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エリック・ジョンソン・ストラトキャスターの配線

ストラトキャスター,エリックジョンソン

エリック・ジョンソンの愛用するストラトキャスターの回路は少しだけ特殊になっており、リアPUにもトーンが効くようになっています(逆にセンターPUのトーンはバイパスされています)。

配線はハンダでちょこっと変更するだけで出来ますので興味のある方はやって見ると良いかも。

エリック・ジョンソン・ストラトキャスターの配線図


エリック・ジョンソン・ストラトキャスターの特徴

FENDER / ERIC JOHNSON 1954 Virginia Stratocaster

通常のストラトキャスターは、マスターボリューム、フロントトーン、ミドルトーンで、リアにトーンは噛んでいませんが、エリック・ジョンソン・ストラトキャスターはマスターボリューム、フロントトーン、リアトーンとなっていて、キンキンなリアピックアップの音を抑えることが出来るようになっています。

 

配線を1本つなぎ替えるだけなのでハンダを使ったことのある方なら誰でも簡単にエリック・ジョンソンになることが出来ます👍

 

それでは通常のストラトキャスターと、エリック・ジョンソンのストラトキャスターの回路の違いを見てみましょう。

 

一般的な3シングルコイルのストラトキャスターの配線図

ストラトキャスター配線図(サウンドハウスより):
ストラトキャスター配線図

FENDER ERIC JOHNSON 1954 Virginia Stratocasterの配線図

エリック・ジョンソン・ストラトキャスターの配線図
SM_0117442803_Eric_Johnson_Virginia_Stratocaster.pdf~より

赤丸で囲った部分に注目です。

中央がセンターピックアップに繋がっている端子ですが、そこをバイパスし、上のリアピックアップ用の端子が下側のトーンポットと接続されています。

 

このように配線を変更してあげるだけでエリック・ジョンソンのストラトキャスターと同じ配線になります。

エリック・ジョンソン・ストラトキャスターのコントロール

またエリック・ジョンソン・ストラトキャスターの通常モデルは3つのシングルコイルが搭載されていますが、2020年限定で発売された FENDER / ERIC JOHNSON 1954 Virginia StratocasterのリアピックアップにはDiMarzio HS-2というコイルを縦に積んだハムバッキング構造のピックアップが搭載されています。

ERIC JOHNSON 1954 Virginia Stratocasterとは、エリック・ジョンソンがかつて所有していた1954年製のストラトキャスターを復刻したもので、アルバム『 Tones』やCliffs Of Doverでおなじみの『 Ah Via Musicom』のレコーディングで使用されたものです。

ただし氏の場合はハムバッキング・ピックアップとしては使用せずに、トップコイル(シングルコイル)のみを使用していて、この回路図をみるとどのような配線になっているかがよく分かります

※ディマジオの場合、赤をホット、黒と白を繋ぎ、緑をコールドにすると通常のハムバッキングPU(直列/シリーズ)として動作しますが、エリック・ジョンソンの場合はトップコイルのみの使用なので黒、白、緑をコールドにしています。

コイル1 赤(+) 黒(-)
コイル2 白(+) 緑(-)

ディマジオのメーカーサイトの説明によりますと、HS-2は、ハムバッキングモードで使用する場合は従来のハムバッカーよりもクリーンでブライトな音質、 シングルコイルモードは非常に素晴らしいヴィンテージ・ピックアップのようなサウンドのするPUとのことで、エリック・ジョンソンの場合は後者を選択しているということですね。

DiMarzio HS-2 ( DP116 )

DIMARZIO HS-2 ( DP116 )

直流抵抗 23.72k
マグネット:アルニコ 5

 

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まとめ

エリック・ジョンソンのトーンの秘密が分かったような気がします。

 

ただし注意点もあって、トーンを絞ると耳に痛くないトーンがリアPUでも出せるようになりますが、トーンを絞ると出音が小さくなってしまうので、トーンを絞っていないフロントとリアとの音量差が発生してしまうためにピックアップの調整が重要になってきます。

 

しかもERIC JOHNSON 1954 Virginia Stratocasterに付いているコンデンサ(キャパシタ)は0.1μFというトーンの可変幅が広い(こもる)タイプ

 

エリック・ジョンソンの場合は、主にリアPU使用時にトーンを絞りますが、ファズを踏んでブーストしますので音量差の問題はありませんが、もし使用してみて音量差が気になる場合はピックアップの調整以外にも(オリジナルにこだわらずに)0.04μFまたは0.02μFのコンデンサに替えてみるのも良いと思います。

 

特に0.02μFのコンデンサは、こもりが少なく中域の立ち上がりが良いのでシングルコイルにも非常に合います👍

ただ、エリック・ジョンソン・サウンドの秘密は0.1μFのコンデンサでもあるので、こだわる方はそのままで、また、通常のシングルコイルを使用している方は、リアピックアップを本人同様のスタックタイプのDiMarzio HS-2に交換し、トップコイルコイルのみを使用した配線にしてみるのも良いかもしれません。

FENDER ERIC JOHNSON Stratocaster

FENDER ERIC JOHNSON Stratocaster

 

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Posted by Tsune