、ユニットと、ナット以外で考えられるのは、ペグだと思います。

ペグに弦を巻きすぎてしまうことで、アーミングの際に起こる弦のたわみでチューニングが狂ってしまいます。

通常のストラトキャスターのペグ
通常のストラトキャスターのペグ

マグナムロックなどのロック式のペグが有効なのは、ポストで弦をロックし、ポストに弦を巻きつけることがないためアームを使用してもチューニングが狂いにくいのです。

マグナムロックを装着したストラトキャスター

チューニングをあわせた状態でもポストには弦を1周も巻きつけていません

マグナムロックなどのロック式ペグは非常に便利ですが、ロック式のペグを使用しなくてもチューニングの狂いは防ぐことが出来ます。

以下のように、弦を弦で挟む方法を試してみると、マグナムロック同様、弦がたわむ場所がなくなるので、チューニングの狂いはほぼなくなります。


チューニングの狂わない簡単なギターの弦の張り方

まずはじめに弦をポストに入れます。
チューニングの狂わないギターの弦の張り方

弦をたわませず、引っ張った状態で折り返します(ここ重要)。
弦をたわませず、引っ張った状態で折り返します

弦の下を通し、クルッと上へ
弦の下を通し、クルッと上へ

そのままペグを回し、数回巻き上げるだけ。
そのままペグを回し、巻き上げるだけ

弦張り完了!

チューニングが合った状態でもペグマストに1周も巻きつけていません。マグナムロックと同じ状態です。
ペグマストに1周も巻きつけていません

上に跳ね上げた弦を下側の弦で挟み込んでいるのが分かるでしょうか?
上に跳ね上げた弦を下側の弦で挟み込んでいるのが分かるでしょうか?
たったこれだけなのにチューニングは非常に安定し、チューニングはほとんど狂いません。

ストラトキャスターなどに多い、フェンダー系クルーソンペグも同様です。

クルーソンペグは弦をポスト内に収納してから弦を巻き上げる方法ですが、
クルーソンペグは弦をポスト内に収納してから弦を巻き上げる方法ですが

以下のように弦を張ることも可能です。
ロトマチックと同じ方法で弦を張ることも可能です

もちろんチューニングは問題ありません。
もちろんチューニングは問題ありません

ストラトキャスターやテレキャスターなど、ネックに角度のないギターの場合、ナットの溝切りが甘いと、3弦あたりが共振してしまう場合もありますので、その場合はあきらめて普通の巻き方をするか、弦をロックでき、ペグポスト/マストの高さを調整できる、H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様のマグナムロックを使用するのが良いでしょう。

 

マグナムロックH.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様

マグナムロック/H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)仕様
H.A.P.M(ハイトアジャスタブルポスト)で、ペグマストの高さを調整することで、チューニングの狂いの原因にもなるストリングガイドを外すことも可能になります


GOTOH マグナム・ロック

GOTOH マグナムロック
GOTOH マグナムロック
GOTOH マグナムロック

ゴトーのマグナム・ロックは、弦を挟んでペグを回すだけで自動でロックします。見た目を変えず、チューニングも安定するので非常に人気があります。

ハイトアジャスタブルポスト仕様はペグマストの高さを調整できるので、ネックに角度のないストラトやテレキャスターなどフェンダー系のギターにオススメです。

ご自分のギターにあったものを選んで下さい。

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■ GOTOH マグナムロック 【サウンドハウス】
◆ GOTOH マグナムロック 【イシバシ楽器】


シンクロナイズドトレモロのチューニングの狂いは、マウントビスの調整潤滑剤(グリース)弦の張り方で解消できます。是非お試しを。

こんなのも便利ですね

オート・チューニング・マシン

Tronical Tune


GIBSONのロボットギターに搭載されていたオート・チューニング・マシンTronical Tuneがギターパーツとして登場。

Tronical Tuneは通常のレギュラー・チューニングの他、各種オープンチューニングや半音下げ、ドロップDなど、様々なチューニング・パターンが選べるようになっています。

Type A-TPはギブソンなど3:3のペグ用
Type C-SCはストラトなど片側6連用
Type C1-SCはカスタムショップ・ヴィンテージ系Fenderギター用
Type C2-SCはエクスプローラー
Type G-TCはYAMAHA APX, CPX 用
Type H-SCはテイラー用  などをラインナップ

レビュー/ 口コミ:
Tronical Tune (オート・チューニング・マシン)を購入したい

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■ Tronical Tune【サウンドハウス】
◆ Tronical Tune 【イシバシ楽器】

Youtube 動画 YouTube – Tronical Tune (動画)


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