ダダリオのバランスドテンション弦 レビュー
ダダリオから発売のバランスドテンション弦 BTシリーズのレビュー。
バランスドテンション弦とは
バランスドテンション弦とは、1弦から6弦までテンションバランスが均等になるようにセットされた弦です。
009~042とのテンション比較(ダダリオ公式サイトより)
バランスドテンション弦のメリットとデメリット
例えば、EXL120BTは6弦が通常の.042が.040と細くなるので、慣れないとやや頼りない感じがしますが、細い故の利点もあって 5弦3フレットのCがルートのパワーコードと、6弦8フレットのCがルートのパワーコードを比較すると、かなり近い音質で鳴ってくれます。
.042や.046の弦はパワーがあって良いのですが、5弦と6弦の同音異弦の音を比較した場合、6弦側がちょっとモサッとした音になってしまうんですよね。
私のギターで言うと、テレキャスターは特にその傾向が顕著で、6弦とその他の弦のバランスが悪かったのですが、バランスドテンション弦に変えてからブーミーさが消え、非常に使いやすい音になりました。
他にもバランスドテンション弦の利点というのがあり、例えばテンションがほぼ均一なのでダブルチョーキングの音程が安定しやすかったり、弦をピッキングする時も、テンションが均一になるので、例えば2弦だけ柔らかすぎてピックに引っかかるなぁ、、、といった事がなくなるのも評価できる点です。
一般的な弦とバランスドテンション弦の太さの比較
やはり一般的な弦は2弦だけテンションが弱めなんですね。
✅スーパーライトゲージとBT弦のテンション比較:
EXL120BT
.009、.012、.015、.022、.030、.040
✅ライトゲージとBT弦のテンション比較:
EXL110BT
.010、.013.5、.017、.025、.034、.046
✅ミディアムゲージとBT弦のテンション比較:
EXL115BT
.011、.015、.019、.028、.037、.050
ということで、最近の私はほぼ ダダリオのバランスドテンション弦を貼っています。
スーパーライト系のEXL120BTはロングスケールのストラトキャスターやテレキャスターに、ライトゲージ系のEXL110BTはショートスケールのデュオソニックに張ることが多いです(NYXLはちょっとお高いのですが、耐久性と音質が好きでたまに使っています)。
まとめ
ダダリオのバランスドテンション弦は、慣れないと特に低音弦のパワーが弱く感じますが、それを補うのに余りある魅力があります。
特に5弦と6弦の同音異弦の音質が似ていることや、ピッキングとチョーキングの安定性ですね。
通常のセット弦と比べると少しだけお高いですが、出音のバランスを考えるならバランスドテンション弦はとても良い選択になると思いますのでぜひお試しを。
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