古いエレキベースのお手入れと調整とちょっと改造

2019年10月24日ポット,ブリッジ/テールピース改造,調整

古いプレシジョンベースのコピー・モデル(YAMAHA PULSER BASS 400/PB400)の詳細と、調整、メンテナンス、ちょっとだけパーツ交換(改造)して蘇らせました。

古いエレキベースのお手入れと調整とちょっと改造


YAMAHA PULSER BASS 400(PB400)詳細

ずっと前にもらって押入れの奥に眠っていた古いプレシジョンベースのコピー・モデル(YAMAHA PULSER BASS 400/PB400)を蘇らせましょう。

400ってくらいだから、おそらく当時4万円で売られていたベースだと思います。

調べてみたら70年代のモデルのようで、ボディー材はセン、ネックはメイプルにメイプル指板を貼りつけた通称貼りメイプル。

ネックはメイプルにメイプル指板を貼りつけた通称貼りメイプル

ボディーをみると、トップは2ピース、バックは3ピースという2プライ仕様。

ボディーはトップは2ピース、バックは3ピースという2プライ仕様

軽く掃除して弾いてみたら、プレベらしい太く、柔らかな低音でこりゃまた良い音😊

プレシジョンベースはPUが1つしか付いていないシンプルなベースギターで、例えばジャズベースなどと比べると音のバリエーションが少ないのかな?と思いきや、ベースギターはギターと違い、弾き方でかなり音が変わります。

同じ指弾きでも柔らかく弾いたり、叩くように弾いたりすることで全く出音が変わりますので特に不便は感じません。

Precision Bass/プレシジョンベース
Precision Bass
Jazz Bass/ジャズベース
Jazz Bass

こんな動画がありました。

Yamaha Pulser PB400 Live Demo – BassFreaks.net:

https://www.youtube.com/watch?v=95NiEYadA7w

YAMAHA Pulser Bass 400 Japan 1970’s:

https://www.youtube.com/watch?v=KVmJh2psESA

良い音ですね👍

それでは早速、綺麗に掃除してから調整/メンテナンスをして、使えるようにしてあげましょう。

 


ベース・ギターのネックの調整と弦高調整

まずはネックの調整。10年以上前の弦ですが、替えの弦がないので1フレットにカポをして(弦が外れないようにして)ネックを外します。

カポを使ってネックの調整

ネックを外し、レンチを回しトラスロッドの調整 ⇒ 弦を張って確認を繰り返します。

トラスロッドはネックエンドにあります

次に、弦高調整。と、思ったら6弦のサドル調整用のビスが酷いサビで回らない・・・・

弦高調整用のビスが錆びついていて回りません

ここは換えてしまいましょう(ヤマハのベース・ギターですがプレシジョンベースのコピーなので、フェンダー用の汎用パーツでいけるはず・・・)。

ベースギター用ブリッジ一覧

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詳しくは

ベース・ギターのパーツ交換と改造

ピックガードを外してみると、廉価モデルらしく、あまりよろしくなさそうなポットが付いています。

ポットはCTSに交換します

250kAカーブとのことなので、こちらは手持ちのCTSのポットとノブを(インチサイズのものに)交換です。

CTSのポットは耐久性と音質に優れたボリューム/トーン・ポットですのでおすすめ。

ボリューム/トーンポット250k Aカーブ

CTS ポット

 

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メタルノブ

メタルノブ

 

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CTSのポットに関しての詳細はこちらから

ピックガードの加工&ポットの取り付け

注文していたパーツが届いたので早速の取り付け。

今回使用するボリューム/トーンポットはCTS製のインチサイズなので、ピックガードの加工が必要です。

ミリサイズ⇒インチサイズ

インチサイズのポットを付けるのでピックガードの穴を広げます

リーマードリルで穴を広げ、取り付け完了!

リーマードリルでピックガードの穴を広げます

ポットはCTS製がおすすめです

ノブも新調


ブリッジ交換

サビが酷く弦高調整が出来ない純正のブリッジですが、フェンダー用の汎用ブリッジで代用可能でした。

サビだらけのベース用ブリッジ

ベース用ブリッジの交換

弦高調整用のビズが異様に長いのは何故??

そのままでは手が痛いので、弦高調整用のビズは手持ちのストラト用を流用し、オクターブ調整をし、取り付け完了!

新しい弦を張りました

汚かったボディーとヘッド、ネックを綺麗に掃除しました。

ネックもキレイに清掃

いい感じ👍


カッコいいベースラインの曲で練習

組み上がったので早速、音出ししてみたのですが、YAMAHA PB400音良いですね😍

私世代が憧れたカッコいいベーシストというと、デュランデュランのジョン・テイラーとアイアン・メイデンのスティーブ・ハリス。

こんな曲で練習します!

Duran Duran – Rio:

Duran Duran – Planet Earth:

IRON MAIDEN – Wrathchild:

 

フラットワウンドベース弦

そういえばアイアン・メイデンのスティーブ・ハリスはロックなベーシストには珍しくフラットワウンドの弦を張っているそうですね。

フラットワウンドの弦はラウンドワウンド弦に比べしっとりとした音が特徴の弦でちょっと意外でしたがよく聴くとキラキラ感の少ない音ですね。

フラットワウンドのベース弦愛用者は他にはポール・マッカートニーが有名です。

今度フラットワウンドの弦を買ってみます。

フラットワウンド ベース弦

 

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