
ストラトキャスターのサドル交換 Raw Vintage Pure Steel Saddleレビュー
ストラトキャスターのブリッジサドルを、人気のRaw Vintageの Pure Steel Saddleに交換してみましたので交換手順の解説とレビュー。
Pure Steel Saddleはヴィンテージに近い素材を使用し、お手持ちのストラトにきらびやかな音色を加えてみたいという方おすすめのストラトキャスター用サドルです。
Raw VintageのPure Steel Saddle取り付け
以前から注目していた Raw Vintageの Pure Steel Saddle(RVS-108)をフェンダージャパンST62に取り付けてみました。
Raw VintageのPure Steel Saddleとは
ヴィンテージに近い素材を使用し、音が良いと評判のサドルです。
Raw VintageのPure Steel Saddle(メーカーサイトより引用)
リイシューサドルの硬度は部位によりバラツキがあり、ヴィンテージの物とは性質が異なります。更にメッキの美しさを優先するために銅を下地に塗る事が多く、音に大きな影響を与えています。
Raw Vintage Pure Steel Saddleは、現在得られる中で最もヴィンテージに近い素材を使用することで硬度のバラツキを解消し、ニッケルメッキを直に施してよりヴィンテージのサドルに近づけました。
もちろん現行品リイシューギター等にリプレイスメント・パーツとしても使用が可能で、ヴィンテージを所有しない方も、より本物に近いその性能を堪能出来ることでしょう。
たかがサドルで音が変わるのか??は少々疑問でしたが、いつかは交換してみたい・・・と思っていました。
実際はどうなのでしょう?早速交換です。
こちらは純正サドル
サドルを外したところ
ブロックを止めるビス(3点)が緩んでいました。ここはたまにチェックしたほうが良さそうです。
純正サドルとの比較
Raw Vintageのサドルの方がやや小さく軽い感じ。レスポールのアルミテールピースじゃないけど、シャリ~ンという軽い鳴りになるのでしょうか?
弦高とオクターブ調整をして交換完了!
Raw Vintage Pure Steel Saddle に交換してみて
サウンドの変化は明らかです。弦も同時に換えたので、純粋な比較は出来ませんが、無骨で硬いドンシャリ系サウンドが、柔らかく弦が良く響くようになった印象。さすが James Tyler ( ジェームス・タイラー )のブリッジにも採用されるだけあります。
良くなった点
・明るく、柔らかな音に
・高域の伸びUP
・弦鳴りがUP
・弦のタッチは若干緩く
・サステインUP
悪くなった点
・ローズ指板のモデルらしい低域のダークなトーンが減少
・ブライトな音に
Raw Vintage Pure Steel Saddle は有りか?無しか??
これは完全に好みですが、交換前の無骨で硬い音も好きだし、交換後の柔らかでよく響く音も好きだし・・・・
お手持ちのストラトにきらびやかな音色を加えてみたいという方にはおすすめです。
Raw Vintage Pure Steel Saddle のサイズは2種類
Raw VintageのPure Steel Saddleの種類は2つ。RVS-112は幅11.2mmのFender USA用、RVS-108は幅10.8mmのFender Japan用(ミディアムスケールを除く)となります。
*Fender USAでも旧アメリカン・スタンダードなどのオクターブ調整用のビス穴が中央では無いものには取り付け出来ません。
価格比較(レビューあり)
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