伝説のギタリストのサウンド研究

トニー・アイオミのギターサウンドを再現するための機材ガイド

Gibson Tony Iommi “Monkey” 1964 SG Special

Black Sabbath(ブラック・サバス)のギタリスト Tony Iommi(トニー・アイオミ)が実際に使用していた機材を元に、彼の音を忠実に再現できるおすすめのギター、アンプ、エフェクター、アクセサリー等を詳しく紹介しています。

トニー・アイオミ の音を現行モデルで再現


音作り

トニー・アイオミのサウンドは、GIBSON SGをLANEY(LA100BL)アンプに接続し、「DALLAS RANGEMASTER」でブーストしたサウンドが基本です。

DALLAS RANGEMASTER

また、アマチュア時代に板金工としての事故で中指と薬指の先端を失ったことが影響しているのか、彼のヘヴィーなサウンドには驚くべき特徴があります。それは、1,2弦に.008ゲージという細めのセット弦を使用している点です。

La Bella Tony Iommiシグネチャー弦

このページでは、トニー・アイオミサウンドを再現するためのギター、アンプ、エフェクターなどの機材を紹介しています。

 

ギター

Tony Iommi SG Special

GIBSON Tony Iommi SG Special
Gibson Tony Iommi SG Special "Monkey"
EPIPHONE Tony Iommi SG Special
Epiphone Tony Iommi SG Special

トニー・アイオミの初期のメインギターであるSG Special “Monkey”が、ギブソンとエピフォンから発売されました。

トニーは1stアルバムの制作途中まではストラトキャスターを使用していたようですが、SGを使ってみたところ、大のお気に入りに。

※1stアルバムのWarningWicked Worldあたりは、ストラトキャスターっぽいですね。

トニーが愛用していたSG Specialは1964年製(または1965年製)で、メタルカバーがついたP90タイプのシングルコイルピックアップと、バダスタイプのブリッジが特徴です。

“Monkey”という愛称は、ボディエンドに貼られたお猿さんのステッカーに由来しています。

Tony Iommi “Monkey” sticker

 

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GIBSON SG

GIBSON SG Standard 61

GIBSON SG Special

トニー・アイオミといえば、1964年製(または1965年製)の“Monkey”が有名ですが、ハムバッキングピックアップを搭載したSGモデルも愛用しています。

SGは、中域が強調された(むしろ中域しか出ない?)ギターなので、ドンシャリなサウンドのマーシャルなどのスタックアンプとの相性は抜群。同じメタル系ギタリストでは、アンガス・ヤングもSGの愛用者です。

マーシャルアンプのキャビネットイメージ

トニー・アイオミのサウンドを目指すなら、SGモデル以外でも、ボディ材にマホガニーが使われたギターを選ぶと良いでしょう。

もしハムバッキング搭載のSGをお持ちなら、ハムバッキングのスペースにマウントできるP90ピックアップもおすすめです。

SEYMOUR DUNCAN Phat Cat ( SPH90 )
ちょっと変わったピックアップ~ハムバッキング・ピックアップおすすめ 

ギブソン以外では、JAYDEE製のトニー・アイオミ・シグネチャーモデルも使用しています。

JAYDEE製のトニー・アイオミ・シグネチャーモデル

 

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EPIPHONE SG Special P-90

EPIPHONE SG Special P-90

ギブソンのセカンドブランドであるエピフォン製のSG Specialなら、手頃な価格で購入できます。

 

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EPIPHONE SG Standard 60s

EPIPHONE SG Standard 60s

EPIPHONE SG Standard 60s Maestro Vibrola

こちらは60年代初頭のSGスタンダードを再現したEPIPHONE SG Standard 61。ストップテールピース仕様とMaestro Vibrola仕様がラインナップされています。

 

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SGの魅力とその歴史 ~ 【最新版】現行モデルカタログ
SGは、軽量で扱いやすいデザインと、パワフルなサウンドで人気のギターです。本記事では、そのSGの特徴や魅力、歴史、そして現行モデルについて詳しく紹介しています。

アンプ

LANEY LA100BL

トニー・アイオミは昔からレイニーアンプの愛用者です。同じバーミンガム出身で、ベーシストでもあったリンドン・レイニー氏が立ち上げたアンプメーカーLANEYのLA100BL(廃盤)を使用し、ブラック・サバスのレコーディングに使用します。

Laney LA100BL Play Through:

Laney LA100BL Play Through

90年代に入るとレイニーと共同開発したGH100S、GH100TIを使用していたようです(こちらも廃盤)。

トニー・アイオミの愛用アンプ LANEYのLA100BL(廃盤)に似たアンプとして下記2機種を選んでみました。LA30BLは 30WモデルでLA100BLの姉妹機種、LA100SMは100Wのモデルです。

共に大きく歪むアンプではないですが、レンジ・マスター系ファズと組み合わせることでトニーサウンドも作れると思います。

LA30BL ( 30W )

LANEY LA30BL

LA30BLは、イギリスのBlack Country Customsワークショップからリリースされた30Wのアンプです。

ヴィンテージライクなシンプルなアンプです。

LA30BLのコントロール

Spec;

  • コントロール:
    Gain – Treble – Middle – Bass – Presence –  2 x Treble Input – 2 x Bass Input
  • 真空管:
    2×12AX7、2×EL34
  • インピーダンス:
    16Ω, 8 & 4 Ω (6.3 mm jack)
  • 重量:
    620×220×220mm、12 kg

 

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Laney Black Country LA30BL Head/LA212 Cab:

Laney Black Country LA30BL Head/LA212 Cab | Gear4music demo


LA100SM ( 100W )

Laney LA100SM

LA100SMは、ポイントトゥーポイント、ハンドワイヤリングで仕上げた100W仕様のシングルチャンネルアンプです。

マスターボリュームを追加したことにより、LA100SMの独自の倍音成分や純粋なバルブトーンを失うことなく、LA100SMを必要なレベルで使用することが可能です。

Laney LA100SMのコントロール

Laney LA100SMバックパネル

Spec;

  • 真空管:
    3×12AX7、4×EL34
  • インピーダンス:
    16 ohms, 8 & 4 ohms (6.3 mm jack)
  • 重量:
    765×225×220mm、21.5kg

 

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Laney Supergroup BCC LA100SM 100 Watt Head Demo:

Laney Supergroup BCC LA100SM 100 Watt Head Demo | BLACK COUNTRY CUSTOMS | LANEY AMPLIFICATION |

LANEY チューブアンプカタログ
英国の老舗アンプブランド LANEY ( レイニー ) の真空管アンプを出力別 ( ワット数別 )に紹介。

エフェクター

70年代のトニー・アイオミの歪みはトレブルブースター(ファズ)によるものです、英国「DALLAS RANGEMASTER」が有名です。アンプを少し歪ませ、トレブルブースターをONにすると、極上のトニー・アイオミ・サウンドを得ることが出来ます。

DALLAS RANGEMASTER

またParanoidのソロなど、オクターブファズを使ったと思われるサウンドも確認できます。

Laney Black Country Customs TI-BOOST

Laney / Black Country Customs TI-BOOST

TI-BOOSTは、トニー・アイオミが1979年まで愛用していた Dallas Arbiter Range Masterを再現しつつ、オーバードライブ風味を加味した幅広い歪みが特徴のシグネチャーペダルです。

レンジマスターはトニー・アイオミの他、エリック・クラプトンブライアン・メイ等、英国のギタリストが使用したことで有名なペダルです。

 

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Black Country Customs: Tony Iommi Sig. TI-BOOST Treble Booster:

Black Country Customs: Tony Iommi Sig. TI-BOOST Treble Booster


CATALINBREAD Sabra Cadabra

CATALINBREAD / Sabra Cadabra

Sabra Cadabraは、トニー・アイオミのサウンド(Laneyのアンプにトレブルブースター”Dallas Arbiter Range Master”をかけたメタルサウンド)を再現したペダルです。

Sabra Cadabraをクリーンアンプにつなぐだけで、クリーンから極上のフルドライブまでの驚異的なダイナミックレンジと巨大なステージで感じられるあの立体的でジューシーなフィーリング、至高のハーモニクスが即座に手に入ります。

Sabra Cadabraは18Vでの駆動も可能です。高電圧駆動とすることで、ヘッドルームを広げ、アタックをシャープにします。逆に、電圧を下げることでソフトなトーンを作ることもできます。

残量の少ない電池や、電圧を下げることのできるパワーサプライなどでお試しいただけます。あまり電圧を下げ過ぎると音が出なくなりますので注意してください。

コントロールは、Presence、Gain、Vol 4、Rangeの4つ。ちなみに”Vol 4”とはブラック・サバスのアルバムタイトルです。

 

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Catalinbread Sabbra Cadabra (Sabbath in a Box):

Catalinbread Sabbra Cadabra (Sabbath in a Box)

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音の潰れ方がまさにトニー・アイオミです。

FULLTONE RANGER

FULLTONE RANGER

FULLTONE RANGERは、Rangemasterを再現したペダルで、初期と後期のRangemasterのモードを含めた6種類のブーストモードを中央のノブで選択可能です。

6種類のサウンドが楽しめるFULLTONE / RANGER

  1. FULL:
    フルレンジブーストサウンド
  2. LOW-MIDS:
    低音域を強調したサウンド
  3. MIDS:
    中音域を強調したサウンド
  4. RM-1:
    初期バージョンのRangemasterのような中低音域を強調したサウンド
  5. RM-2:
    後期バージョンのRangemasterのような高音域を強調したサウンド
  6. HIGHEST:
    より高音域を強調したサウンド。

通常モデルのスタンダードと、貴重なNOS(New Old Stock)ゲルマニウムトランジスターを使用したN.O.S OC-75も数量限定で発売中。

 

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official Fulltone Custom Shop RANGER demo with Michael Fuller:

official Fulltone Custom Shop RANGER demo with Michael Fuller

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ファズ/トレブルブースターはクリーンなアンプに使うと音が硬いので、アンプ側で少し歪ませた状態で使用すると柔らかなサウンドが得られます。

歪みはギターのボリュームでコントロールしましょう。

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TYCOBRAHE PARAPEDAL

TYCOBRAHE / PARAPEDAL

TYCOBRAHE ( タイコブレア ) PARAPEDALは、トニー・アイオミ愛用のワウです。こちらはChicago Iron製のコピーモデルで、本人も愛用しているようです。

驚異的な音質可変幅、ワウ・サウンドの変化に追随するフェイザー/シンセサイザーのようなサウンドニュアンスなど、その全てが今甦りました。

 

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Tycobrahe PARAPEDAL – vintage wah pedal ( effects pedal demo ):

Tycobrahe PARAPEDAL - vintage wah pedal ( effects pedal demo )

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アクセサリー

008のエレキギター弦

008のエレキギター弦

トニー・アイオミは、.008からの細めのセット弦を愛用しています。

中指と薬指の先端を板金工時代の事故で失っていることも関係しているのでしょうが、トミーは2弦にも.008の弦を張っています。

トニー・アイオミ・セット

  • レギュラーチューニング及び半音下げチューニング(D#).008p, .008p, .011p, .018w, .024w, .032w
  • 1音半下げチューニング(C#).009p, .010p, .012p, .020w, .032w, .042w

以下のように、トニーは欠損した指にサックをはめて演奏しています。

トニーは欠損した指にサックをはめて演奏しています。

 

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✅La Bella(ラベラ)から Tony Iommi シグネチャー弦も発売中です!!

La Bella Tony Iommiシグネチャー弦

 

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私もSGを愛用していますが、SGというギターは、1、2、3弦のプレーン弦はモサッとした音なので、意外と細い弦が合います(逆に巻き弦は太い弦張りたいですけど)。
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