ペグ交換~ロトマチックをクルーソンに変換する為のブッシング MONTREUX Convertion Bushing
MONTREUX Convertion Bushingとは、取り付け径の大きなロトマチックペグを、取り付け径が小さくヴィンテージライクなルックスとサウンドのクルーソンペグに戻す/交換する為のブッシングです。
ロトマチックペグとクルーソンペグの違い
まずはロトマチックタイプのペグとクルーソンタイプのペグの違いを見てみましょう。
こちらはロトマチックタイプのペグと言って、ヘッド表側からもナットで固定したペグ。
こちらはクルーソンタイプのペグでヘッドの表側にナットはありません。
見た目が全く違いますね。
ペグ/マシーンヘッドの歴史
ヴィンテージと言われるエレキギターが産声を上げた1940~1950年代当時にはまだロトマチックタイプのペグ(上の写真)は発売されていませんでしたので、多くのギターにはクルーソンタイプのペグ(下の写真)が付いていました。
当時のクルーソンタイプのペグは壊れやすく、またチューニングにも問題があったために、剛性が高く、チューニングの安定するロトマチックタイプのペグに交換するのが流行し、後にロトマチックペグがほぼ標準になりました。
しかしクルーソンからロトマチックに交換するには、取り付け穴の径が違うので、穴を大きく空け直す必要がありました。
逆に一度ロトマチックペグを取り付けたギターにクルーソンタイプのペグを取り付ける/戻すには、穴を一旦埋め、空け直さなければなりません。
そこで発売されたのがこのコンバージョンブッシングです。
ロトマチックとクルーソンの音の違い
実際取り付けてみれば分かりますが、ロトマチックタイプのペグはゴツいうえに、しっかりネジ止めされているためカチッとした音、クルーソンタイプのペグは軽いので、倍音を多く含んだ軽快な音がします。
*現在のクルーソンタイプのペグは見た目は同じでも、改良されているのでチューニングは全く問題ありません。
音以外でも、ヴィンテージ風の見た目にしたいと言う方にもこのコンバージョンブッシングは人気です。
ちなみに上の2つの写真と、以下の写真はすべて同じギター(Gibson SG 61 Reissue)です。
1番上は購入当時のものですが、1961年のSGを再現(リイシュー)したモデルであるにもかかわらずロトマチックペグが装着されています。
1961年当時にこのタイプのペグはまだありませんでした(機能性重視とコストダウン?)
2番めの写真は、1961年当時のペグを再現したペグで、当時の仕様であるツマミに2つのコブのあるクルーソン・ペグで、MONTREUX Convertion Bushingを使用し取り付けたものです。
3番めの写真は、有名なグローバー社のペグで、1960年~1970年代に流行ったペグで、有名なところでは、エリック・クラプトンや、ジョージ・ハリスンのSG、ジミー・ペイジのレスポールに付いているのと同じペグです。
これは、MONTREUX Convertion Bushingを外してロトマチックペグを装着しました。
こんな事ができるのもコンバージョンブッシングがあればこそですね👍
MONTREUX Convertion Bushingは、お手持ちのギターをヴィンテージギター風にしたり、憧れのギタリストと同じにすることの出来るとてもおすすめのブッシングです。
もちろん、フェンダー系のギターにも装着可能です。
MONTREUX Convertion Bushingはこちらで購入できます
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※内径6.35ミリ(通常はこちら)、6ミリ(アジア製クルーソン、ゴトー製MG/HAP/HAPMシャフトに)と種類があります。
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