音は復活するのか~古い弦をピカールで磨いてみる
古い弦を金属磨きの定番"ピカール"で磨いたら新品同様に復活するのでしょうか?やってみました。
ピカールとは
“ピカール"とは金属磨きの定番クリーナー。
液体を適当な布につけて磨くだけでこんなにピカピカ✨になってしまうという魔法のようなクリーナー。
▶金属磨きの定番ピカールで、ギターパーツを磨いてキレイにした時の写真まとめ
こんなにきれいになってしまうピカールで弦を磨くとどうなるのでしょうか?
ピカピカ✨になって音質も復活するのでしょうか??
こちらは3ヶ月くらい張ったままの弦
古い弦というのは、弦そのものの経年劣化(変化)と皮脂などの汚れやサビによって音が曇り、正確なピッチが得られなくなりますが、ピカールで磨くことでそれらを除去し、音質がもとに戻るのかちょっと実験してみます。
弦をつまんでストリングクリーナーなどでお手入れをした事のある方は分かると思いますが、使い古した弦は、特に指板側が錆とか汚れでガタガタなのですが、ピカールで拭くことでツルツルになります。
布(ウエス)もご覧の通り真っ黒です。
弦についた汚れや錆のようなものは取れましたが、弦の黒ずみまでは新品のようにはなりませんでした。
新しい弦との比較
新品の弦とのの比較 ピカールで綺麗にした弦の音は?
余計な汚れが取れたことで弦振動が改善したのか?音にキラキラ感✨が増し、特にコードがきれいに響くようになりました👍
大して期待していなかったのでちょっとびっくりです😀
新しい弦との比較
このまま終了でも良かったのですが、新品の弦と比較したくなったので新品の弦に張り替えて音の比較をしてみました。
ちょっとわかりにくいですがこちらは新品の同じ弦です。
やはり新しい弦はキラキラ✨、シャリシャリしていて。
音が元気でピカールで拭いただけものとはさすがに違いますね😅
まとめ
いくらピカールできれい拭く/磨いたところで新品同様に復活するわけではありませんが、確実に音質は復活/蘇ります。
実は私は新品の弦の音って元気がありすぎてあまり好きではないのですが、ピカールで拭いた後の、落ち着きつつもしっとりキラキラした感じの音は嫌いじゃないです。
弦を交換する手間と弦の値段を考えたら、特に練習用で使う分にはこれで十分かもしれません👍
音的にもそうですが、錆びた弦はフレットを削ってしまうこともあるので常に弦を綺麗にしておくのはとても重要だと思います。
ストリングクリーナーなどの製品は巷には沢山ありますが、ピカールは安くて大容量なのでコスパも抜群! もちろん他の金属パーツの清掃にも使えるのでおすすめです!
金属磨きの定番 ピカール/PIKALはこちらで購入できます
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仕上げはDeoxIT D5S-6
ピカールで汚れを取ったあとは、仕上げにDeoxIT D5S-6を塗っておくと良いと思います。
DeoxIT D5S-6は、パーツの接点部分に少量使用する事で、酸化汚染物質を除去し金属パーツ本来の導電性を取り戻します。また、金属の摩耗を低減し、潤滑、酸化防止効果もあるので弦にも良いと思います。
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DeoxIT D5S-6は、弦のクリーナーとして有名なJOHN PEARCE / STRING SWIPESにも使用されているとのことで、弦のメンテナンスにも使えると思います(指板に直接吹きかけるのはやめましょう)。
JOHN PEARCE STRING SWIPES
接点復活剤の名門アメリカ ケイグ社がジョンピアスのために特別に調整したCAIG DeoxlTを浸潤させた布片です。
弦を張り替えた時、演奏する前、演奏後に弦を拭くだけで、抜群のクリーニング作用とナノレベルのバリヤーが弦を錆から守り、寿命を延ばします。
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DeoxIT D5S-6は、フレットを磨いたあとの保護にもおすすめです。
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