Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)が実際に使用していた機材を元に、彼の音を忠実に再現できるおすすめのギター、アンプ、エフェクター、アクセサリー等を詳しく紹介しています。

音作り
80年代ギター界を席巻したネオクラシカルの帝王、イングヴェイ・マルムスティーンは、マーシャル・アンプとストラトキャスターを駆使し、クラシック音楽の要素を大胆に取り入れた「ネオクラシカル・メタル」を確立しました。
サウンドメイクは驚くほどシンプルで、マーシャル・アンプに、DOD 250などのオーバードライブでブーストするだけです。
もちろん、この方法ではノイズが増えるため、ギターのノイズ処理はもちろん、ノイズレス系のピックアップとノイズゲートの導入は必須です。
音楽的特徴と影響
イングヴェイのプレイは、ハーモニックマイナースケールやディミニッシュコードを多用し、特にバッハやパガニーニの作品から影響を受けたものも多く、その高度で技巧やメロディ構成は彼のギタープレイに色濃く反映されています。
弦のセッティング
弦は、プレーン弦側が細く、巻弦側が太い、カスタムゲージ(1弦=.008、2弦=.011、3弦=.014、4弦=.022、5弦=.032、6弦=.046)を使用しており、これにより、低音弦のパワー感と高音弦のスピードを両立した華麗なスウィープや速弾きが可能です。
このページでは、イングヴェイ・マルムスティーンサウンドを再現するためのギター、アンプ、エフェクターなどの機材を紹介しています。
ギター
FENDER Yngwie Malmsteen Stratocaster

Yngwie Malmsteen Stratocasterは、彼の愛用する「The Duck」と呼ばれる1972年製のラージヘッドストラトキャスターをベースにしたシグネチャーモデルです。

このギターの最大の特徴は、深くえぐられたスキャロップドフィンガーボードで、スキャロップ加工により、弦に触れる際の抵抗が少なくなり、速弾きやビブラート、ベンドが非常にしやすく、イングヴェイの流れるようなフレーズを支える重要な要素となっています。
また、ピックアップには、ノイズレスでありながらヴィンテージライクなトーンを持つセイモア・ダンカン製のYJM Fury(STK-S10)が搭載されており、彼の求めるクリアで力強いサウンドを再現するには最適なピックアップです。
「The Duck」はメイプル指板のストラトキャスターですが、ユーザーの好みによりローズウッド指板のモデルもラインナップされています。
コメント:
イングヴェイやリッチー・ブラックモアでおなじみのスキャロップド・フィンガーボードのメリットは軽いタッチで弾けるという点。しかし慣れないとピッチが安定しないというデメリットも。
あえて指板を削らなくても高さのあるフレットに打ち替えることでも代用できると思います。
FENDER 70s Stratocaster

イングヴェイ・マルムスティーンの長年のメインギターである”The Duck”は72年製なので、ストラトキャスターを選ぶなら、ラージヘッドの70年代モデルがおすすめです。
彼が愛用するストラトキャスターのほとんどはメイプル指板ですが、アルカトラス時代にはローズウッド指板のモデルも頻繁に使用していたので、好みによっては選んでもよいでしょう。
スキャロップドフィンガーボードが苦手、もしくは不安に感じる方は、シグネチャーモデルではなく、通常の70s Stratocasterを選ぶのが正解かもしれません。
GRASSROOTS G-SE-58 /SC


G-SE-58 /SCは、GRASSROOTSから発売のストラトキャスターモデルです。お手頃価格で、しかもスキャロップドフィンガーボードが採用されているので、スキャロップド・フィンガーボードを試してみたい方にとって、最適な一台です。
G-SE-58M/SCはメイプル指板、G-SE-58R/SCはローズウッド指板です。
ボディにはアルダー材を使用しており、サウンド面でもバランスの良いトーンが期待できます。

SEYMOUR DUNCAN YJM FURY

YJM FURY ( STK-10 ):
YJM Furyは、セイモアダンカンが開発した最新のイングヴェイ・マルムスティーン・シグネチャー・ピックアップです。
従来のシングルコイル・サウンドを保ちながら、ハムノイズをキャンセルする機能を備えており、内部でコイルを縦に積み上げる「スタック・コイル」方式により、ピックアップのハムノイズを効果的に排除しつつ、クラシカルなストラトトーンの透明感と鮮明さを維持しています。
末尾のnはネック用、bはブリッジ用。
ピックアップカバーは色はブラック、ホワイト、オフホワイト。
直流抵抗値:Neck: 25.5k, Middle: 25.5k, Bridge: 25.7k
マグネット:アルニコ 5
DIMARZIO HS-3 ( DP117 )

DiMarzio HS-3(DP117)は、イングヴェイ・マルムスティーンが現在のセイモアダンカン製ピックアップを使用する以前に愛用していたことで有名なピックアップです。
このピックアップは、ノイズを抑えつつもヴィンテージストラトキャスターのシングルコイルトーンを維持するようにデザインされており、イングヴェイの独特の音楽スタイルに非常にマッチしたピックアップです。
直流抵抗 23.72k
マグネット:アルニコ 5
DIMARZIO FS-1 ( DP110 )

FS-1 ( DP110 ):
FS-1(DP110)は、イングヴェイ・マルムスティーンがアルカトラス時代からソロ2作目のアルバム『Marching Out』まで愛用していたピックアップです。
FS-1は、シングルコイルながらも出力が高く、よりファットでパンチの効いたトーンを持ち、別名「ファットストラト」の名前通り、イングヴェイが求めていた、ヴィンテージストラトのシングルコイルサウンドと、より厚みのあるパワーを両立させたピックアップです。
直流抵抗 14.23k
マグネット:アルニコ 5

SEYMOUR DUNCAN Yngwie Loaded Pickguard

Yngwie Loaded Pickguardは、イングヴェイ・マルムスティーン・シグネチャーピックアップであるYJM Furyが搭載されたピックガードセットです。
このセットにはイングヴェイのプレイスタイルに欠かせない、軽いトルクのボリュームポットも搭載されていて、このポットにより、演奏中に素早く音量をコントロールするのはもちろん、バイオリン奏法もやりやすくなります。
その他パーツ類も高品位なものが搭載されているので、お手持ちのストラトキャスターの音質アップも期待できます。
直流抵抗値:25.50k、25.50k、25.70k
マグネット:アルニコ 5
SEYMOUR DUNCAN YJM High Speed Volume Pot

YJM High Speed Volume Potは、イングヴェイ・マルムスティーンとの共同開発によって生まれたボリューム/トーンポットで、そのスムーズなトルク感が最大の特徴です。
イングヴェイのスピード感あふれる演奏スタイルに合わせて設計されており、交換することで、演奏中のボリュームコントロールが非常に快適になります。
バリエーション:
このポットには2つのバリエーションがあり、250kΩ Aカーブは主にストラトキャスターなどのシングルコイルピックアップ用、500kΩ Aカーブは主にハムバッキングピックアップ用となっています。
※シャフトはミリサイズを採用
※レスポールなどロングシャフトのポットのギターには取り付け出来ません。

アンプ
MARSHALL 1987X ( 50W )

MARSHALL 1987は、初期のイングヴェイのメインアンプです。アルカトラス時代のライブ映像でもはっきりと確認できます。
現在のアンプは動画を見る限り1987などのナローパネルではなく、ワイドパネルのものが映っているのでJCM系など使用しているようです。
Spec;
- 真空管:
3×ECC83 (12AX7)、2×EL34 - サイズ・重量:
665×265×205mm、15.3kg
最近はマーシャル・サウンドの出るエフェクターも多数発売されているので、それを利用しても良いでしょう。
MARSHALL SV20 ( 20W / 5W )


お手頃サイズの1959をお探しならこのSV20(Studio Vintage)がおすすめです。
SV20は、MARSHALL 1959SLPを元に開発された出力20W(5W切り替え可能)のモデルで、オリジナル1959同様の4インプット仕様で、マスターボリュームは未搭載ですが、5Wモードもあるので100Wの1959よりは歪みが得やすくおすすめです。

リアパネルにはエフェクトループ、DIアウト、スピーカーアウトが搭載され、さまざまな環境で柔軟に使用できます。

コンボとヘッドがラインナップされています。
Spec;
- スピーカー:
1×10″ Celestion V-Type(コンボのみ) - インピーダンス:
5 (1×16Ω、2×8Ω、2×4Ω) - 真空管:
3×ECC83(12AX7) / 2×EL34 - サイズ・重量:
500×460×245mm、15.85kg(コンボ)
500×240×230mm、9.25kg(ヘッド)
Studio Vintage | Official Demo | Marshall:
コメント:
歪むアンプではないですが、クランチサウンドの美しさ、音の粘りなどが1959同様に素晴らしいですね。
IbanezのチューブスクリーマーやBOSSのSD-1など使ってドライブさせれば70年代から80年代ロックなら何でもこなせそうなサウンドです。

MARSHALL Origin シリーズ


Marshall ORIGINシリーズは、ヴィンテージマーシャルのデザインを踏襲しつつ、モダンな機能を搭載したモデルです。
特に、ゲインブースト機能とサウンドキャラクターを変化させられるTILTコントロールが特徴で、これによりモダンなオーバードライブサウンドを得ることも可能です。
TILTコントロールは、THE AMP SHOP西田製作所さんの動画によると、ヴィンテージの4インプット仕様のマーシャルアンプのチャンネルリンクのサウンドを再現したものだそうです。

ラインナップには、5WのORIGIN 5、20WのORIGIN 20、50WのORIGIN 50があり、いずれも出力を落とすことができるパワーリダクションスイッチが搭載されていますので、小音量での使用にも対応できます。
ORIGIN 5を除き、アンプヘッドとコンボの両方がラインナップされており、さらに、付属の2Wayフットスイッチを使用することで、ゲインブースト機能とエフェクトループ機能のON/OFFが可能です。
Marshall: ORIGIN 20C Combo:
動画を見ると、決してハイゲインサウンドが得られるアンプではないですが、AC/DC風のクランチサウンドが非常に美しいアンプです。


エフェクター
MXR YJM308 YNGWIE MALMSTEEN OVERDRIVE

YJM308 Yngwie Malmsteen Overdriveは、LEVELとGAINのみのシンプルなオーバードライブ/ディストーションペダルです。
このペダルは、イングヴェイ・マルムスティーンが長年愛用しているDODのOverdrive PreampのMXR版で、彼のシグネチャーサウンドに合わせて特別に調整されています。両方のノブを右に回し切ることで、イングヴェイサウンドを体験することができます。
名称はオーバードライブですが、サウンドは荒めでディストーションの質感も持っています。DODのOverdrive Preamp 250との違いも気になるところです。
DOD Overdrive Preamp 250

DOD Overdrive Preamp 250は、イングヴェイ・マルムスティーンが使用していたことで有名になった”本家”オーバードライブ/ディストーションです。
アンプのゲインブースターとして使用することで、イングヴェイ・サウンドを再現することができます。
DOD / OVERDRIVE PREAMP 250【デジマートNew Gear Showcase】:
オーバードライブという名称ですが、実態はファズライクなディストーションです。単体ではさほど歪みませんが、アンプのゲインブースターとしての使用すればメタリックなサウンドも得られるでしょう。
JHS Pedals OVERDRIVE PREAMP

JHS Pedals OVERDRIVE PREAMPは、イングヴェイ・マルムスティーンも愛用したDODの名機『OVERDRIVE PREAMP』のJHS Pedals版です!
JHS製は、DODの初期のV1を忠実に再現したモデルですが、オリジナルのDOD 250には搭載されていなかったスライダー・スイッチも追加され、このスイッチによりゲルマニウムとシリコンの2つのダイオードの切替えが可能です。
電源はDC9V~18Vのセンターマイナスに対応(消費電流値は5mA)。
JHS Overdrive Preamp Pedal Demo:
荒いファズライクなサウンドはMXRのDistortion+にも似ていて、共によく歪む今どきのディストーションとは違いますが、フェンダーのツイードアンプのボリュームを上げたときのようなサウンドから、アンプの歪みを利用することで、イングヴェイ・マルムスティーンやランディー・ローズのようなメタルサウンドにも対応できます。
MARSHALL Overdrive Pedal


MARSHALL Overdrive Pedalとは、マーシャルアンプの歴代の名機 1959、JCM800、JCM900、DSL、JVM を再現したアンプインアボックス(AIAB)ペダルです。

イングヴェイが愛用する1987(1959の50w仕様)やJCM800のサウンドを再現するならこの二機種がおすすめです。
- 1959(Super Lead):
ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、エディ・ヴァン・ヘイレンなど、ロック界のレジェンドたちが愛用した100Wのフルチューブアンプを再現したペダルです。迫力あるクリーン〜クランチトーンは、まさに“クラシック・マーシャル”の代表格。HI Treble、Normalという2つのコントロールがあり、オリジナルの1959同様、2つのチャンネルをミックスしたサウンドも再現できます。 - JCM800:
80年代以降のHR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)の定番アンプ「JCM800」を再現したペダルです。1959よりもゲインが高く、ミッドレンジが強化されており、よりアグレッシブな歪みを持ったサウンドが特徴です。Senstivityコントロールにより、JCM800のHiインプットとLoインプットのサウンドがシームレスにコントロール出来るようになっています。
まずはそのリアルなサウンドを聴いてみましょう!
マーシャルOverdrive:名機をペダルで再現! feat.大渡 亮:
どのモデルも歪ませてもカリッとしたエッジの効いたマーシャルライクなサウンドがしっかり再現されています。


TC ELECTRONIC JIMS 800 PREAMP

Ampworx HI-GAIN Series:
JIMS 800 PREAMPは、イングヴェイも愛用したマーシャルJCM800のサウンドを再現したデュアルチャンネルペダルです。
フットスイッチモード:
AMPWORXは、デュアルチャンネルモードとバイパスモードの2種類のフットスイッチモードが備わっており、用途に応じてCHANNELフットスイッチの機能を変更することができます。
両方のフットスイッチを同時に押すことで、フットスイッチモードが切り替わります。
- デュアルチャンネルモード:
デュアルチャンネルモードでは、AMPWORXペダルは常にONの状態になっていて、CHANNELスイッチを踏むたびにGREEN/RED 2つのアンプチャンネルを切り替えることができます。
- バイパスモード:
バイパスモードは、CHANNELスイッチでペダルのON/OFFを行うモードで、GREEN/REDのチャンネルはデュアルチャンネルモードで最後に選択したチャンネルが適用されます。
- GREENチャンネル:
Marshall JCM 800の”Low” inputサウンドがベースになっています。 - REDチャンネル:
REDチャンネル – Marshall JCM 800*の”High” inputサウンドがベースになっています。
主な特長
- カスタムショップによって改造されたMarshall JCM800のサウンドを完全に再現しています。
- リアルなサウンドとディティールを提供する革新的なTC AMPWORXモデリングテクノロジー。
- オリジナルユニットのLow inputおよびHigh inputのそれぞれをベースにした2チャンネルを切り替え可能。
- PRE/POST切り替えが可能なブーストを搭載。
- Celestion公式 4 x 12” G12-65 IRキャビネットシミュレータを搭載。
- 自宅での練習に最適なヘッドホンアウト(サイドパネル)。
- ホームレコーディングに使用可能なDIアウトプット搭載。

TC Electronic JIMS 800 PREAMP:
コメント:
近年のモダンなアンプほど歪みませんが、クランチサウンドが素晴らしいです。
これにDOD Overdrive Preamp 250を噛ませてブーストしてあげると、1980年代のイングヴェイサウンドが再現できるかもしれません。
同社のJIMS 45 Preampでも良いかもしれません。
JIM DUNLOP CRY BABY

CRY BABYは、イングヴェイをはじめ、ジミ・ヘンドリックスやエリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、マイケル・シェンカーなど多くの偉大なミュージシャンが愛用した伝説のワウです。
イングヴェイも、ジミ・ヘンドリックスのナンバーSpanish Castle Magicなどを演奏する際にこのペダルを使用しています。
[ 定番ワウ ] VOXとJIM DUNLOPのワウ おすすめはどっち?[ 比較 ]
Dunlop Cry Baby GCB-95 | Reverb Demo Video:

アクセサリー
弦・Yngwie Malmsteen Signature Electric Guitar Strings
Yngwie Malmsteen Signature Electric Guitar Stringsは、008からのセットを基本に6弦がちょっと太めのセットです。
ゲージサイズは008、011、014、022、032、046
ブレット・エンド採用
ギターピック・Yngwie Malmsteen Pick

Yngwie Malmsteen Pickは、デルリン素材の厚めのピックです。厚さは2.0mm、1.5mm、1.14mmがラインナップされています。

その他ギタリストの機材はこちらから



